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第十四話 王都へ

悩みの種って、誰が蒔いているんでしょうね?

…多分、作者です。

翌日3人目の妻となったドーラ(銀ママ)と

金ママに黒ママ、父とエンつまり、家族で王都に行くことになった。

父『留守を頼むぞ、メレク』

《かしこまりましたワン》

各々支度を済ませると、徒歩で向かった。

銀ママと黒ママは飛べるけど、僕らは飛べないからね、仕方ないね。

家にポータルあればいいのに…有料だけど!

家を出て穀草地帯を抜けている途中、

『俺が王宮に行って王様に報告してる間に、色々街の中見て周ると良いぞ

 終わったらカードで連絡すっから』

アーク「前は商店街までしか行ってないけど、王都初めてだから楽しみ」

エン「魔法屋みたいなのある?」

『あるぞ、魔法に関するアイテムや本とか雑貨もある』

黒ママ〚私は冒険者組合の方に行って話を聞いて来ますわ。〛

ドーラ〚私は酒場に行って酒を…いえ、話聞いてきますね〛

この人…酒豪なのか・・・?

金ママ〚私は花屋さんに植木を買って来てもいいでしょうか?誰かさんが燃やしたみたいなので・・・〛

そうかあのエンが黒炎で燃やしたの…あの時の事根に持っているのだろうか、木だけに。

エンは口笛を吹いている。

「じゃあ金ママと、私とエンはお店屋さんとか周ってるね」

『わかった、各々用事が済んだら飯でも食って帰るか』

暫く道なりに進んで商業街に着いたところでそれぞれ分かれた。

王宮は街の一番奥に配置されている。

『んじゃちょっくら行ってくるわ』

〚私は冒険者組合のとこに、ドーラは酒場に行くんでしたね。では、ここで〛


王宮へ続く階段を登ると衛兵が敬礼をした。

《隊長!お疲れ様です!どちらへ行かれますでしょうか!》

『ヴァルドベルト閣下の所だ、今回の東の砦襲撃の件で相談がある』

《ハッ!》

と再度敬礼をされ見送られた。

エントランスを抜けて左右対になっている階段を上り廊下を進むと見知った女性に会った。

『これは、王女殿下ご機嫌麗しゅうございます』

[魅惑の男爵様程ではございませんわ、御機嫌よう。閣下に謁見するのでしたら、執務室でございます]

[ご丁寧にありがたく存じ上げます、そちらの方へ伺いますね。それでは御機嫌よう]

白のドレスを纏った風格のある王女だ、帝国皇太子との縁談が進んでいると聞いている。まぁ俗に言う政略結婚って奴だな。


執務室の前に着いた。

従者のセバスが扉の前に立っている。

セバス[団長様、閣下は中で書類を書いております。]

『時間を改めた方が良いか?』

奥から声が聞こえてきた。

【構わんぞ、入れ】

中に入ると書類の山に囲まれ、ペンを片手に頭を掻いている閣下が難しい顔をしながら座っていた。

【今回の砦の件であろう?】

『事後報告になりますが、その件でお耳に入れたい事が御座いまして伺いました。』

【あー。俺と二人だけの時はいつもの感じで構わんぞ昨日今日の中じゃあるまいし】

『そう言ってもらえると助かる、実はな…あの砦を襲撃した連中のドラゴンと結婚した。』

【はぁーーーっ???アレ女だったの?ていうかお前…相変わらずだなぁ…】

閣下と俺は士官学校時代の旧知の仲だ。

身分隔てなく、才能あるものにはチャンスを与える、そしてコイツは人を見抜く目がある。

誰をどこに配置するとかそういった才能が抜きん出ている。


【で、その結婚報告だけじゃないんだろ?】

『ああ、そのドラゴン、ドーラという名前なんだが闇クエストなるものを受注して、

 それで洗脳されたようなんだよ。なんでも短期間で高収入って触れ書きで

言葉巧みに利用されるらしい。』

【そのクエスト発注している黒幕を探せって訳か…王国の不穏分子は排除しないといけないな。】

『それでウチのエスメラルダにも冒険者組合で情報探らせている』

【やることが山積みで頭が痛くなってくるな。

 砦の守護ももっと強化した方が良いがいかんせん人手不足だ、

 しかし良く大きな被害も出さずに守り切ったな流石は我が友だ。】

『いや、俺らだけでは突破されてたかもしれん、途中で紅心王が戦ってくれた』

【なに!?あの拳神がか?この国に居たのか】

『圧倒的な強さだったが、彼らに期待するのはナンセンスだ。

 たまたま今回は運が良かっただけだ。』

【お前の運の良さは今に始まった事じゃないだろ?しかし、戦力として見ない方がいいな。

 やはり、兵の強化を…うーん…】

と、頭を抱え始めたのでこれ以上の問題ごとは無ければ良いのだが…

【闇クエストの件、こちらの方でも探らせる。取り敢えず頭痛くなってきたから横になるわ】

『すまんな、また分かり次第追って連絡する。ゆっくり休んでくれ』

扉を開くと、セバスが礼をした。

さて、俺の方の用事は済んだしあいつらのところへ向かうか。

※世界設定メモ

この世界には様々な組織が存在し、それぞれ独自の権限や縄張りを持っています。


・冒険者組合

・商人組合

・魔法学院(教育機関)

・錬金術師協会

・鍛冶師組合

・探偵・斥候組合

・奴隷商組合

・賭博・カジノ組合(マフィア・ヤクザ系)


今後の物語で少しずつ登場していきます。

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