198.続・赤い槙君
ええ、続きます
想像は自己責任でお願いします
「ねぇ槙?」
「なんだ」
「なんだじゃないよ。疑問持ってるのは僕だよ」
「は?」
「は? でもないし」
なんで今日は腕が傷だらけなのかなぁ……。
すっごい赤くなってるんだけど。血と腫れで!
放課後、僕が例の場所に来ると槙が昨日と全く同じ場所で座っていた。今日は猫ちゃんいない。
「あぁ、これか?」
「それ以外に何があるって言うの?」
「質問に質問で返すとは関心しないな」
「そんな話じゃないし今。ていうかさっきのは質問じゃなくて確認だよね両方」
「はっはっはっは」
「笑うところでもないし」
「…………」
なんでそこで哀れなモノを見るような目するの? 僕にどうしろっていうの?
「これはな」
「唐突に話し始めるんだ」
「鳥に餌付けしてて、あのツメにやられた」
「かなりざっくりいったね」
「なんだ? もっと長い方が良いか?」
「いやそういう訳でもないけど」
「なんなら一時間くらいかけて壮大なストーリーとして語ってやるが」
「それ槙ができるなら良いけどね」
だからなんでそこで哀れなモノを見る目するの? 今この状況で哀れなのは槙の方だよ。僕は悪くないよ。
「まぁつまりそういう事だ」
「話戻すのは良いけどさ、それ洗ってきなよ」
「いや、今日は出血も少ないし」
「量の問題じゃないし。むしろ昨日より傷増えてて痛々しいし」
「…………しゃあねぇ。行ってくっか」
槙が立ち上がる。何が仕方ないのか知らないけどこれ僕のワガママでもなんでもないからね。一応槙のことを考えて言ってる訳だし。
槙「…………やっぱめんどいな」
樂「良いからはよ行け」




