悲鳴
研究所に響き渡る。
研究所にいるのは一人の男と女・・・
閉鎖された研究所に一組の男女、何も起きないはずもなく。
◆参考
・スティラコサウルス
http://webzukan.uh-oh.jp/スティラコサウルス・アルベンテンシス
「きゃあああああ!」
天満研究所に悲鳴が響く。
「そっちが叫ぶのおかしくないか!」
部屋に入ってきて悲鳴を上げたマオにパンイチのまま反論する。
「なんで・・・そんな姿なんですか!」
「部屋だからだよ!」
「部屋では露出してるんですか!?この・・・ヘンタイ!露出魔!未来のコート着用おじさん!」
「おじさんがコートを着るのは問題ないだろ!」
人間大事なのは中身だ。
「あと部屋に入るならノックぐらいしろ!」
そしたら服を着てから対応したのに。
「思春期の男子高校生ですか!」
「思春期の男子高校生なんだよ!」
現在は16才、骸竜がいなければ普通に高校に通っていたはずの高校生だ。
「とりあえずいったん出てってくれないか?」
「モラハラ離婚!?」
「結婚してねえよ!着替えるから出てけって言ってるの!」
マオが外に出たのを確認して服を着る。
「どうぞ!」
外にいるマオに声をかける。
「大丈夫ですよね?さっきので快感に目覚めてむしろ脱いでるとかないですよね?」
「ねえからさっさと入ってこい!」
くだらない事を言うマオに反論して入るように促す。
警戒しながらマオが入って来た。
「よかった・・・今度は服を着ていた・・・」
「普段から脱いでるみたいに言うな・・・」
「脱いでたじゃないですか!」
「事情があるんだよ!」
別に裸族ではない。
「他に服がねえんだよ!」
「・・・そういえば昨日今日と同じ服ですね。」
「これしかないからな。」
「ちゃんと準備してこなかったんですか?」
「いきなりマッハ5で飛んでくる鳥型ロボットに誘拐されたからな!」
着替えなんて準備する暇はなかった。
「じゃあ後で持ってきますね。」
「え?」
「え?」
あるのか?服。
「あ!変な事考えてるでしょう!」
「いや全く。」
「母様の服じゃないですよ!」
「マジで考えてねえよ!」
どこからそう言う発想になるのだろうか?
「父様の服ですからね!」
父様、マオの父親。
聞いた事はなかったが・・・聞いて良いのだろうか?
「父様は」
そんな視線に気が付いたのかマオが口を開いた。
「巨乳じゃないですよ?」
「父様は男だろうが!」
違ったようだ。
「あなたに父様と言われる筋合いはありません!」
「それ前に母様でもやってんだよ!」
これ以上聞いたら変な方向に行きそうだ。
「パジャマと普段着と・・・靴下とかってあるか?」
「あると思いますそれと・・・その・・・」
「うん?」
言い淀むマオ。
これまでの経験上ロクな事は言わないだろう。
「パンツは?」
ロクな事を言わないと思って申し訳ない。
「・・・場所を教えてくれたら俺が取りに行こうか?」
パンツはいる。
だが父親の下着棚を漁るのは嫌だろう。
「ヘンタイ!やっぱり父様も狙ってたんですね!」
「なんでだよ!気を使ったんだよ!父親のパンツ漁るの嫌かなと思って!」
「・・・お願いします!」
やっぱり嫌は嫌だったらしい。




