よくある?側近追放 幕間
私の好みではありますが、今回の話に入れてみました。
反対意見は直ぐ出せても、反対して建設的な意見を出すのは難しい。
経験と知識がないと無理よねって話。
だから、経験と知識のある側近頂戴!
脳筋馬鹿が側近候補を外されてすぐに、私は陛下に拝謁出来るように願い出た。
結構時間かかるかなぁと思っていたらあっさりと目通りがかなった。
「陛下、私の願いを聞き届けていただき誠にありがとうございます」
「よい、気にするな。義理の娘になる物の願いはかなえてやるべきであろう。そう固くなる必要はない何ようかな?」
「ありがとうございます陛下。意見具申させていただきたいことがございますの」
「ほぅ聡明なペロンからの意見か、どの様な事かな?」
へっへっへ、教師陣からの評価を高めておいてよかったわぁ~
「はい、アレク様の側近候補に関してなのですが、同年代の方ではなくすでに王城で働いている方をつけて頂く事はできないでしょうか。」
「ほぅ理由を教えてもらえるかな」
「側近候補として側につけ、ともに成長していくことで強い絆を持たせるということは理解できますが今回の件でどうなのかと思いましたの。しっかりと経験を積んだ方がいた方が良いのでわと、例えば、その…あの、わ、私とアレク様に子が出来た時に次世代の側近をその方たちに先に育て経験を積ませておけばいいのでわないかと。」
王城では聡明で清楚で通っているので照れておく、狙い通り陛下が微笑ましいを見る目で私を見てる。
経験0の人間を一から育てる、しかも育てる側の経験も0とか効率が悪すぎて笑えるぅ。
「アレク様が心許せる方が居れば良いということであれば、別に同年代でなくともいいのでわないかと考えましたわ」
「なるほど、確かに一理ある。しかし一人はダメだったが、まだ一人いる状態だ直ぐにとはいかないな」
「多分、直ぐにラング様も問題を起こしますわ。側近候補として呼ばれているのに、知識で負けるとアレク様にも嫉妬していますもの」
「はぁ優秀とは聞いていたのだがな。ペロンと比べると二人とも心が未熟すぎるか」
「女性の方が心の成長が早いと聞きますし、それに私もまだまだ未熟ですのよ?勉強中はアレク様と二人でいられる時間でしたのに、殿方同士仲良くなられて、私が要らなくなるのでわと不安と嫉妬でいっぱいでしたもの。せめて同年代でなければと思いこのような事をかんがえましたの」
「ははは、なるほどこれは可愛い嫉妬だ。そのうえで自分の為だけでなく、王家のためになる進言をするとは流石だ」
「陛下意地悪は言わないでくださいませ。恥ずかしいですわ」
「すまぬな許せ」
頭なでなでされちゃった、髪型崩れるじゃんやめてよね。
私に触っていいのはアレク様だけなんだから。
マジで私が何かしなくても攻略キャラいなくなりそう…
ヒロインと出会って、成長するから子供の時はダメダメなのかなぁ?
世界設定
王国は平野部が多いが
東部は海に隣接
西部は砂漠に隣接
南部は密林に隣接
北部は雪原に隣接
それぞれに地域を収めている国があるが、食糧生産力のある王国を他国は狙っている。
公爵領は南西部にある。