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世界が極楽浄土になりました。

誕生日の翌朝、世界が極楽浄土になりました。

家族以外の人間の顔が全員、推しのみーくんの顔に見えるのです。


家族はいつもの顔なので、外にでた途端にウキョーと叫んでしまった。

道を通る、通行人のおじさんもおじいさんもすべての顔がすべてみーくん。


なんなら、駅まで会う人に元気よく挨拶し、挨拶かえされたら感動しすぎて世界がとまり、握手を求めて、ハラハラと涙をながしてたら、みーくんが走って去っていった。

「応援してます!」

これだけは言わねば。


何回か繰り返し、ふと思った。

やばい、よく考えると通報される案件かも。


よし、一旦、落ち着こう。

駅でトイレに駆け込み、鏡を見てギョッとする。

こんな顔をみーくんに見られた。

涙でボロボロ、髪の毛いつもの通り寝ぐせついてる。

ハンカチで顔を隠して、コンビニに駆け込み、急いで化粧品を買う。

いつもは日焼け止めのみなので、急いで化粧する。

みーくんに私のすっぴんを見せてしまい、土下座ならぬ開脚180度レベルで申し訳ない。

みーくんに会うなら、いざ、装束き立ん。



10歳上の姉は、この感覚を10年前に味わっていたようで、今まで、30歳になると人生がもっと楽しくなるよといわれていたけど、このことかと納得した。



満員電車もみーくんに囲まれて、極楽浄土。

隣も前も後ろもみーくん。

にやけがとまらんし、みーナスイオン浴びるほどいただいて、私は身も心も浄化されて赤ちゃん、熱水噴出孔まで魂がもどってる。

ぶつかって謝られても

どんどんぶつかってとウェルカム状態。

両手広げちゃうよ。

あー踊り出したい。

 

推しに囲まれ、もうここは天国。


私が3Gと呼んでいる会社の三人のおじさんも今日はイケおじになったみーくんなので、イライラしない。


3Gの電波一本目の1Gの剛毛の指毛、しかもそのうち一本がくるっとカール巻いてる・・指毛にまつ毛パーマでもしてんのか??指毛の天パ??と私のイライラスイッチを発生させるその指毛も愛おしく、フェロモンが放出されている。

そのカールで回り道した滑り台を滑って出たフェロモンがまた一味ちがう。


3Gの電波2本目の2Gは

時たま思い出したように仕事中スキップしちゃってイラつかせるのだが、もうそれもイケおじみーくんだと本当にかわいい。

なにあれ、スキップが手と足が一緒になってる。

ナニコレ。

尊すぎて、たっとい。

私もスキップしちゃおう。

私は今大草原の中をスキップしてる。



3Gの電波3本目3Gは

戦隊ものヒーローが大好きなので、何かあるたびに「へーんしん!!」と呪詛をはくのだが、

イケおじみーくんが言ったら、かわいいおまじないに聞こえる。

何に変身したいのかな?エモさの極み

可愛すぎて、いとほしさまされり。

みーくんが巨大化したら、、、毛穴まで愛せそう。



毎日、舌打ちの嵐だった仕事は、天地開闢。

八雲立つ。


「、、、すいません。

、、、大変申し訳ないんですが、

、、、今日残業お願いできますか?」


「はいっ!喜んで!」


延長入りました!



感情の大渋滞の一日がおわり、家に帰って一息。

あーこれから、常世の国の住民になったのね。



ここまで読んでくださり、ありがとうございます!

少しでも楽しんでいただけたらうれしいです。

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