続白い部屋
30分後…
そろそろ話を聞こうと思ったので声をかけた。
「爺さん、俺をここに呼んだのか細かいこと話せよ」
「お主少し態度を…、まぁよいお主を此処に呼んだのは魔王による世界の滅亡を防いで欲しいのじゃ」
「そんな事は大体予想が付いている細かいことを話せ」
「分かったのじゃ。お主に救って欲しい世界はその他の世界を含んでも5つ位しかない特殊な世界で
魔力が存在するのじゃ。で、魔力とはとても不安定な物で今回初めて実験の最終段階に移行したのじゃが
そこで問題が発生したのじゃ」
「それが魔王か」
「その世界の名前はMPP37564と言っての通称皆ごゲフンゲフン…、ミツルギといっての
で、魔王と言うのは存在強度が2000を超えた化け物でシミュレーションの結果世界が滅ぶことが確認された。
でその世界はとある実験のとても重要な役割を持っていてどうしても終わらせる訳にはいかんのじゃ。」
「実験で重要なのは分かったが存在強度って何だ」
「ミツルギで存在する物、例えば生物、無生物に関わらずある物で魔力の許容量を計算するのに必要な値だ。
計算方法は300までが二倍、301~560は三倍、561~1000は2乗、1000~2000三乗、2001以上は5乗する。
またある程度は物理的にも硬くなる。
例えば存在強度152の剣で452を超えてる相手を攻撃してもあまり意味がないみたいな物じゃ。
それと存在強度は後天的に増やせて、一定の値を超えると姿形がある程度変わることもある」
「何となく分かったが何で俺なんだ」
「ダーツがあたったから★」
「それはもういいどうやって魔王を倒せばいいんだ。
自慢じゃないが腕っ節には自信がないぞ」
「わっかっとるわい。もちろんこっちから頼んどいてお主が死んだら悪いからの一時的にお主を不死身にして、
バックアップをとった上で少しの精神耐性の付与、最後に魔王を一撃でやれる剣を渡す」
「自分でやれくそ爺」
何となく全力で殴ってみた。爺さんが3メーター位吹っ飛んだ。
「だぁれがくそ爺じゃー」
「まぁ爺さん落ち着けって」
「悪いのぉ~少し興奮してしまったようじゃ、もういい話が進まん。
予想通りかと思うが神が直接干渉する事は禁止されているのじゃ。
後、神は直接関わらなければある程度の干渉は大丈夫なのじゃ」
「一撃って言うのは色々ひどいと思うが…」
「お主が少しでも楽できるようにしようと思ったのじゃが、持って行っとくのじゃ。」
「大体分かったがダーツの選定基準は何なんだ」
「一切なしじゃ」
あまりの言い切りに一瞬言葉を失った。
「……それじゃあ拒否権はないんだな」
「もちろんじゃ」
「めんどくせー」
「さぁ出発じゃー」
そして俺は白い壁に門が現れ俺は吸いこまれっていった。
存在強度の設定の追加と魔王の存在強度を変更しました。




