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己が道を

先ず、鰹頭を落とす。


尻から刃を入れ内蔵を取り出す、内蔵は塩辛にしようか悩んだが、試しに作って見る事に、後で洗うように適当に塩水を貯めたタライに入れておく。


カツオのヘソ(心臓)だけ駄菓子屋おでんの具にするように別の手桶に保存する。

静岡の駄菓子屋おでん旨いですよ?

昔からの駄菓子屋にあるんだけど、普通のおでんと違い容器の中に直接鰹節ぶち込んであるからツユは茶色というよりむしろ黒い。ドロドロのペースト状なそいつは一年中火を通されてるんだわ。

ただね、知ってる駄菓子屋さんでGなる生命体がおでん鍋の中で浮いていた。


それを指摘したら店のおばちゃん慌てず騒がずオタマで排除した。


駄菓子屋おそるべし。


コンビニおでんみたいにツユは飲めないからツユダクとかは有り得ないけどね。

青海苔と鰹節ができたら内緒で作ってみようかと思う。でも大根がないから物足りないかな?


…雑草の根っこで代用品にならんか試してみよう。うん。


さて、背骨に沿って刃を入れてボリボリ音を立てながら三枚に下ろします。



「きゅーい♪」


幼人魚が、健の足にしがみついて立ち上がろう(?)としている。

まさか隠し子ということもないだろうから見ず知らずの幼女を手名付けた健、情状酌量の余地はどこにもない、コイツは〇〇が好きな人だったんだ哀しいが諦めよう。とりあえずで鰹節作り始めてしまったから後で健の話を聞いてみようか。…いや、やっぱりやめよう親友の闇には触れたくない。


「…なぁ、話だけでも」


よ る な さ わ る な


雅「真一さんっ!なんで髪の毛が威嚇してるんですかっ!?」


真「メデューサ…」


黒い瞳に想いを乗せて健を睨んでいたら、外野席から声がする失礼な誰も石に出来んわ。


そんな事考えてたら雅美ちゃんが後ろから羽交い締めにしてきた。


「影丞さんほんとに落ち着きましょうっ!」



「そうだね。影ちゃん雅美ちゃんの言うとおりだよだからその包丁を俺に渡して?」


どうせ今から解体しなきゃならないからと思いながら真ちゃんにニッコリ笑って振り向く。


「ひっ」って悲鳴が上がる。包丁を持ち歩くのはそんなに危険かね?


いつもは仮面の下にあるから分かりにくい難いんだろうけど、割と普段から似たような事考えてたりするよ?


「きゅーい」



「…水着に着替えて遊びに行きましょう」


「オレ泳げないのに?」


「そのままほっといても明日にはきっと削り・・が出来てるに決まってますから遊びましょう」



って…なんかいらんフラグを立てよったぞこのっ!?


煮蒸しと骨抜きと燻す工程をすっ飛ばすとかやめてくれ(汗)

でも最後のカビさせるがわかんねぇ。納豆菌でもつけとくか?



「ほら見て南国2〇号だよー。一緒にのらないか?」



そう言ってダッチなんたらを膨らませてみせる真ちゃん。

いや、しかしだな。


        乙 

      女 

    の 

  前

 って

の!


やるなよ、真ちゃんも捨て身が入ってはおらんか?


でも二人とも作業の邪魔をするならどっか往っててくんないかな。


「そうだ、真ちゃんに小遣いあげるからマリーさんとこ行かないか?」


破裂(夢〇)した物は洗いたくないから惜しくないぞ?


「うん、まぁそれは…っいや、そんな気遣いいらないよ!?」


躊躇しよったな?まぁいいや、雅美ちゃんにもちょっと手伝ってもらって厨房の支度をしちゃおうか。」


「何をしたらいいんですか?」


「いやね。厨房は捌いたり鉛節作ったりするのに使っちゃってるからどっかに厨房から作らないとお昼ご飯食べれないと思うんだ。

だから大きめの竈を作る土を集めて来てもらえないかな?」


「天使みたいな顔でどこまで行けとっ!?」


天使だなんて大げさな、この辺りは砂ばかりしかないし、どんぶり以来土を補充してないからまずソコからになるんだわ。


すまんね、二人にまかせたよ。

真ちゃんが「鬼か!」だって☆てへぺろ☆


しかし、雅美ちゃんが石をあつめて飯ごうに使うような竈を作ってくれたのでそちらは回避された。


さすがに旅慣れてるね。


その間に全部の魚を裁き終わり、今度は巨大な鍋が必要になるね寸胴でもまだ小さい。


water、いいのがあるじゃないか。


「真ちゃんここにお風呂支度してきて貰っていい?」


「…風呂を?」


訝しげにしながらも五右衛門風呂セットを真ちゃんが配置してくれた。

その間に骨抜きを…いや、全然取れんから蒸してからにしよう。


「支度出来たから先に入ってもいいよ。作業中に風呂だなんてそんなに生臭いのが気になった?」確かに部屋の中は生臭いけどね。


「じゃあ、鰹をお願いします」

鰹節の入ったタライを真ちゃんに手渡す。


「鰹?この後どうしたらいい?」


「お風呂までお願いします」



「風呂?お風呂は今から影丞がはいるんじゃ…」


「鰹を煮ようかなと…」


「やりたい事はわかった。でも鰹を煮るのにお風呂の釜を使うとか…いや、やってくるよ」


そうい言いながらバケツをお風呂に持っていってくれる真ちゃん。


納得したと言うより諦めたといった感じの反応だったのが少し気になりますな…。




韓国もキムチ漬けるのにお風呂使うって話もあるんたからいいんじゃないか?

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