ふりふり
お昼の鍋に入った内臓はそんなにたくさんなくて、葉野菜と腕の肉がメインになってた。
と大将が言うにはクマの内臓のなかに凄く苦い部分があって其処は昔から捨てるしかないんだそうな。
まとめてつけ込んだものの一部を除いてあの後埋めてしまったそうだ(汗
良薬口にニガしと言うし、もしかして~?かと思ったものの苦いものは旨くないから捨てるに任せました、この世界は魔法からまないと薬にならないってのが世間一般の常識みたいだし処理の仕方もしらないからいいよね?
PSクマの掌がそのまんまの状態で鍋の下から出て来て滅茶苦茶気焦った。
だってトマト系の鍋だったから色が…。
◇
「肩が寒いのですが…」
某運命的な種のロボットアニメのラスク(違います)様が着ていた形の露出する和装。それを黒をメインにふりふりを120増ししたらこんな服が出来るんではないだろうか。
「そう?よく似合ってるわ。」
なんでこんなデザインの服が存在するんだろう。
冒険者に始まり基本的に肌を曝す服はあまり普及していないし、街の中はカントイウイとかチュニックみたいな服が多い。
貴族だって昔ながらのフォーマルで清楚なドレスを好んで着ている。
まさかマリアンさんの私服の中からゴスロリ和服とか意味が分からん。
まぁ、着られればなんでも構いませんが誰に着せる予定だったんだろ、まさか旦那さんとの夜の戦闘服じゃないですよね…。
これからクッキーを焼くとなると小麦粉使うから絶対汚れるんだけどいいのかね?
「そうね、エプロンは大事よね。」
いそいそと衣装部屋に入ってゆくマリアンさん。
いえいえ、エプロン云々の問題じゃないっすよ。着飾ったって汚れるだけだから、もっと楽な服で作った方がよくないかなぁ?
「らんらんる~」
鼻歌まで歌い出してノリノリだよっ!?
「…疲れた。」
この服に決まるまでに、何着も着替えているので精神的に疲れちゃったよ。
「本当に、髪を結わえたりできたらよかったのだけど…。」
マリアンさんが残念そうにいうけどね、もしさわれてたら今頃丸刈りにしてるよ。
サラサラと重力を感じさせない俺の髪の毛は実体がなく触る事ができない。偽乳(胸パッド)ならぬ偽髪だ。
風揺らぐのではなく魔力とか気の揺らめきに躍りたまに長さが変わる謎仕様、もはや髪の毛というより、目視できるやる気パロメーターだよ。
多分これが今より長くなるか(メーターを振り切る)限界近くまで短くなって赤くなったり(レッドゾーン突入)したら超必殺技が使えるようになるに違いないね。
現に今はいつもより艶がなくくすんでいないようなきがしないでもない。
いまなら猛虎〇地勢くらいはなてるんじゃなかろうか。
「エースケこれなんかどう?」
衣装部屋から出てきたマリアンさんは極小の帽子やヒラヒラがついたカチューシャを手にしていた。
いくら小さくても和服に帽子はないと思う。
「あら~、やっぱり似合うわ。」
はしゃぐマリアンさんは十分若いしとても女性らしい感性の持ち主なんですが、なんだろうこのやるせなさは。
頭になにが乗っかろうがどんな服を来ていようが、アバターじゃないから確認で着ないんだよね。
せめて鏡があればみれるんだけど小さな手鏡しかない、鏡というより透明なガラスはかなり高価だからからねー。
でも、見なくても裾の長さがが中途半端でつんつるてんなのはわかってるんだ。
袴みたいなのも履いてるから本家みたいにミニスカ生足でないのが唯一の救いだ。
しかしこれみたいに肩だけが露出するのって結構恥ずかしいな。これならタンクトップ一丁のほうがまだ“こうだ”と割り切れる気がする。
その上にドレスハットとピンクのエプロンドレス。完成形が和風ゴスメイドってどんなセンスだ。
大将が「家も娘が出来たらきさせたい」だなんて言ってないで早く二人でお子さん作ってください( ̄人 ̄)
しかし、ある意味マリアンさんとオレは同族だったよ。
アバターなら360゜オールレンジでじっくり見てられたのに残念だ。
とりあえず、御菓子は人目に付かないで作ることが出来ました。




