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神社

なんだか無心で書いてしまってます…何処かおかしな部分が有りましたら、どんどん指摘してやって下さい。

ガチャ…


「ただいまー」


…って、誰も居ないか。はぁ…しかし今日は酷かった…

担任がいつにも増して、うるさかった。

俺の遅刻の回数が凄まじいからって、何も校庭50周はあんまりだ……


「おかげで筋肉痛だよ全く…」


「大丈夫?」


「あぁ、別に平気さ。この痛みにはもう慣れっこだよ………ん?」


……今俺は誰と会話をしていたんだ?

家には誰も居ないはずなのに……


「……」


「姉ちゃーん?居るのー?」


「……」


確かに女の子の声がしたと思うんだけど……

久々にあんなに走ったし……きっと疲れてるんだな。

今日は早く寝るとするか。


「ただいまー」


「あ、兄ちゃんお帰り」


「睦美はまだ帰って無いのか?」


「うん。どこかで遊んでるんじゃない?」


「そうか。あ、お前卵は?」


「……あ」


「……え?」


「…ちょっと夜風に当たってくるよ兄ちゃん」


「はぁ…睦美が帰る前に戻ってきてくれよ?」


嗚呼…また走る事になるとは……


「確かあの辺にスーパーがあったはず……ん?」


スーパーへ向かう途中の、交差点を

右に曲がった所で俺はふと立ち止まった。



なんだか変な胸騒ぎを感じる。



日が沈み、辺りはもうすっかり真っ暗になっていた。

焦りを感じ、再び歩きだすが、胸騒ぎは収まらない。



暗闇の中を急いでいると、突然誰かに呼びかけられたような気がした。


「…なんだよ?誰かいるのか?」


問いかけても返事は返ってこない。

辺りを見回してみると、反対車線側の歩道に

古びた階段を見つけた。


赤いメッキはボロボロに剥がれ落ち、錆びついた

鉄の臭いが、辺りを埋め尽くしていた。


階段に近づくと、誰かが上から呼んでいるような気がした。


俺は吸い寄せられる様に、階段を登っていく。

足が普段よりも軽く感じ、さっきまでの筋肉痛の痛みが嘘のようだ。


登っていくにつれ、誰かの呼び声がはっきりと

聴こえるようになり、心臓の鼓動が高鳴りを増す。


そして、階段を登りきろうとしたその瞬間…!


パァン!!


「うわっ!?」


鼓膜を突き破る様な鋭い音が、静寂を破り、

一瞬のうちに耳に飛び込んできた。


「な、何だよ!?今の音!?」


訳も分からず混乱していると、前方に

何かの気配を感じた。咄嗟に前方を確認すると、

何かが飛んで行くのが見えた。

それは白く、とても大きな鳥の様だった……


「何だ…あれ…」


さらに次は、自分の目の前に有るものに目を疑った。

それは柱が腐り、鳥居が半壊しているボロボロの神社だった。


「こんな場所に神社なんて…」


なんだか急に恐怖を感じ、俺はその場から

一目散に逃げだした。



神社を後にして、道中を無我夢中で走っていると、途中誰かとぶつかった。


「あ…!すいまs」


「…あれ?だ、誰もいない?」


さっき起こった事にすっかり怯え、気が動転しているんだろうか…。

なんだかさっきから耳鳴りが酷い。


やがて、家の前に着いた。


家の門の前でふと、卵を買って来なければ

ならない事を思い出した。

けれどスーパーに行くにはもう一度あの神社の前を通らなければならない。


兄ちゃんには悪いが、言い訳をして諦めてもらおう。


そう思いながら家に入る。


「ただいま…」


「梟太郎お帰り。一ノ瀬さんにちゃんと渡せたか?」


「え?一ノ瀬さん?」


一ノ瀬さんは家のお隣さんだが、どうして一ノ瀬さんの話が出てくるんだろう?


「回覧板だよ。お前ちゃんと渡したんだろうな?」


「え? だって俺は卵を買いに…」


「何言ってるんだ?お前さっき卵買ってきて、回覧板届けにもっかい出かけてったじゃないか」


「……!?」


どういう事だ?俺は卵を買ってないし、家にも戻ってない…


「どうしたお前?顔色悪いぞ?」


「……いや、なんでもない」


「何処か具合が悪いのか?」


「そうじゃ無いんだ…疲れてるだけなんだ…」


「今日は飯は要らないよ」


「本当に大丈夫かぁ?」


「ああ…」


暫く考えるのを止めよう…


きっと疲れてるだけなんだ……


そう思い、俺は自室へ向かうと、

そのままベッドに倒れこみ、眠りに着いてしまった。

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