工場
案内された工場区は近未来施設!?
そこで真央が急に将来の話を始めて・・・
これからどうなっちゃうの!?
◆参考
・スティラコサウルス
http://webzukan.uh-oh.jp/スティラコサウルス・アルベンテンシス
続いて案内された場所、工場区はまさに工場のような場所だった。
ベルトコンベアで何かが運ばれ、何かが作られ、どこかへ運ばれて行っている。
「補給については自給自足です!」
「野菜かよ・・・」
山の中にある研究所だ。
工場ぐらいあっても不思議ではない。
「整備についても自動化されてるので、特に問題はないです。」
「じゃあなんで弾入ってなかったんだ?」
自動化されてるなら入っていたはずだ。
「レットさんが出撃前に言ってくれなかったから?」
「なんでだよ!」
そんな事知るはずもない。
いや脳が破壊されるリスクのあった睡眠学習で知っていたかも知れないが。
「言っといてくれたら弾を入れるボタンをちゃんと押してました!」
「弾を入れるボタンを押し忘れたのかよ!」
つまりマオのケアレスミスという事か。
「すでに整備と補給は始めているので、明日には万全の状態で出撃出来ます。」
「それなら良いけど・・・」
まずは一安心だ。
「じゃあ調理や洗濯も自動化されてるのか?」
「え?そんなわけないじゃないですか。家事した事ない旦那さんですか?親元で常識ぐらい学んできてください。」
「そこまで言われにゃならんのか・・・」
ここまで自動化されてるなら、それぐらい自動化されてるのかと思っただけなのに。
「そこは当番制にしようかと思うんですが良いですか?」
「俺は大丈夫だ。」
「パンツは別にして洗ってよね!」
「いきなりなんだ!年頃の娘か!それなら問題あるわ!面倒くさいわ!」
「ご飯は母様の買い置きがあるので大丈夫だと思います。」
マオはツッコミをスルーして食事の話に移行する。
「買い置き?」
「はい。冷凍食品とかチルドとか・・・」
それは助かる。
料理は出来なくもなくはないが、人に食わせられるようなものではない。
「わたしの手料理食べたいですか?」
「いやなんでも良いよ。」
この際ぜいたくは言っていられない。
「なんでも良いが一番困るんだけど!」
「オカンか!そっちの判断に任せるって意味だよ!」
なぜ母親はなんでも良いにあそこまで怒るのか?そのくせ唐揚げやハンバーグと言うと面倒くさいというのか?
「ここを失うとわたし達は補給や整備が出来ません。」
「急にどうした?」
「なのでまずはこの場所を守っていこうと思います。」
現在の戦力を考える。
使えるのはスティラコス・アルバートのみ
「他に戦力ってあるのか?」
なのか分からない。
「えっと・・・レットさんを誘拐した時に使ったボーウイング8823が2機と」
「聞き捨てならねえ!」
「なんですか?」
「なんだ俺を誘拐した時に使ったボーウイング8823って!」
「え?」
「なんでそんな驚いた顔できんの!?」
「だって戦いの後、これまでの事は忘れようって言いましたよね?」
「・・・言ったな。」
「何か問題あります?」
むかつく。
だが言った事は言ったのだ。
「続きをどうぞ。」
「自動操縦のスティラコスが4機」
「意外と戦力充実してるんだな。」
「が製造予定でした。」
「予定!」
自動操縦のスティラコスはないという事だ。
「とりあえずそのボーウイング8823ってのはどんななんだ?」
さらわれた時に使われたようだが記憶にない。
「あれ?さらわれる時に見ませんでした?」
「これまでの事は忘れたよ。」
「忘れっぽいんですね。わたしの事も忘れてましたし。」
「そういう事じゃねえよ!」
だが本当になんで見てないんだろうか?
気が付いた時には目が覚めて、ベッドの上にいた。
記憶が飛んでいる?
「これがボーウイング8823です。」
そう言ってマオがスマホを渡す。
「これは・・・鳥?」
「ハヤブサ型偵察・強襲用ロボットです。」
「これは誰か乗ってんのか?」
「自動操縦です。マッハ5で急降下してターゲットを捕まえるので、人間が乗れるようなロボットじゃないです。」
「そうなのか・・・」
音速の5倍で襲ってくる鳥型ロボット・・・襲われた側は恐怖でしかないだろう。
「それに俺は襲われたのか?」
「これまでの事なので忘れました!」
「・・・」
苦々しく口が歪むが隠さない。
単にマッハ5の飛来物に気づかず、次の瞬間には気絶しただけのようだ。
「とにかく今はボーウイング8823で骸竜の拠点を捜索しています。」
「へえ。」
「拠点が判明してから、攻略を行いますので、それまでは防衛で行こうと思います。」
今後の方針としては生活しながら防衛。拠点が見つかったら拠点攻略。
分かりやすい方針だ。
「わかった。任せるよ。」
「では改めてよろしくお願いします!」
マオが手を出してきた。
「おう。」
色々不満もあるがその手を握る。
その手は小さく、どこにでもいる子供の手だった。




