誓い
「アアアアアアアアアアアアアアアアア」
俺はまるで機械のような奇声を発し、もがいていた。
「嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼」
もがいた。
もがいたもがいたもがいたもがいたもがいたもがいたもがしたもがいたもがいたもがいたもがいたもがいたもがいたもがいたもがいたもがいたもがいたもがいたもがいたもがいたもがいたもがいたーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。
もがいた。もがいた。もが、、
「モガッ!!」
まるで藻を彷彿とさせる鳴き声をあげ俺は目を覚ました。
「知らない天丼だ、、、」
目の前には大きな器に収まりきらない程とても豪華なエビが乗ったとても豪華な天丼が存在していた。どうやら俺は天丼の優美な匂い、、、いや香りによって覚醒させられたらしい。
「Are you ok?」
目出し帽を被ったマイケルが心配そうにこちらを見ていた。
「もちろんだ。ヘイマイケル、ここはどこ?」
「わたくしの家ですわ」
なんと。どうやら俺は怪我した後、マイケルの家にマイケルが勝手にまあいけると思って運んだらしい。
「怪我の具合は?」
「全身に咬傷および打撲を認め、感染管理を要するって所だな。応急処置はした。お前なら7分で治る。」
「なぜ7分?ああそうか、、、」
「「ラッキーセブンだから。」」
ぴったり息が合った。まるで一つの旋律を二人で奏でているようだ。嬉しい。そう思った矢先ーーーー。
ドンドンドンドンドンドンドンドンドンドン!!!
「いるんだろ!?出てこい!!さもなくば爆破するぞコラァ!!!」
警察だ。外を見るとどんどんどんどんポリ達が来ているではないか。
「ざっとポリ100、カー300ってとこか。密集した住宅街じゃなくて良かったな。」
「ああ。無駄に広いからな。私の背中のようだ。私の場合無駄ではないが
ドカカーーーーーーーーーーーーーンンンン!!!!
爆音が鳴り響き、俺、、、ではなく見守っていた近所の婆さんの鼓膜が破れたらしい。うずくまっている。
マイケルの扉、いや家まるまる半分爆散してしまった。天丼も天井も跡形もなく消滅した。
そしてチャカを持った警察がモリモリやってきた。
「逃げるぞ!マイケル!」
「ああ!もちろんだ!」
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3日後。警察は捜査を断念。俺たちは俺の家で話していた。
「この左腕、、、やはり治らないな。」
「そうか、、、」
俺の再生力をもってしても左腕は治らないらしい。
「クソっっっ」
俺は吐き捨てるように言った。マイケルは言った。
「復讐、、、するか?」
思わず笑った。
「相手、犬だぞ」
「違う」
マイケルは名前にそぐわないつぶらな瞳で俺を見た。
「あれを放ってたやつだ。」
沈黙した。
飼い主。何度も苦情が出ていたらしい。
危ない犬だとみんな知っていた。
「やろう」
「俺、あいつを許せない」
マイケルは派手にうなずいた。
「じゃあ、立て。立つんだ。立ち上がリーヨ!!」
この傷は、一生消えない。
なら、一生忘れない。
俺を噛み砕いたあの牙も。そして飼い主も。
全部。
全部まとめて──
「破壊といこうか」
復讐を、誓ったよ☆
俺達の戦いはこれからだ―――
2話が面白いです




