友情が本物か打算かは本人にしかわからない
本エッセイ準レギュラーである某氏が5chの掲示板で叩かれているのを見て、色々と思うところがあり、今回久しぶりに筆をとりました。
掲示板に曰く、某新興小説投稿サイトにて相互評価クラスタが形成されており、その中心が某氏であると。そして、某氏と共に、交流のある作家さんが数名槍玉に挙げられていました。
ちなみに、某氏が原案の小説を書いたり二次創作の小説を書いたりしている私の名前はその中になく、強いて言えば、掲示板で行われていたしりとりに私の作品名が何故か登場したぐらい(笑)。ひょっとしてエア仲良しだったのでしょうか(笑)。いや、私はPVもブクマも少ないド底辺だから目立たなかったのでしょう。一応これでも天下のなろうコンで二次までは残ったことあるんやで? ポイントは一番少なかったけど(笑)。
まあ私の最大の問題はアンチテーゼしか書けないこと。だから結末でひっくり返したくなってしまう。皆さんもっとコタツのような心地よい話が好きなんでしょうね。
それはそれとして、この件には小説投稿サイトをSNSとして利用することの弊害が強く表れていると思います。件のサイトがポイントや現金を作品に投入できるシステムであること、そしてそれがコンテストの結果に如実に反映されることも、その現象に拍車をかけているでしょう。
これはなろうでもカクヨムでも言えることですが、相互に創作活動を応援しあっている者がいたとして、それが純粋に作品に惹かれて集まったものであるのか、あるいは相互評価を目的に集ったものであるのかは、本人たちにしかわかりません。外部からは推測、邪推することしかできない。
いや、その単位が集団であれば問題は単純なのですが、一つの集団の中でも個人の目的はそれぞれ違うかもしれない。例えば、ある人は作品や創作姿勢に惹かれて近付いたが、近付かれた方の人は打算を働かせて仲良くしているかもしれません。『暗黙の了解』ということもあるでしょう。なんだか人間不信になってしまいそうですが、そもそも信じることのほうが異常なのです。
私はあまり優しい人間ではないので、他の作者の方の作品に割と率直な感想を書きます。いや、書くようにしていました。しかし、それがあまりに煩わしすぎるので、最近ではポイント評価だけ入れて(それも2とか3はザラにあり、稀に1をつけることも)感想は志の高そうな人にだけ書くようにしています。そんな具合だから、創作関連の交友関係は三年経ってもほとんど広がっていませんが、それでもいいと思っています。
読まれるために書くわけじゃない。寂しいことは辛いですが、創作とは本来自分の孤独と向き合うことから始まる作業。その原点さえブレていなければ、誰に何を言われても創作は続けられるし、書き続けられるなら何の問題もないのではないでしょうか。




