0337 <<幕間>> 呪詛
本日は、幕間二話、本編一話の三話投稿です。
これは、一話目。
「おのれ、おのれ、おのれ~~~」
響き渡る呪詛の声。
ここは、ナイトレイ王国東部ウイングストン、シュールズベリー公爵家の館。地下室。
「なぜだ、なぜ『破裂』が解けた。あり得んだろう? 俺が解く以外に、『破裂』が解けるのは……まさか、魔王の血か? だが、中央諸国には無いはずだが……くそが!」
それは、見た目十三歳のシュールズベリー公爵家現当主アーウィンであった。
中身がアーウィンなのかどうかは、不明だが……。
「くそ……もう少しだったのに……。運よく、リチャードに近い血を、手にしておったのに……。いや、まあいい、少なくともこの体はある」
そう言うと、アーウィンは、自分の胸に手を置き、心臓の鼓動を確かめた。
そして、禍々しく笑う。
「こいつもリチャードに近い血だ……。もうすぐ、もうすぐだ。『将軍』たちも蘇る……全員蘇れば、中央諸国だけでは収まらんかもな、クックック……どちらにしろ、俺の復活を止める奴は、もういない。そして、俺を封印できる奴もな。リチャード、貴様の国の命運、もうすぐ尽きるぞ」
13時:幕間
21時:本編
を投稿します。




