ラーメンは豚骨焼豚
投稿がかなり遅くなってしまいましたが何とかできました。
*タイトルは内容にほとんど関係ありません。ご了承ください。
食堂に着くとノワさんが何か飲みながら本を読んでいた。
食堂に入ってきた俺たちに気付いて声をかけてきた。
「トム帰ってきたんですね。勇者のことは解決しましたか」
「ああ、解決した」
「それと二つほど聞きたいことがあるのですけど食べ終わるのを待っておいたほうがいいですか」
「んじゃ食べてからで」
「では、私も食べましょう。トムは何を頼みますか」
「ラーメンにしよう」
「初めて聞きますね。クゥは何にしますか」
「魚の刺身です。ノア殿」
「ではコックさんを呼びましょうか」
コックさんを呼ぼうとしたときなんの前触れもなくコックさんが現れた。
「食べたいものは決まりましたか」
「俺はラーメン」
「トムの世界の料理ですね。それでは失礼します」
前回と同様の手順でコックさんはラーメンの情報を俺の記憶から集めた。
「それではノワ様はどうなされますか」
「トムと同じのでお願いします」
「それではクゥ殿はどうなさいますか」
「刺身が食べたいのですが大丈夫ですか」
「我々には料理に不可能はないんですよ」
「頼もしいな」
「そうですね」
「では、少々お待ちください」
コックさんは滑らかに厨房に戻った。
暫くするとコックさんが全員分の料理を一気に持ってきた。軽い曲芸だ。
こういう部分もコックさんの能力に入るのだろうか。
「どうぞごゆっくりお召し上がりください」
コックさんは料理を置いて軽く礼をして帰っていった。
ラーメンは豚骨焼豚のようだ。
麺が延びるので料理の観察はここまでにして。
「いただきます」
トムに続いて各々の挨拶をしてみんなが食べ始めた。
十分ほどたってみんなが食べ終わった。美味しかったのは言うまでもない。
「では本題に入りましょう」
「それで聞きたいことってなんだ」
「現在のトムの状況です」
「具体的には」
「狂化した魔王様を倒せるかです」
「いける」
「それはどの程度確証がありますか」
「爺さんがじゃなくて神が言ってた」
「つまり能力的には問題ないんですね」
「ああ」
「そうですか、少し安心しました。では次の質問ですがこのことを魔王様に伝えたらいいですか」
「もし魔王が狂化しないように耐えてるなら伝えた瞬間狂化とかありえそうだが」
「確かに。伝えた瞬間魔王様を討伐しなければならない可能性もあるんですね」
「出会ってちょっとしかたってない俺だから言えるのかもしれないけど伝えたほうがいいんじゃないのかな」
「何故ですか」
「魔王はもうかなり長い間狂化しないように耐えてきたんだろ。それからもう開放されたほうがいいのかもしれないと思ったんだ」
「確かにそれも一理ありますね。私たち魔王城の魔人は大体100歳越えてますからね、普通の人間の老人のように別れには幾度となく遭っていますしね」
「皆100歳越えてたんだ・・・つまり魔王城の皆は魔王無しでも大丈夫なのか」
「皆魔王様を慕っていますが依存はしてませんからね」
「じゃあ判断は一番付き合いの長いノワさんに任せる」
「分かりました。伝えるならその場にトムを呼びますね」
「ああ」
ノワさんはさり気無く片付けられさり気無く置かれた紅茶を飲み干して食堂から帰っていった。




