#おまけ(世界観、設定に関するまとめ)
※ここでの内容は、すでに本編で語られた内容をまとめたものがほとんどなので、読み飛ばし可です。
貴族社会、領地運営、軍制度、災害、宗教と様々な要素が絡み合い、更に現実とは異なる時間概念や単位がたくさん出てきて、作者自身も間違いそうになっているので、ここでそれらを整理したものを資料として残します。
■世界観のイメージ
中世ヨーロッパと日本の江戸時代を参考にしたイメージで、特に封建制で階級的価値観や身分制度など。
文化や技術レベルも中世ヨーロッパを参考にしていますが、細かい時代感はバラバラ。
地球とは別の、月が無い世界。
魔法が存在するが、約500年ほど前に小国ルルーシアにて、始祖となる一人の魔法適正をもつ者が誕生して広がったもの。(本編でこの設定が今後掘り下げられる予定はないのでネタバレすると、この始祖も魔法が存在する別の世界からの転生者という裏設定)
トランベル王国の主食は小麦で、主にパンが食べられているが、王都に住む貴族は高級志向により野菜や穀物よりも肉を多く食べる。
■貴族の階級
中世ヨーロッパのものをそのまま参考にしています
公爵、侯爵、伯爵、子爵、男爵とあり、公爵と侯爵は上級貴族、子爵と男爵は下級貴族。
ここまでは世襲制。その下に騎士爵があるが、これは世襲ではなく、武勲への褒美や武術の実力が認められるなどで授与されるもの。
また武官系貴族の多くが大小の地方領地を持つが、文官系貴族などは地方領地を持たない家もある。グレイス侯爵家、ゾーイ伯爵家、ドール伯爵家などは武官系。ブラン侯爵家は文官系。
■建国功臣十家門
約200年前に初代国王となるアララート・トランベルの挙兵に協力し、統一戦争での活躍や建国に貢献した家臣や地方豪族で侯爵や伯爵などの上位爵位を与えられた10の家門を、後に建国功臣十家門と呼ばれるようになった。
■軍制度
王家直轄の首都圏や国境などの国防の要地は、王国軍が配備。領地を持つ貴族は直轄の領軍を配備。江戸時代の旗本や大名のイメージが近い。
グレイス領軍の階級制度。
トップは領主家の当主だが、あくまで全軍の最終決定権を持つ立場で、いわゆる制服組のトップは軍団長。その下に本隊や参謀部に諜報部があり、本隊には指揮権を持つ3人の将軍がいて、各将軍の下に千人隊長が3~5名、それぞれの下に百人隊長が数名、更にそれぞれの下に十人隊長が数名で、正規兵は5~10名程度で1つの小隊が編成。
■時間、暦の概念
1日を20刻としており、どの都市にも鐘があって、それで時刻を知らせている。
1週間が7日、35日で1ヵ月、10ヵ月で1年、1年が350日。
秒や分に相当するものに関しては、今のところ、特に考えていません。
■距離、長さの単位
トランベル王国の距離の単位はライドで、1ライド=1歩の歩幅(50~60センチ)
センチやミリに相当する単位は、今のところ未設定。今後、作る予定。
現代で言うキロメートルやヤードなどの長い寸法や距離は、『馬車で〇日』など、移動手段と時間で表すことが多い。
■重さの単位
ビル=ビルは農作物の生産者のあいだで自然発生し広まった単位で、1ビルは5ライド×5ライドの面積で収穫できる麦の量。現在は、農作物や鉄鉱などの資源を表す。
ミル=1ミルとは女神ミルが常に抱えている壺1つ分の重さと容量で、アブルダリル聖教会によって作られた単位。現在は水やお酒などの液体を表わす。
テト=トランベル王国内だけの固有単位で、1テトが兎1羽分の重さ。家畜などを表わす。
人間の体重を計量することは、アブルダリル聖教会により長いこと禁忌とされており、聖教会の影響が少ない地域や国でも、それが社会通念として広まっている。
■貨幣
トランベル王国での貨幣は、小銅貨10枚で銅貨1枚、銅貨が10枚で銀貨1枚、銀貨が10枚で金貨1枚、金貨10枚で大金貨1枚となる。
現代の貨幣価値だと銀貨一枚が日本円で2~3万程度。
グレイス領軍の十人隊長クラスの月給が、銀貨6枚から7枚程度。
■アブルダリル聖教会
雨と水を司る女神ミルを崇拝する宗教で、1000年近くの歴史を持つ。
大陸の西端に位置するクルバルカン法国が聖教会の中心で、法国の人口は1万にも満たないが、聖地でもある聖都アブルダリルを中心に大陸全土に影響力を持っており、その信者数は10万とも20万とも言われている。
教皇をトップに、司教、司祭、助祭と階級が形成。末端は使徒と一般信者。
また、教皇直属の枢機卿が18名おり、内政や財政、外交や各国の大使などを担っている。
血の歴史について。
約700年前までは、水や酒だけではなく、壺で測れるものは全てミルで重さを表していたが、農民を中心にビルという単位が登場し、この単位に対してアブルダリル聖教会が「女神ミルを冒涜するものだ」と異を唱え、多くの異端者狩りや聖戦などが各地で起こり、人口の約3分の1が失われたと言われている。
現在では、聖教会や各国、そして庶民もこれ以上の血を流すことを恐れて、ビルとミルが使い分けられるようになり、表立って聖教会を批判することはタブーとされている。
ただし、聖教会の影響力が低い国や地域では、聖教会に対するアレルギーが強く、トランベル王国でも貴族や庶民のあいだでは、聖教会とは関わりたくないという考えが根強い。
※プロットなしで書いていまして、ここまで描かれた設定などは全てその場での思い付きで書いてきましたので、自分でもなにを書いたのか読み返さないと憶えていないものが多く、いちいち探すのも大変なので、まとめておきたかったというのが本当の理由だったりします。




