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高校生達のかなりどうでもいい日常  作者: はんぺん
九月、長月、September…
112/240

112.だいたいいつものやりとり



「うええぇぇぇぇ……」

「しっかりしろ。事故るぞ」


 朝。自転車で走行なう。槙から冷静なツッコミが飛んでくる。


 なぜ僕がこんなにうなだれてるかはお察しの通り。


「テストめんどいいぃぃぃぃいい……」

「そりゃ皆だから我慢しろよ俺帰るから」

「槙が一番逃げてるよね!?」

「気のせいだ」


 会話でもちょくちょくボケを挟んでくる。それが槙の特徴。感じ取り方には個人差があります。


「ていうか槙さ、はやくボケ権を僕に返してよ。いつまでもツッコミだと疲れるんだよ」

「やだ」

「一蹴!?そんな殺生な!いつまでもツッコミしてると僕の得意技である演技と曲解が意味をなくすんだよ!?」

「それにツッコむ俺の苦労を知れ」

「人の、特に槙の苦労は考えない」

「最低だな」


 槙が良い笑顔で言ってくる。


「失礼な、僕は最低じゃないぞ。社会のクズだよ!」

「自分で言ってりゃ世話ねぇやな」

「そこは否定して欲しかった!」

「やだよめんどいもん」

「だからそれで一蹴するのやめて」


 なんでもかんでも『やだ』『めんどくさい』で片付くと思ったら大間違いだから!特に柚相手には通用しないから!


「しかし眠いな……」

「テスト中に寝ないようにね」

「テスト埋め終わったら寝る」

「いやダメでしょ!」

「良いよいつもやってるし」

「その“いつも”って常日頃からって意味だよね!テストの時だけじゃないもんね!」

「そうだな」

「うわああああああ!」


 なんかもう……なんかもう!


「樂、騒ぐなよ。うるさいぞ」

「槙のせいだって分かってる!?」

「別に騒がなくてもどうにかなる」

「うがああああああ!!」



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