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準備

「「ペットショップ!!!」」



戦友マイケルとはこの様に数少ない言葉で通じ合うことが可能だ。分からない読者に説明しよう。



目には目を、歯には歯を。化け物には化け物。怪物には怪物。犬には犬を。



「だが、、、資金はどうする?早く復讐したいが、ついこの間シャーネルンダヨの快眠すやすや枕を買ってなあいにく俺は777円しか持っていない。」



「「ラッキーセブン!!!」」



「心配するな。50万円程ある。」



「なんだと、、、?」



まさか、あの目出し帽は、、、そんなまさか、な。



「近所の婆さんの家から盗んできちまった。あの難聴の婆さんだよ。」



「鼓膜が破れた婆さんか。出世払いで返すと伝えておけ。とりあえずペットショップいくぞ」



今分かったが、あの警察は婆さんが呼んだらしい。てっきり俺を運んだマイケルを見て誰かが通報したと思っていたが。



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



ペットショップにて。



「弱そうな犬ばかりだな。」



マイケルが呟く。そりゃあ、戦闘目的で犬を買う人などあまりいないだろうからな。



「そうだな。どうするか、、、ってマイケル?」



ふと気がつくとマイケルが居なかった。



「クソ、、、やられたか?」




そう思った矢先、店員に話しかけているマイケルの姿を発見した。




「闘いで最も強い個体はどれだ?相手は複数、ドーベルマンと雑種が何匹ですわ」



店員が引いている。するとベテランと思われる店員が出て来て代わりに言った。



「あいにく、戦闘用の犬はいませんね。知り合いにゴールデンワンチャンの引き取り手を探している人がいますので掛け合ってみましょうか?」



ゴールデンワンチャン。索敵能力に長け、戦闘力はまあまあといったところ。



「ゴールデン!!強そうじゃないか!!!早く掛け合えフハハハハハ!!!」



マイケルは事あるごとに性格、一人称、言葉遣いが変わる。本当の性別は10年の付き合いの俺でも知らない。



俺はとりあえずマヨチーズという犬種の犬を買った。寿命がたったの7日しかないが、そこそこ戦える。巡り合えたのは幸運だな。




ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー




青木の家にて。




俺はゴールデンワンチャンの引き取り手を探しているという青木の家に来た。青木は77歳、寿命3時間、ブリーダーだそうだ。



ちなみに、マイケルは俺の家でマヨチーズ(名前はハム)を育成している。




「これはこれは、お若い方よのう。確か、、名前は犬上さんだっけかね?」




「その名は捨てた。俺の名は復讐者(アベンジャー)ジョーダンだ。」




「ほほお!!これはこれは、、、これは




爺さんを無視し、俺は家に上がり、目標を探した。




居た。前方4m、金色の毛玉。




「もらってくぜー」




俺は吠えるゴールデンワンちゃんを俵の様に担ぎ上げた。




「これはこれは、、、ちょっ




青木を無視し、帰宅し、マイケルと合流。




「おお、そいつがゴールデンワンチャンか!!ん?そいつは何だ?」




「ああ、シヴァイーヌだよ。勝手に着いてきた。青木の寿命を察して着いてきたんだろう。」




「青木?誰だそいつは?ですわ」




「死人だ」




それから俺たちは、各々各地を巡り、犬達を集めた。約2カ月、俺達は準備、そして仲間(イッヌ)に闘い方を教えた。



そして―――



深夜3時。俺達は例のドーベルマン軍団が住まう家に

到着。仲間(イッヌ)達も血気盛んな表情だ。



最終的に、俺達は7匹の犬を集めた。紹介していこう。





ゴールデンワンチャン。(キン)金色(こんじき)の犬。


シヴァイーヌ。(バシバシ)一説によると先祖が戦いの神らしい。


ブルブル犬。(サミー)常に震えている。隠された力が、、?


ポ・メラニア。(メラニン)ピラニアのように戦うらしい。


ジャーマ・シェフ。(パン)妨害工作と料理が得意。


バグ。(???)バグを司る犬らしい。


マヨチーズ。(ツナ)とても可愛いらしい。



「皆過酷な訓練を乗り越えた者、、、面構えが違う」



勝てる。



そう思った瞬間――



「ぐあっ!!!」



マヨチーズのツナが悲鳴を上げた。



「「ツナーーーーーッッッッッ!!!!!!」」



ツナの身体には毒投げナイフが刺さっていた。



「どこのどいつだどこにいる!!」



「ファッファッファッファッ」



暗闇から一人のバアが現れた。絶対音感持ちの俺は、発した言葉の音程が全てファであることに驚愕した。



「貴様、、、あの時の!!!」



そう、耳を無くした婆さんだっけか?



「あんたらのせいで鼓膜が破れたよ。ふざけおって。なあ、ハム?」



バアが話しかけた先には――



死んでしまったはずのマヨチーズのハムがいた。寿命が7日間というこのを忘れ、気づいたら灰になってしまったハムだ。




「まさか、、、貴様ァァ!!!!!!」




「フフフ、、、わたしゃあただのバアじゃあない。死霊術師のバ・バアだよ。禁忌を犯し一躍有名になったあのバアや。」




誰だかは知らんが、死霊術。それは恨みを持った魂を代償と引き換えに肉体もろとも降臨させる禁忌の術だ。



「ハムはあんたらに恨みをもっていたんだよ。」




「クソッ!やはり寿命のことで、、、」




「名前だよ。」




「「なんだと!?」」



珍しくマイケルと口調が揃った。奇跡だ。




「なんだいハムって。それってやっぱあハムチーズじゃないかい!!!」




「「ハムチーズマヨだ!!!!!!」」



揃った。



「そんなことぁどーでもいい。わしゃあ鼓膜を奪ったあんたらを駆逐できりゃあいいのさあ。」



「なるほどな、、、マイケル、準備はいいか!」



「とっくの昔にできてるぞよ」



「いくぞ!!!!!」



ワンコ大戦争、開幕―――。



















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