表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

12/19

第十二話だ!!俺様復活だ!!

よっす!!俺だ!凜だ!どうしてこんな女っぽい名前にしちゃったのかって親に聞くと「凜が生まれる前に男でも女でも似合うように付けたのよ」って返された木霊凜だ!!子供に名付けるときはちゃんと性別確認しような!!じゃないとうっかり男の子に女の子っぽい名前にすると、おままごとやる時に娘かお嫁さん役やらされちゃうからな!!コンプレックスになるぜ!!


んでだ。変な女の趣味で女の子になってしまったけど、俺フッカーツッ!!何が悲しくて女とヤレなくなったのかわからんけど、取り合えず生涯独身に決めたぜ!!


まあ、下らないことはともかく、俺の今後を紹介するぜ!


まずは生活面だ。これには問題ない。一応復活料とかなんとかあるんじゃないかと聞くと、そういうものはないからって安心したぜ!なんかものすごく希少な媒体を使って俺を甦らせたら、その分の代金も払わされんじゃね?ってハラハラしたぜ!


だけど簡単に出来るようなことでもないらしいぜ。条件がすげーシビアで、材料はそう高くないものの、細かな調整は本当に難しくて、俺の復活が成功したのは本当にただ運がよかったらしいぜ!!ラッキーボーイでよかったわ!!今はガールだけどな!!


話が少し脱線したから戻すぜ。


どうやらこれからも俺を学校に通わせてくれるらしいぜ。どうしようもないとは言ったけど、望むならば生活を全面サポートしてくれるってニドラ姉さんの上司的な人が言っていたらしいぜ。助かったわ、これで一回死んだのにただ働きとか、一文無しで放り出される心配はなくなった。良かったな俺!!


金銭的にも何か出資してくれるらしいぜ。月に30万らしい。多い?ないない、そんなことない。


考えてみろよ。俺ってば一回死んだんだぜ?学生だけど一応公務員みたいなもんだし、賞恤金とかなんとかも出てもおかしくないぜ。んで、殉職や負傷した警官のお見舞金って1000万円以上らしいから、俺なんかお小遣いに過ぎないぜ。まあこの年では十分お金持ちな額だけどな!!


ああ、ずっともらえるわけじゃないぜ。一応月30万は高校卒業までで、その後は学費だけ無償ってことだ。返済する必要のない奨学金って感じだ。


それに俺が特別風紀委員会にいるころは月40万貰ってるしな。新卒リーマン超えてて笑いが止まらんぜ!!死の可能性ありって誓約書書かされたけどな!!


ちなみに特別風紀委員会って某とのあるシリーズに出てきそうな名前だが、ジャッジメントとかは呼ばないぜそのまま『とくべつふうきいいんかい』って読むんだぞ!よく覚えといてくれ!!決して作者があの作品の設定が便利そうだからパクッてるわけじゃないぞ!!


まあ、ともかくだ。蘇ってTSもしたけど、これからすることは勉強でまた一般人に戻れるってわけだ。これで「お前はもう秘密を知った」とか言われて裏社会で生きていかなけりゃ流石の俺もプレッシャーが重すぎて泣いちまうぜ!!ただでさえ今は涙腺緩くなってるしな!!


お金のこともついでに小金持ちになったし、次は俺の身分とか戸籍とか住所とか人間関係について説明するぜ。


まず、俺の身分は法的に死んだから蘇る手続き...とかはないから、別人になるらしい。戸籍も住所も書類では俺は死亡ってことになってた。


俺は中学までは親と実家で住んでいたが、今は寮暮らしだ。俺が死んでから寮の部屋にある荷物はまだ片付けてないらしい。というのもこうして俺が生きてるのを俺の親にも知らされてるらしい。


流石に死んだ我が子を二日後に勝手に蘇らせて親に教えないのはいくら何でも酷すぎるからな。


俺を蘇らせた技術が機密事項とか、そういうのはなくはないが、別に非法ではないので誰かに知られたところで問題はない。ただ流石に記者やメディアに言うのはダメと言われた。したら殺されるとかではなく、とんでもない金を払わされるってさ。


まあ、俺も今の両親が大好きだし尊敬してる人たちで、また会えるだけで十分だ。余計にいらんことをしてまた危ない橋を渡る羽目になるようなことはしない。親だってそうなはずだ。


ただ『木霊凜(男の俺)』は死んだということになってるので、戸籍は養子ということになる。俺は、息子(男の俺)を失って悲しんでる両親に、息子と同じ名前である(今の俺)を養子として迎えられる...って設定で、名前はそのまま木霊凜になる。


新しい名前を覚えなくていいし、何よりなれる気がしないからいいけど、うちの両親が可哀そうな人たちになってるのがいたたまれない。


因みに『木霊凜(今の俺)』は赤ん坊から捨て子で元は孤児院の院長の名字を使ってた。


ということで両親と離れ離れになる心配はなくなった。あとで近々両親がこっちに引っ越してくるらしい。今すぐ来れないのは(男の俺)の葬式をしてるからな。


さて、最後に人間関係、つまり両親以外に俺と知り合ってる人たちだ。これは俺が自分の独断と偏見で決めると既に両親に言った。


そもそも俺と知り合ってる人は限られてるし、本当に付き合いが深いのは高峰洋とその美少女ズだけ。なので俺の正体を明かすのはその人たちだけで十分と言った。


すぐに言っても面白くないから少しだけからかってネタバレにすることにしよう。


まあすぐしたくても出来ないけどな。何故なら、俺の前の携帯は戦闘でボロボロになった上で証拠品として警察署にあるからだ。すでに修復不可能な状態なので取りに行っても意味ないだろう。


あとは利用しているサービスの解除手続きと新しい名義での登録手続きだ。


とまあ、そんなこんなでまだまだ問題は山積みだがこれからも頑張ろう。


うん...頑張ろう。

というわけで後半少し感傷になった主人公でした。多分もっとうまく表現する方法があるけど、これが作者今の限界です(´;ω;`)ウゥゥ

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[良い点] 凛ちゃんお嫁さん役してたんだね!かわいいね! [一言] 作者ぁ!頑張れぇ!応援してるぞぉぉ!!
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ