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南北解放の英雄

現代の西アメリアの中心はサンフィッシュ。東アメリアの中心はエンシェントジャージー。(古代アメリカは戦争によって人の住める国土を大きく失っており、特にワシントンDC、ニューヨークがあった場所は消滅して跡形も無くなっている)


人間の居た時代から永く時を経た地球では大きくその姿を変え、パナマ運河ですら地形を水平線で繋げ1つの純粋な航路となっていた。


それ故に、ただでさえ各州で争いが絶えず、かつての合衆国としての体を成しているとは到底言えないアメリアでは、未知の技術をもたらすジパングを求め、特に大きな港湾を持った両州で、その覇権を巡り血みどろの争いを続けていた。


ライドットの父であるギルバートはサンフィッシュの領主。


彼は両州での壮絶なジパング争奪戦の間、もう一つの事件、南北解放事件(実際には未遂)を主導した英雄であり、東軍との争いの中、あらゆる人種に分け隔てなく接し、その人望の厚さで多くの信頼を勝ち取っていった。


そして、特に温和で戦力は低いが農商に長けた南部の獣人から強い支持を得ていき、財と共にその領土を広げていった。


一方、力にモノをいわせる事を常とし、排他的で奴隷制度をもって文化を発展させてきた北側の獣人達はこれを暗く捉えるようになり、東との争いの中、西の勢力は内部から少しずつ蝕まれていくのであった。





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