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023_蛇くんの十一年目

 秋口の涼しげな、やや寒気すら感じる朝、

 わた布団に寝っ転がり、

 掛け布団がわりの大きな毛皮を、適当に纏い、

 ナギくん、気だるげにしています。


 もぞり、と、

 少年のそばで、気配が動きます、

 大きな毛皮が動いて、ぬらりという感じで、

 白髪の少女が、頭を出します、

 続いてもぞり、もぞり、もぞり、

 一人、二人、三人、

 ちろちろと舌を、小さな口から出しながら、

 10代前半くらいの体つきになった、

 実年齢は三歳の、ナギくんの妹たち、

 三子の、あい、まい、みい、です。


 四人と夜着はなし、

 一糸纏わぬ感じでありまして、

 術で清潔にはしていますが、

 雰囲気とかがまあ、淫蕩に溢れています、

 情欲の痕跡が残り気味です、

 いやまあ昨晩はお楽しみでしたね状態なわけです。


 蛇神としての血が騒ぐのか、

 そもそも個人の性質なのか、

 ナギ少年は性欲が強いのです、

 我慢させると、周囲を無作為に祟るくらいに。


 父親の多頭大蛇の大神譲りでありまして、

 ああ、そうです、ナギさんの両親、

 夫婦仲はかなりよろしいわけであります。


 そうそう、神様的な色々で、

 弟か妹は、作ろうと思わなければ作れないので、

 家族計画的には安心です。


 ナギくんたちもそうでして、

 双方が合意しなければ、子供はできない仕組みに、

 なっています、

 安心ですね。


 近親相姦がどうのこうのという倫理的なお話は、

 神様であるだけで、問題なくなってしまっています、

 同時に性病やら感染症やらの、あれこれも、

 解決済みではありますので、

 ご心配には及びません。


 体力的な問題は、

 ナギくんは底なしではありまして、

 三人で相手をしても、

 満足させるまでに時間がかかるのですが、

 受け止める方も神様眷属、血族でありますので、

 対応が間に合っている感じであります、

 楽しむ余裕くらいはあるかなという、

 感じでありましょうか?


 都の娼館、母親の知り合いの、

 非合法組織の頭が経営しているところで、

 しばらく発散させてもらっていたのですが、

 人間相手では相手が可哀想なことになり始めたので、

 最近はもっぱら、妹たちとしているわけでございます。


 加減をして喰べにいくことも、多いですが、

 術式で門をつなげているので、

 御山から遠く離れた地である都にも、

 散歩感覚で行けるということも、

 夜遊びを助長しているのでありますね。


 七日に一日は、ほぼ一日中淫蕩に耽ることにしています、

 前述した通りに、祟りやらを防ぐためにです、

 ある意味というか、そのまま、神事でもあるわけでございますね。

 

「おはよう」

 そこに母親がやってきます。


「?食事ですか?」

 さわさわと、妹たちの体を触って、愉しんでいたナギくんが尋ねます。


「それもあるが、ちょっといいか?」


「どうしたのです?母が混ざられるのは、ちょっと、父が怖いので、

 やめていただきたいのですが?」

 

 あと、妹たちもちょっと嫉妬で怖いですし。


「あいつも含めれば、問題ない気もするが、

 それはまたの機会にして、

 ちょっと、話があってな」


「すごいことを考えますね、ちょっと興奮します、

 なんです?」


「ナギよ、ちょっと都の学園に通ってくれないか、

 来年か再来年かが入学だ」 



 蛇くんの十一年目はこんな感じです。

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