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魔術学園の最強黒板消し  作者: noah太郎
26/26

エピローグ


「……」


「……せ……い」


「…ん…」


「…先…せ…い…」


「…うぅ…」


「先生ってば!」


「うおっ!?」


「もう!何度も呼んでるのに起きないんだから!」


「…なんだ、渚か。」


「なんだじゃないよ!授業、もう始まる時間だよ!!」


「…え…あぁ…そうか、そんな時間か。」


「もう!でも…大丈夫?先生が寝過ごすなんて…疲れてるんじゃない?普段なら時間ぴったりに来るのに…」


「…すまんすまん。ちょっと疲れてんのかなぁ…でも、今はみんなの方が大変だろ?受験目前だからな!それに比べたら俺の疲労なんてミジンコレベルだろ!!」


「あっ…相変わらず語彙力は低いよね…先生って。」


「うるせっ!しかしなぁ…なんか夢を見てだんだよなぁ。現実とはかなりかけ離れた夢で面白かったんだけど…よく思い出せないんだよなぁ…」


「もう!シャキッとしてよね!私、先に行くから、先生も早く来てね!みんな待ってるんだから。」



渚はそういうと駆け出した。



「おう!すぐ準備していくよ!」



タケシはそんな渚に声をかけると、窓へと視線を向ける。


オレンジの鮮やかな夕陽が差し込む職員室。その窓からは、涼やかな風がカーテンを揺らしている。


タケシは、窓から見える夕陽を眺めながら、優しい笑顔を浮かべると、デスクの上にあった資料を手に取り、立ち上がった。


そして、そのまま職員室を後にする。




誰もいなくなった職員室。


窓から吹き込む柔らかな風が、タケシのデスクを優しく撫でていく。

パラパラと音を立てる一冊の本の横には、タケシがいつも身につけているチョーク型のネックレスが置かれている。


そして、その横には緑色に煌めく小さな石が、寄り添うように佇んでいるのであった。

これでいったん、お話は終わりです。

ご愛読いただき、ありがとうございました!

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