はいアウト
宿屋までの帰り道今日は少し遠回りをすることにした。
バケツを提げて孤児院の前を通ってみたら、女神官さんと話をしていた気の良さそうな冒険者さんがそこにいたのでフードを外して笑顔で「こんにちは、いい天気ですね」と挨拶をしてみた。孤児院の前を通過したのはちょっとした悪戯心だったんだ。あれだ、友人の初デートを覗き見してニマニマしたい感覚とかそんな感じ。
それなりに打ち解けている感があったし、その場には子供たちもいたのでどのくらいの頻度できているのかさりげなく確認してから家路につく。
うん、本人にフラグを回収する気があるならかまわないでしょう。
今日釣れた鱒は蓮の葉でつつんで蒸して食べよう。
◇
さて、とうの昔に日は暮れたというのになんだか知らんが二人が帰ってこない。
一体なにがあった…といいたいたい所だけど、二人ともこの世界じゃ成人扱いだし心配する必要なんかないのか。
真一も健もたまに羽のばさにゃたまらんでしょ。
オレもつれてけーっ!!
おっといけないつい本音が。
遊びに行くったって女だと出入りできない店ばかり多すぎるんだよ異世界つまらん。
お茶会とかよぼうとしてくれる人がいないわけじゃないけど、女やってないから女の人に混じって話しても何だか興味もてないし。
ゲームも携帯もないような異世界にきたらなにしたらいいの?
あけましておめでとう




