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コンピュータールーム
大学時代の思い出をペラ一にしました
法学部の学部棟には看板学部であることを誇示するかのように上部に大きな時計が据え付けられていた。地下には学内で最も大きな学生食堂があり、鶏の照り焼きマヨ丼が380円で提供されていた。火曜日には決まってそれを食べることにしていた。火曜日の2限に法学部棟の2階のコンピュータルームで英語4の授業があったからだ。普段の服装は簡素なものが多かったが、火曜日だけは自分の中で一番お洒落な装いで講義に出席した。
学生証を入り口のカードリーダーに通してコンピュータルームに入る。適当な席に着く。最初はバラバラで好き好きに座っていた学生も慣れてくるとほぼ同じ席に座るようになった。この現象を何現象というのかはわからないが、一度なんとなく座った席に次の回にも同じ席に座るのは何か人間の心理的なものがあるのだろうか。
机に埋め込まれたディスプレイを見ながら、英語で書かれた日本のニュースサイトにアクセスする。アメリカ仕込みの日本人講師が記事を指定すると学生たちは一斉に大見出しをクリックする。
一文一文を日本語に訳すように言われ、前から順番に当てられていく。他のことに気を取られていて少しでも油断すると今どこを読んでいるのかわからなくなる。(了)
ありがとうございました




