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File4―19 怪力強盗と血色の悪魔 〜悪意は再び動き出す〜

ブクマや感想やレビューなど、よければぜひよろしくお願いします!

 〜レフト・ジョーカー〜


 あれから長い時間が経った。

 今は午後の四時くらいだろうか?

 だが、むしろ気を張るのはここからだろう。悪党は大抵暴れるのに夜を選ぶ。事実怪盗ダッシュや二ュエルだって、昨日暗くなってから襲来した。

 そう考えながら歩くうちに、俺はふと思い出した。


「……あ。その前にリナリアの部屋にでも行くか」


 昨日、リナリアにまた明日と言って別れたのだった。すっぽかしたら何されるかわかったもんじゃない。

 俺は急いでリナリアの部屋の前まで走った。

 ……しかし。


「お前、あの探偵か。何の用だ」

「ここから先はリナリアお嬢様の部屋だ」


 ……警護の憲兵が、俺の邪魔をした。昨日は天井ぶっ壊して入ったからなぁ……考えてみれば当たり前だが、正攻法で行こうとすれば警護に止められるのは当たり前だ。

 ちなみにリナリアと俺が友達になった旨は伝えたのだが、信じてもらえなかった。


「頼むよ通してくれよ……リナリアのサディストぶりは知ってるだろ? 約束すっぽかしたらどうなることか」


 俺は頭を下げてそう懇願した。

 しかし、憲兵共の答えは変わらない。


「確かにリナリアお嬢様は鬼畜サディストであるが、通す訳にはいかん!」

「ああ! リナリア様のワガママ暴虐サディストには我々も散々な目にあってきたが、だからと言って通せぬ!」

「そうだそうだ! リナリア王女のうんざりするほどの傍若無人サディストには何度も手を焼かされたが、はいそうですかと通すわけにはいかない!」


「……俺はサディストだけしか言ってねぇからな。鬼畜とかうんざりとかお前らは色々言ってたけど、俺はサディストだけしか言ってねぇからな」


「「「はっ、しまった!」」」


「……憲兵ってアホなのか」


 俺は呆れて肩をすくめた。

 だが、そんな俺の頭に軽く手刀が振り下ろされた。


「んなわけねーだろ劣化版」


 ……ヤツだ。

 俺は手刀のせいでズレてしまったソフト帽を被り直しながら、クソ憲兵を睨みつけ、吠えた。


「またお前か!」


「おう。また俺だ」


 うちわを扇ぎながらヤツはひょうひょうと言ってのける。

 この野郎……腹立つ……。

 何が一番ムカつくって、さっきまで俺を阻んでいた憲兵全員がコイツが来た途端にキリッと綺麗な敬礼をキメた所だ。こんな奴にそこまで人望があるのか。畜生。


「こんな所で何してんだよ」


 俺はぶっきらぼうにそう吐き捨てた。

 ヤツはその質問には答えず、逆に質問で返してきた。


「お前こそ何してんだこんな所で。昨日お前に俺が言ったこと、覚えてんだろーな」


 ヤツは冷めた目で俺を睨みつけてくる。

 俺はソフト帽を深く被り、そしてソフト帽のつば越しにヤツを睨み返した。


「忘れた」


「ならもう一度言ってやろうか」


「何度言おうと忘れるぜ。俺は“()()()”だからな」


「……お前」


「そうだ。俺は探偵れっかばんだ。けどな。()()()()()()()()()()()()()()()()()()


 俺は強い語気で言い返す。昨日、セルベールに言われた言葉を灯して。

 ヤツはギリッと歯を噛み締め、睨みつけてきた。


「……そんなもの、ねぇよ」


「いいや、ある」


「ねぇ」


「ある!」


「――ねぇっつってんだからねぇんだよ!!!」


 ――ほんの一瞬。ヤツはうちわを扇ぐ手を止めて、俺にそう叫んだ。

 それはどこか悲痛な響きを伴っていて……ヤツは再びうちわを扇いで、普段通りのロートーンで続けた。


「……お前らのやることも全て俺がやってやる。劣化版のお前が出来ることは俺だって出来るんだ。だからお前らは平和な世界で暮らしてろ」


 そこまで言うと、ヤツは他の憲兵達に何かを囁いた。

 それを聞いた憲兵達は揃って俺に道を開ける。

 ヤツはその道を親指で指し示してぶっきらぼうに吐き捨てた。


「行けよ。特別に許可してやる」


「……サンキュ」


 俺は廊下を駆け出した。

 ヤツとすれ違う直前、ヤツの瞳を覗き込んだ。……それは、とても冷たい目。いや、冷たいも何も無い……ただただ、そこには空虚な“無”があるのみだった。

 俺はそんなヤツの前から早く逃れたくて、走る速度を限界まで上げたのだった。



 ****



「……ぜぇ、ぜぇ」


 ……走る速度上げすぎた。

 心臓バクバク汗ダラダラ。息も絶え絶えだ。

 あんなにスピード上げなくてもよかったな……。


「はぁ……ぜぇ……まぁ、でも……辿り着けたし、いいか……」


 目の前にはリナリアの部屋の扉がある。……でけぇな。

 俺は扉に手をかけ――ようとした所を、誰かに掴まれた。


「……やぁ。昨夜ぶりだな、探偵殿」


 ……俺の手首が、強く強く握りしめられる。

 そこにいたのは、燕尾服を纏う高身長の執事……昨日リナリアに縛られてベランダに放置されていた、確か『タレイア』さんだ。


「……はい。どうも」


 俺は当たり障りのない返事をする。

 俺の記憶が正しければ、この人は昨夜自由の身であったならば俺を三回は蹴り殺していたらしい。そんな人に俺は今手首を掴まれている。……これ、結構絶体絶命だ。


「何も取って食おうというわけではない」


「蹴って殺そうとはしてるでしょ」


「それは昨夜の話だ。少なくとも今の私はキミに敵対心は持っていない」


 そう言うとタレイアさんは俺の手首から手を離した。

 ……俺を止めに来たと思っていたが、この様子だと違うようだ。なら、何のご用件だろうか。


「……今、リナリアお嬢様は昼寝の最中だ。後少しで目覚めるだろうから、それまでキミと話をしたい」


「……わかりました」


「……起こさないようにな。起こすと……わかるな」


「俺達二人共酷い目に遭う」


「正解」


 俺達は握手を交わすと、その場に座り込んだ。

 そしてヒソヒソと話し始める。


「天井は私が直しておいた。もう二度とこんなことは無いように」


「はい。すみませんでした……」


 これ……このまま説教かな、とか思っていたら。


「……礼を言う」


 ……予想外だった。

 どういう事だろう?


「な、何に対しての礼ですか」


「無論。リナリアお嬢様の心を開き、友人となってくれた事へのだ」


 そう言うとタレイアさんは目を伏せた。

 窓から差し込む西日が、雲に隠されて俺達の座る廊下を薄暗くする。


「……お嬢様は、引きこもってからは私以外の誰にも心を開かなかった。……国王陛下やアフロディーテ様、セルベール様やアリア様にもだ」


「……どうして、家族にまで」


「これは私見だからあまりアテにはしないでくれ。……『家族だから』じゃないかと思う」


「どういう事ですか」


「家族だから、逆に伝えにくい事……キミにもあるだろう。昨夜のキミの言動からして、キミはかなり多感そうだしな」


「……俺は何事にも心を動かさないハードボイルドな男ですよ」


「それをセルベール様の前でもう一度言ってみるといい」


「……ホントだし。嘘じゃねーもん……」


「こんなので落ち込むとは、やっぱり多感じゃないか」


 ぐぬぬ……俺はどんな時でも冷静沈着、ソフト帽のつば越しに世界を見つめるハードボイルドなナイスガイだと言うのに……。

 俺は咳払いし、場を取り直す。

 タレイアさんは少しだけ力の緩んだ唇を震わせた。


「……リナリアお嬢様はかなりプライドが高い。だから、何も出来ない自分が許せず……他人はもちろん、親しければ親しい人程自分を見られたくなかったのだと思う。本当にあの方はプライドが高いからな」


 言葉の節々に、長年リナリアに連れ添った苦労が透けて見えた。

 この人、かなり苦労人だよなぁ……。

 俺は同情心を禁じ得ない。


「ずっと、あの方はご自分の部屋とりかごに囚われていたんだ。誰にも破れず……自分からも破ろうとしない、そんな鳥籠だ。だが……昨夜、キミがこの部屋の天井を崩落させ、無理やりリナリアお嬢様の鳥籠を破壊してくれた……。確かに昨夜の出来事は偶然なのかもしれない。それでも、私はあの方の扉を再び開いてくれたキミに感謝を伝えたかった」


 ……なんかこそばゆい。

 タレイアさんは昨日の蹴り殺すぞオーラを完全に消し、感謝の気持ちを俺に真っ直ぐに伝えていた。

 ……その気持ち、ありがたく受け取っておこう。


「俺的には昨夜の事は、ただ単に友達増えてラッキーくらいにしか捉えてませんよ。だからそんな大袈裟にしないでください」


「……ふっ。キミが言うなら、そうしよう。もしかしたら、キミとリナリアお嬢様が出会うのは運命だったのかもな」


「いやだから大袈裟な……」


「……キミといる事で、あの方の世界への憎しみが薄れるといいのだが」


 タレイアさんが話を区切った、その時に部屋の中から可愛らしいあくびの音が聞こえてきた。

 リナリアのものだろう。

 気づけば、雲に遮られていた西日は再び明るさを取り戻し、廊下を照らしていた。


「どうやらお目覚めになったようだ。身なりを整えてくるから、少しだけこの扉の前で待っていてくれ」


「了解」


 俺は壁に背中を預け、窓の外に広がる段々と茜色に染まり始めた空を眺めていた。



 ****



 リナリアはベッドの中心に鎮座していた。

 俺が軽く手を上げると、リナリアはすっと瞳を細めて睨みつけてきた。ご機嫌ななめでいらっしゃる……?


「遅かったわねレフト」


 ……タレイアさんの方を見る。

 彼のジェスチャーと視線が俺に強く告げてきた。

 ――“上手いことやり過ごせ”と。

 俺は頬を引き攣らせながら、再び視線をリナリアに戻した。


「色々と立て込んでてな、悪い」


「許さない」


「えっ」


「冗談よ。そんなにビクビクしなくてもいいでしょ?」


「お前が言うと冗談に聞こえねーんだよ……」


 俺はため息を吐いた。

 ……これで、リナリアのご機嫌ななめをやり過ごせただろうか。

 タレイアさんの方を見ると、手で大きな丸を作っていた。どうやらやり過ごしに成功したようだ。

 リナリアがベッドの上を這い、こちらににじり寄ってきた。……四足歩行みたいな姿勢だから、昨日顔を埋めてしまった谷間が見える。俺はなるべくそこを見ないように努めた。


「ねぇレフト。貴方、探偵なんでしょう?」


「まぁな。昨日話した通り」


「今までどんな依頼受けてきたのかしら?」


「興味ある?」


「興味ある」


「じゃあ、ド派手なやつを話してやるよ。……けど、そろそろまた怪盗とかが襲来してくるかもしれないから、途中で切り上げるかも」


「そうなったらまた明日にでも続きを聞かせてくれればいいわ。これ、王女命令ね? 破ったら……わかる?」


「すっげぇよくわかる」


「よろしい。それじゃ、話しなさい」


 ……改めて思う。本当に、王女様リナリアと友達になったんだなぁ。

 それと同時に、タレイアさんの言葉が脳裏に去来した。


 ――……キミといる事で、あの方の世界への憎しみが薄れるといいのだが――


 ……やってみよう。いつか、リナリアの憎しみを晴らして、再び外の世界に向き合えるように。

 そのために俺の出来ること……それはやはり、外の話をすることだろうか。そこまで考えた俺は、今までで一番スリリングだった事件を話し始めたのだった。


「……そう。アレは数年前、俺が初めて探偵として一人で依頼を受けた時……」



 ****



 〜怪盗ダッシュが潜伏中のとある倉庫〜


「……ふぅ。首の痛みもなおえた……“治癒”したかな」


 怪盗ダッシュは首をぐるりと回した。痛みはない。快調だった。

 ダッシュは日が差し込み明るくなった倉庫の荷の中から、真っ赤に熟したリンゴを手に取った。


「うん。うめぇ。フルーツばっかだと、肉食いたくなるけどな」


 リンゴを芯ごと噛み砕きながら、ダッシュは笑う。

 そんな彼の瞳には、再戦の炎が燃えていた。


「今夜……行けるか。今度こそお宝、頂くぜ」


 ダッシュは再びリンゴを手に取り、それを握力だけで握り潰した。果汁が飛び散り、辺りにはリンゴの欠片が転がった。



 ****



 〜二ュエル・ボルゴス〜


 どこかの洞穴の中。ウィンニュイの影ワープの先がたまたまココだっただけで、特にこの場所が特別という訳では無い。

 そんなどうでもいい洞穴の中に、鎖が軋む音が響いていた。

 すると、ウィンニュイがこちらへ振り向き、睨んできた。


「……二ュエル」


「なんだよウィンニュイ」


「物凄く鬱陶しい」


 ……ウィンニュイのイラつきの原因はやはりコレだろう。

 俺が今チャラチャラ鳴らしている鎖。この洞穴に落ちていたものだ。

 あの探偵への殺意が止まらない。だから、それの憂さ晴らしをするようにこの鎖をチャンチャラチャンチャラぶん回していたのだが……それがウィンニュイにとって気に障るらしい。


「いいじゃんか。殺意が止まんねぇんだ」


「だったら鎖なんて振り回してないで何か殺したらどうです」


 ウィンニュイは呆れたようにそう言った。

 しかし。この洞穴には……


「だってこの洞穴何の生き物もいねーんだもん」


 せめてキツネとかウサギとかいればと思ったのだが、全く生き物の気配がない。

 クソ……やっぱり殺しというのは、溢れる血潮が醍醐味だろう。イライラしてきた。

 貧乏ゆすりを始めた俺に、ウィンニュイが提案してきた。


「二ュエル。ほら、そこにアリさんがいますよ。綺麗に行列してます。踏み殺してみてはどうですか」


「俺は五歳児か! いくら俺が殺したがりでも、アリの虐殺なんてみみっちい事はしねぇよ!」


「でしたら落ち葉の裏にテントウムシが……」


「だから俺をガキ扱いすんなや!」


 俺はウィンニュイに叫んだ。

 全く……小さな虫なんて殺しても全くスッキリしねぇよ。そんなの殺して喜ぶのはガキだけだろ。

 そんな俺にウィンニュイはため息を吐いた。


「本質的には悪ガキと変わらないでしょう」


「全然違ぇよ! 俺の殺しはなっ、もっとこう、高尚なんだよ!」


「殺しに高いも安いもないでしょう」


「わかってねぇなウィンニュイ。本当にわかってねぇ」


「でしたら、二ュエルの殺しと一般的な殺しの、何がどう違うのですか?」


「……それは、ほら、お前。えっと……うん。こう……ギュイーンってソウルがシャウトしてる感じ、するだろ」


「………………………………は?」


「あーもういいんだよ別に! お前にはわかんねーような高みな部分で明らかに確かに明確に違うんだよ!」


 俺は壁面をドンドンと殴りつけた。

 パラパラと砂埃が落ちてくる。

 ウィンニュイは岩に腰掛け、俺を指さした。


「もう少しだけお待ちください。日が落ちたら、再び探偵達に仕掛けましょう」


 そう言って、ウィンニュイはニコリと微笑んだ。

 俺はその表情から目を逸らし、後頭部を掻きながら洞穴の外を眺めた。


「……そうだな。早く日ィ落ちねぇかな」


「大丈夫ですよ。落ちない日はありませんから」


「……そうだなぁ。やって来ない夜は無い。あの探偵共も、その事はよーくわかってるだろうさ」


 決ーめた。あの王城を、今度こそアイツの血で染めてやろう。

 俺はどかりとその場に座り込み、その碧眼でオレンジ色の太陽を睨みつけるのだった。


「……吸血族が太陽の光をそんなに浴びると、弱りますよ」


「ウィンニュイお前野暮だな! 今カッコつけてた所だろーが!」


「ハイハイ二ュエル超カッコイイです」


「あーもう俺が悪かったよ……」



 ****



【小話】〜リナリア様の無茶振りシリーズ③〜


「ねぇレフト。探偵業って疲れないの?」


「探偵業って結構全身使うから、意外と身体中こるんだよな」


「あー、執事業も結構こりますね」


「急に話に入ってきたわねタレイア。まぁ、丁度いいわ。試したい事があったし。二人共、ちょっとこれを見てくれる?」


「これは……椅子? ……椅子にしては色んな機械がついてるな」


「……何やら物騒な形の椅子ですね。手錠とか付いてますし」


「ただのマッサージチェアよ」


「いや俺の知ってるマッサージチェアってこんな処刑器具みたいな見た目してねぇよ!?」


「完全に電気椅子ですよねコレ……お嬢様はどこでこんなものを」


「作ったのよ」


「「作った!?」」


「引きこもりの有り余った時間と技術力を舐めないで欲しいわね」


「それは褒められたもんなのか……?」


「探偵殿。褒めておいた方がよろしいかと」


「ほら、いいから早くこの電気椅子マッサージチェアに座りなさい。電流を流すマッサージもあると聞くわ、それと同じようなもんよ。どっちでもいいから、早く」


「……俺はやだよ」


「私だって嫌ですよ」


「ジャンケンしなさい。はい、出っさないと負っけよ♪ 最初はグー! ジャーンケーンポン!」


「えっ、ちょっ」

「いきなり急に」


「結果は……タレイアの負けね。タレイア。座りなさい」


「……探偵殿。リナリアお嬢様と付き合うという事は――こういう事です……!」


「たっ、タレイアさーん!? 戦地に赴く兵士のような決死の形相で電気椅子に座っていった!」


「探偵殿、骨は、拾ってくださいよ……!」


「まっ、任されました……!」


「よし、座ったわね。拘束も完璧。はいそれじゃスイッチオン! 大丈夫よ、タレイアは神の使いだもの!」


「うっ――ぎゃああああああああああああああああ!?」


「ひぃぃっ、タレイアさぁん!?」


「ハイ終了。どう、タレイア?」


「……おや。心無しか体が軽くなったような」


「だから言ったでしょ? 電気椅子マッサージチェアって。ちゃんと電流の強さは調節してあるわ」


「良かったですね、タレイアさん!」


「何、他人事みたいに言ってるの? 次はあなたよ、レフト」


「えっ、ちょっ……俺も!?」


「探偵殿……諦めなさい。リナリアお嬢様と付き合うという事は、こういう事です……!」


「ちょっと待って俺ビリビリすんのやだ――」


「拘束完了。スイッチオン!」


 ――そして、レフトの絶叫が響き渡った――

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