第十四話 ノワールの初実戦
わーい、23時半だよー(血涙
この世界のお金!(目安)
銅貨(十円)
↓10枚
銀貨(百円)
↓10枚
金貨(千円)
↓10枚
銅札(一万円)
↓100枚
銀札(百万円)
↓100枚
金札(十億円)
以上!
()内はあくまで目安。
適当に作ったので後で修正絶対します(笑)
算数を間違えている可能性が微レ存
「よぉ、ランドル。久しぶりの旅人はどうだ?」
恐らく外の連中のリーダーなのだろう。
店の中に入ってきて老人に話しかけていた。
というか、
(さっき見たことあるような気がするんだが)
(多分屋台の親父さんだよクロ)
(そうだと思うー)
あぁ、そりゃ見たことあるな。
「やあ、ルルノフ。いいカモを連れてきてくれたね。
どうやらこのお客人は遡薬を作れるらしいのですよ」
「なに!?それが本当だったら俺たちはこれから遊んで暮らせるじゃねーか!」
二人で仲良く金の事を考えているのだろう。どこか上の空だった。
大丈夫だとは思うが一応確認しておくか。
「お考えの最中すみません。私の髪が何色に見えますか?」
「あぁ?何言ってんだお前さん。白色だろうがよ」
「で、お客人。その白色の髪がどうかしたというのですかな?」
「いえ、ちょっと恐怖で変な質問をしただけですよ」
二人は不思議そうな顔をしていたが、俺は無視した。
ん?ちょっとおかしくないか?
(くろとるーの色、白色に変えてってシロに言われたのー)
そうだったのか。理由は知らないが、色が変わっているなら問題はない。
さて、どうするかな。
(俺としては薬を鑑定しに来たと考えて特に何かするつもりはないんだが)
(ルーちゃん、ちょっとお願いがあるんだけど)
何故かちょっと怒っている様子でシロが物騒なことを言い出した。
(多分出来るよー)
俺はシロに怯えながら奴らに同情してしまうのだった。
ルルノフ「」
本当、楽な商売だぜ。
たまに来る旅人を捕まえて、持っているものを売るだけで簡単に金が手に入る。
久しぶりの獲物、白色の二人と一匹をチラリと見た。
恐らく兄妹とペットってところか。。
屋台で会った時は冒険者になりたてなのだろうと思ったが、まさか遡薬を作れるとはな。
こんな辺鄙な街に来たのが運のつきだな。
遡薬、小瓶一個でも恐らく100金札は下らないだろう。
そんな遡薬を大量生産出来るとしたら?
考えただけで顔がにやけてしまう。
恐らくランドルも同じことを考えているのだろう。
いつもは物静かな老人といった雰囲気なのに、今は孫に喜ぶ爺さんみたいだった。
「こんなにうまいカモは始めてだな」
「そうですね。今まで一番稼げたので貴族のお忍び冒険者でしたかな。
装備品やら装飾品やらで1銀札程だったはずです」
一銀札もあれば半年は遊んで暮らせたのだ。
それが100金札ともなれば・・・。
そんな輝かしい未来を考えている時、カモの小僧が
「お考えの最中すみません。私の髪が何色に見えますか?」
わけのわからないことを聞いてきた。髪色だぁ?
「あぁ?何言ってんだお前さん。白色だろうがよ」
「で、お客人。その白色の髪がどうかしたというのですかな?」
「いえ、ちょっと恐怖で変な質問をしただけですよ」
ランドルと顔を合わせ小僧の行動について考えたが、
髪色がこの状況に関係する事とは思えなかった。
「逃げれないとはいえ、いつまでもそのままにするわけにはいきませんね。
大人しく捕まって、遡薬の生産方法を教えてもらいましょうか。
ルルノフ、お願いしますよ」
俺は頷くと外の連中に
「お前ら!こいつらを逃げられないように縛りやがれ!」
「了解です!」
連中がカモに近づいた時、小僧の肩に乗っていた白猫が地面に降りて小僧たちを守るように前に立ちふさがった。
「はっはっは、ご主人思いのいい猫だな!
安心しな、大人しくしてくれれば何もしないからよ!」
そう言って猫に近づいていったボルノー。
あと一歩で猫を捕まえるといったところでいきなり
ボルノーの姿が消えた。
「ボ、ボルノー!?おいてめぇら!ボルノーをどこにやったああああ!!」
「まずい!そいつらに近づいてはいけませんサゲン!」
ランドルの静止の声は間に合わず、サゲンもまた消えてしまった。
畜生っ!一体なんだってんだ!!
「お、お頭!!二人共消えちまったよ!」
「おいおい、何慌ててるんだ?俺はここにいるぜ」
「俺も居るが・・・どういうことだ?」
「は?・・・」
俺は耳を疑った。
なぜなら消えたはずのボルノーとサゲンのの声が聞こえたからだ。
「ふむ。
ボルノー。ちょっと私を叩いてくれませんか?
そいつらに近づかなければそうならないようですし」
「俺が消えたとか意味がわからんが、とりあえず叩けばいいんだな」
ボルノーが歩いている音が聞こえる。どういうことだ?
「ほらよっ」
バシンッ
「もう少し弱めでお願いしたかったですね。
しかしこれで分かりました。
恐らくそいつらに近づいたら透明人間になってしまうのでしょう」
ちょっと痛そうなランドルの推理を聞いて俺は
「なにぃ!?おいお前ら!戻す方法はあるんだろうな!!」
小僧どもに怒鳴っていた。
「人の心配をする前に自分の心配をしたほうがいいよ」
今まで黙っていた小娘が言い返してきた。
「ふんっ、どうせ近づかなければいいだけの話だろう」
「・・・・やれやれ、だね」
小娘は呆れた様子だった。
すると小僧、小娘、白猫の姿も消えていった。
「くそっ、自分自身も消えれるってわけか!!」
「お、お頭」
「なんだよ!!」
ボーンはどこか怯えるように、
「お頭も、ボルノーもサゲンもランドルさんも見えなくなりやしたぜ・・・・」
クロ「」
シロの作戦は誰からも見えない透明人間にすることだった。
ノワールがした行動は
対象者を見た者の目を欺く、つまり間接的に種仕掛無を発動させて
対象者を見えなくしたのだ。
ついでに俺たちの姿もね。
俺たちには奴らが見えているが奴らには自分以外は見えないだろう。
ノワールが言うには
(天使と悪魔は無理だけどーそれ以外からは見えなくなってるよー)
更には
(しろが手伝ってくれてーこの人たちはずっとこのままなんだってー)
あぁ、シロもやっぱり能力を持っていたか。
どんな能力は気になるが、今はいいだろう。
「では、これにこりてもうこんなことはしないことですね。
これからしばらくその姿で過ごすはめになったのは気の毒ですが、
まぁ運が悪かったと思ってここはひとつ。
あ、薬の鑑定ありがとうございました」
「おいま・・・・」
奴らが何か言ってきたがそれを無視して俺たちは店を出たのだ。
(やれやれ、ノワールに頼んでまで街に来たってのに面倒な事になったぜ)
(あははは・・・)
シロは乾いた笑いしか出ないようだ。
(そうだ、気が済んだら戻してやれよ。
どうも、常習犯っぽいから怪しいが俺たちに被害がなければ構わないだろう)
(んー私としては一生をあのままで過ごして欲しいんだけどな。
あいつら、冒険者を捕まえて持ち物を奪って殺してたみたいだし)
何だと!なんて奴らだ・・・
(それだったら殺すとは言わないけど、もっとやってもよかったんじゃないか?)
(そうしたいのは山々だったんだけどね)
クロとルーちゃんがいなかったらそうしてたよ、そんな声が聞こえた気がした。
いや、気のせい・・・だよな?
気のせいってことにしておこう。俺の精神のために。
(それにしてもノワールの能力って結構応用が効きそうだな。
今回みたいに間接的に発動も出来るようだし)
(えっへん!)
褒めてオーラー全開のノワールを撫でまわしながら、
アル特製傷薬、遡薬だったか?を眺めた。
(私も名前しか聞いたことなかったけど、気付かずに使ってたんだね)
(そうだなぁ、これ一本でいくらするか知らないけど高く売れそうだ。
それとも高価すぎて売れないかもしれないな。
そういやかすり傷とか擦り傷とかの軽傷に今まで使ってたけど、贅沢な使い方だな)
量があるから構わないが。
(あまりそれを持っていることを言わないほうがいいだろうね。
今回みたいなことになるだろうし、それにたまたま能力者とかいなかったけど、
居たら相手によるけどやばかったんだよ?)
それもそうだな。
(そういえばあいつら能力に対処できていなかったな
能力ってのは人間に対してはこうも一方的なのか?)
(あの人達は対処策を考えてなかっただけだよ。
きっと今まで能力者にあったことがなかったんだろうね。
人間だから弱い、という事はないんだよ。
ルーちゃんも油断大敵を忘れないように)
(うんー)
俺たちは一泊するという気も起きなくすぐに帰ることにした。
「ちょっと待ってなー」
俺はポーチから転移扉を取り出した。
「じゃ帰ろうか!」
シロの呆れた目線ももう慣れたぜ!道具は使わなきゃただのゴミだしな!
「一応聞いておくけど、これはどんな古代の道具なの?」
「これはな、行きたい場所を念じながら扉を開くことによってその場所に繋がる扉で
どこでも転移できるけど、行ったことがあり、その場所を思い出せないと繋がらないんだ。
後、例えば繋ごうとした先にモノがあったりしてある程度の空間が確保出来ていないと転移出来ない」
「便利なのには違いないんだね・・・」
「まあな!」
視線が痛い痛い。
「は、早く住処に帰ろうか!
開け!転移扉」
そうして、ノワールの一年の特訓は無意味に終わったのだった・・・・。
後日、遡薬を鑑定の箱に入れてみたら。
・遡薬
使用した部分を過去に遡り、再生させる。
人間にのみ効果あり。天使、悪魔などに効果なし。
どうやら人間にしか効果は無いらしい。
それを知ってシロが驚いていたが、何かあったのだろうか?
聞いてみたけど答えてくれなかったし、まあいいか。
いつか高く売れると良いな。
そんなことを思い、今日もまた遡薬を量産するのだった。
簡単!今回のまとめ!
奴らには透明人間になってもらいました!
誰がシロは能力複数持ちじゃないと言ったかね?(殴
何個持ってるかは過去編終わったら言います。
最初の方にもちょろっと言いましたが、私は説明が苦手です。
故に戦闘シーンとかどうするのかと考えています・・・
なしにするかもしれませんね(真顔
過去編終了予定残り一話(閑話含め二話)
さて、どうなるか。




