???-P あるレポート/サマリー
―――― E Managing Systemよりクライアント。
ESCADOS第八次実験レポートNo.2978、全実験結果含む内容を送信中。
・・・・・・エラー。
受信側通信状況の不備と推定、
消耗しつつあるEMS側記憶容量温存のため抽出した要旨のみを保存しレポートNo.2979送信時に追記しての送付を実施します。
以下、保存内容を出力
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ESCADOS第八次実験 経過年数2978年
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設定条件
使用サンプル:
サンプルHシリーズ(ベース:H0鼠、H1豚、H2牛、H3羊、H4馬、H5鹿、H6蝙蝠)
入力パラメータ:中央値±標準偏差(リファレンス(第七次)比)
善性度:▲20±2(▲5)
強度:+12±2(▲3)
増殖率:+9±1(+3)
種族数:7(+2)
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途中結果(リファレンス(第七次)比)
個体ごとのイベント発生数:+7.2%
イベント多様性:▲32.3%
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考察(現時点)
前回までイベント発生数および多様性増加に大きく寄与していた善性度低下をメインのパラメータとしての傾向観察を継続。
結果、イベント発生数には若干の増加が見られたもののそれ以上にイベント多様性は大きく低下。イベント発生数の増加も飽和気味であり、同パラメータによる結果向上効果は変曲点を超えたと推定。
次回第九次実験においては七、八次の中間点でパラメータを変化させイベント多様性を損なわない範囲での限界を抽出予定。
他パラメータによると思われる変化でも特に明確な向上効果はなし。第六、七次において多少の効果が上がっていた種族数増でもあまり変化が発生していない模様。
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備考
前回実験時におけるサンプルGシリーズ残滓(中でもG0(ベース:猿))の異常増殖により観察対象サンプル個体数が想定の約半数程度で停滞。尚、サンプリングには問題発生せず。
上記現象による副産物として、類似の力をもつ善性度の大きく異なる種が同時に同等数存在することによるイベント多様性の大幅な向上傾向が示唆されている。
→セレンディピティリザルトとして、次回以降実験にフィードバック予定。
現在次回対象サンプルとなるベースを探索中。
候補:象、鯱、河馬、熊・・・等、以下8種目標に選定を継続。
以上
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出力完
・・・多少のイレギュラーを孕みつつも、Experimental Station to Construct Automatic Dorama Offering Systemは概ね順調に稼働を続けています――――
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――それは、確かな一つの戦いの記録。
――矮小な人間達と狂った世界を巡り刻まれる、エスカドスの戦記。




