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後書きという名の台無し

もしかしたなら万が一、本編の雰囲気を気に入ってくださった方がいるかもしれません。

そんな方は回れ右ー! 後書きを読まないことをお勧めします。

 拙作を読んでくださり、ありがとうございます。

 あらすじにも書きました通り、この作品は私の知人の話を元にしております。

 本作の『英樹』のモデルとなった男性です。

 学生時代に彼から聞いた「恋愛哲学」は、私の恋愛に対する憧れや希望を壊すほど、身勝手なものでした。

 以下、要約した会話をまとめました。


『英樹』「女から恨まれないように別れるにはさ、女の方に罪悪感を持たせることが大事だね。大抵の別れ話だと、女は男を悪者にして被害者ぶるから面倒だし、絶対周りに言いふらすから次の相手探す時に大変なんだよ」


 治那「いや、そもそも別れないでちゃんとお付き合いを続ければいいんじゃないの?」


『英樹』「なんで厭きた女といつまでも付き合う必要があるんだよ。お前だって服とか新しくするだろう」


 治那「恋人をモノ扱いするのはどうかと思うんだけど」


『英樹』「じゃあ、ペットだ。厭きたらすぐに捨てるだろ」


 治那「厭きたって、完全に『英樹』の一方的な理由じゃない。だったらカノジョに罪悪感なんて持たせないですっぱり嫌われてやりなよ。それがせめてもの礼儀じゃないの?」


『英樹』「何言ってんだよ。罪悪感持たせておけば、ほとぼりが冷めた時に誘ったら成功する確率高いんだぞ。これも一種のキープかな」


 治那「お前、最低だ」



 だいたい、このような会話を交わしまして、また今作では不快にしかならない場面のため、極力描写を省きましたが、『英樹』が女性を自分の思うように誘導するさまは、詐欺師もかくやというくらいに成功していました。

 男性不信になるとか、恋愛できなくなるとかのトラウマにはならずに済みましたが、意外にも創作物の恋愛に対して過剰に反応するようになってしまいました。

 作品名は伏せますが、私が学生当時とても人気のあった少女漫画がありまして、人気者の男性キャラがヒロインにべた惚れしているストーリーが大好きでした。

 ただ、人気作によくある番外編を読んだときに、男性キャラへの好感が無くなってしまいました。

 来る者拒まず、去る者追わずの典型的なモテ男で、作中に出てくる発言が『英樹』の恋愛観と重なる部分が多々ありまして、もう本編を楽しめなくなるほどショックでした。

 それ以後も、不誠実な印象を与えるキャラクターに対しては好感も共感も持てなくなり、特に復縁ものに関しては最初に読んだ作品が合わなかったのか(ハーレ○インでした)ジャンル自体に拒否反応を示してしまいます。


 そして、ここからが自分でもよくわからないのですが、不誠実キャラが登場する作品自体は嫌いではないのです。

 ヒロインや他のキャラクターが、不誠実キャラを嫌ったり、責めたりする展開はスカッとするので大好きです(笑)。

 ただ、ヒロインの相手が不誠実キャラだと「え~」となってしまいます。

 長々と自分のことを書いてしまいましたが、要するに私は不誠実キャラをきっぱり捨てるヒロインが大好き! ということです。

 この作品をひな形にして、これからも不誠実キャラを切り捨てるヒロインの物語を書いていきたいと思います。

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