合法ロリの困った姉貴 恐怖の痴漢電車 中編
それは、衝撃的な光景だった。
20代前半?のフェミニンで可愛い女の人がレイナちゃんの、お尻を撫で回してる。
ハァ〜〜??、思わず口がポカンと開いてしまう。この女の人が痴漢?
訳ワカメ。百合って云うかGLなのか知らないけど、ビアン?なんて初めて遭遇するので焦るワ。
ゆるふわのミディアムボブで白の小花柄ワンピを着た女の子は、レイナちゃんの身体を触りマクリながら、何やら仕切りに喋り掛けている。レイナちゃんは微動だにせず完全無視状態。
う〜ん、啞然として見るソレは、痴漢してる感じでは全く無く、女の子同士がスキンシップ多めに戯れ合ってる感じだ。
周りの乗客も、2人を見ても特に気にしている様子もなく平然としてる。
チラリとレイナちゃんが俺を見た。
アァ〜〜。苦手だ〜〜!!やっぱり行かないとイケないのか?想定外すぎて、このまま放っといて帰りたくなって来た。
仕方がない。
「レ、レイナちゃん、大丈夫?」
「お兄ちゃん!!!」
何か、芝居がかって大袈裟に胸に飛び込んできたゾ。
「玲奈、怖かった。早く抱き締めて下さい!」
嘘だ〜〜!! 余裕で無視してた癖に。周囲の乗客が注目してるし………恥ずかしいので、容赦なく引き剥がす。
取り残されたフェミニンガールは、ソノ少し垂れた大きな瞳に極冷気を宿らせ俺を睨み付けてきた。
「あなた、お姉様の何なんですか? ゴミ屑」
怖い。この女の子、可愛い容姿なのに地獄の底から聴こえてくる声で、恐ろしい言葉を語尾に付け加えてくる!!
「フフッ、私の彼氏です」
腕を絡ませたレイナちゃんが、隣でサラリと嘘を付く。
「違うし!従兄妹だから!貴方も、嫌がってる女の子に触ったり絡んでくるのは止めて貰えますか」
よ、よし。任務終了!!!周りの人の熱い注目が集まっている舞台から、早く逃げ出したい。
「プッ! クフフッ。 貴方みたいなイケてないノンケ 野郎が、お姉様と釣り合いが取れてると思っているのですか?」
レイナちゃんに腕を絡まれながらも、その場から立ち去ろうしてた俺にトドメの一撃の様なセリフが。面と向かって、可愛い女の子から毒をはかれると流石に落ち込みます。
調度、電車が駅に着いたので、口の悪い百合女から逃げるべく、一駅早いが降りてしまう。
「フン!やっぱり、あの牝女の溝落ちに膝を入れて、お兄様に対する口の聞き方を思い知らしめた方が良かったでしょうか?」
腕をガッチリと絡ませた武闘ッ娘レイナちゃんが恐ろしい事を言うのを聞き流しながら、駅のホームから階段へと歩く。
腕を組み、身体を密着させてくるので、ちょっと歩き難い。ひとりっ子だからなのか、昔から2人きりになると甘えてくるんだよな〜。
ん?
ふと、視線を感じ後ろを振り向くと、百合ッ娘が付いて来てた。
怖い!!!ストーカー化してる!! ウテナとかマリみて百合モノの美しいイメージが崩れていってしまう!
「………………………………」
2人と1人は睨み合いながら、それぞれの思惑を胸に秘め、人通りも疎らになった夜の街に無言で佇んでいた。
つづく




