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15.金沢城公園②

「酔っぱらってんのか?」

「新幹線の中でそんなに飲んだ?」

「そうでもないはずだけど」

「前の晩に張り切り過ぎたか?」

「具合でも悪いんじゃないの?」

 マジ寝している小松にそんな憶測が飛び交う。里美が合流しても起きる気配なし。そんな小松を叩き起す。

「ごめん、ごめん。いや、ただ眠いだけだから」


 その後、石川門をくぐり出て橋を渡って兼六園へ入る。橋の上から下を眺めて感心する。

「こんなに高いところまで登ったんだね」




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