まれにある歴史書風
薄切り攻略キャラ設定2
ヒロインちゃんを排除するために公爵軍を王都に進撃させるペロンちゃん。
レオは国を民をヒロインちゃんを守るため、炎の魔剣を携え公爵軍に一人突き進む。
一騎当千の動きを見せるレオに公爵軍は浮足立ち、陣が崩れる。
隙をついてペロンちゃんのもとまで一息に駈け、魔剣をペロンちゃんに突き刺したことで公爵軍は撤退に移るがレオも代償として命の火を消そうとしていた。
駆け付けたヒロインちゃんに命を救われ、ボロボロと泣いているヒロインちゃんを抱きしめるスチルでエンド
ペロンペロリーヌは中世の清廉王アレクの王妃として知られる。
享年98歳
清廉王アレクが民のため国のために尽くしそれを支えた賢妃とも、悪妃ともいわれる。
彼女の有名な発言に
「アレク様の目指す世は綺麗すぎて生きていけない人が増えてしまうでしょう、私が少し汚すくらいが丁度いいのですわ」
というものがあり、発言通り彼女は不正な献金や汚職を見逃している。
彼女はここで得た資金を孤児院の経営補助資金として活用し、孤児たちの待遇改善に大きくかかわることになる。
このように彼女の言動と行動は、大局で見ると回りまわって国に貢献している場合が多く後の歴史家を大いに悩ませることになる。
自身の悪評を集めることを趣味としていたようで、「ペロン悪妃伝」なる書物を自身で編纂している。ペロリーヌ公爵家の悪事をまとめた「ペロリーヌ公爵領酷史」も同時期に編纂し、貴族に配るという奇行を行っている。
内容は悍ましい物で、耐性の無い物が読めば高確率で卒倒する書物と知られている。
このような事を二度と起こさない為の戒めとして作成されたとされるが、周囲の貴族に逆らうと同じ目に合わせるという脅だったと現在でも学会が二分されている。
アレクが正道を行き、ペロンが邪道を行く。この二人が力を合わせたことで王国の版図は過去最大となり、能力のない貴族を排していったことで強力な中央集権国家の樹立に成功している。
私人としては子宝に恵まれ2男3女をアレクとの間に儲けている。
夫婦仲は非常によくアレクが国王を退いた後は二人で国内を巡った記録が残っている。
歴史上暗殺計画、実行数で一番狙われた人物である。
暗殺計画は176回
暗殺未遂は27回
と事前に潰すことが出来たものも多いが実際に命の危機に会うことが多かった。
中でもペロンに最大の衝撃を与えた暗殺未遂は侍女のマリーに刺殺未遂を行われたときである。
犯行理由が
「お嬢様の美しさの頂点は今であり、ここからは下降していくのが私にはわかる。美の化身であるお嬢様を守るために、ここで命を奪い美を永久の物にする」
と言ったこともあり数週間はふさぎ込んでいたという。
この件でふさぎ込んでいた理由に諸説あるが、主流になっているのは
・姉妹のように仲の良かった侍女に命を狙われたため
・自身の美しさの衰えを信じることが出来なかったため
等がある。
死の間際に子や孫に伝えた言葉は
「自身の行動や発言を褒め称えるだけの人物は、実際には使い物にならない。批判するだけの人物も同じく使い物になることは無いでしょう。批判し、別の方策や方針を言える人物を国の要職につけなさい」
「非常に楽しい人生だったわ、次があるならもっとお淑やかに生きてみてもいいかもしれないわね」
ここまで読んでいただいた皆さん誠にありがとうございました。
初作品で荒い所も多くなってしまい申し訳ございません。
2月中頃から書き始め、3月末に完結となりました。
いやぁ脳内ではもっと文章と文章の間の物語があったりするんですけど、アウトプットするのは難しいですね。
プロットだったりブラッシュアップさせたりをもっと頑張らないといけないんだなと、実地で知ることが出来ました。
先達の皆様はやっぱり凄いんだなと、思う毎日でした。
次作も大まかな考えはあるのですが、もう少し練って書き溜めがある程度できたら投稿したいと思います。