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47.近江町市場①

 混み始める前に海鮮丼。そう思った日下部は目当ての店へ直行。すると、美子と小松以外は一緒について来た。生魚が苦手な久美まで。

「あれ?」

「あ、私? 大丈夫。食べられるものを頼むから」

 と、久美。


 旅行前、ここでの食事について組長は久美のことを心配していた。そこで、みんなが気を遣わなくてもいいように自由行動にしようと日下部は提案したのだった。


 幸い、店には海鮮以外のメニューもあった。久美は豪華な天丼を注文した。




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