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119.気分的な気温
「最近なんか寒くなってきたねぇ」
「寒くってか涼しくだけどな」
昼休み。教室でお弁当食べてる。
それ意外に説明できる事はそんなに無い。
「てか俺としてはアレだよ。皆して窓やら戸やら閉め切るから暑くてかなわん」
「暑がりだねぇ槙は。……でもまぁ、流石にこれは暑いかな」
「……空気が悪い」
「問題はそこだよ」
「空気の入れ替えが全くされないもんね」
なんで閉め切るのか理解できない。少しくらい窓開けようよ。
「暑すぎてキモい」
「そこまで言う?」
「言うぞ。暑いのは嫌いだからな」
「関係無いけど槙って年中長ズボンだよね」
「何故に……」
いくら暑い暑い言ってても長ズボンでいる。暑いなら半ズボンにすれば良いのに。
部屋着は半ズボンだけどさ。
「良いだろ別に。落ち着くんだよ」
「見てる僕が暑いんだよ」
「我慢しろよ」
「やだよ」
「即答かよ」
「………………」
即答だよ。だって嫌だもん。
「という訳で槙。半ズボンに変えるんだ」
「お前それ今からだと肌寒いし見てる方が寒いって言うだろ?」
バレてた。




