第九話 3日目
試験が終わり僕の気になる人物が4人いた。
1人目は、モニカだ。彼女は、水以外の全ての魔術で、第二層である発動級までしか使用できないが、
水魔術のみは、第四層である戦術級まで使えるようだ。
戦術級である、彼女の水魔術の威力は凄まじく、周囲の木々までも破壊してしまうほどの威力だった。
2人目は、マーゼンだ。僕のルームメイトである彼は、どうやら五属性魔法は、ほとんどが発動級または、魔芽級だが、彼の特筆するべき点は、治癒魔術が使えるという点だ、
彼はこの歳にして、発動難易度で言えば戦術級の魔法、である第二層の治癒魔術を難なくこなすことができていた。
3人目は、8・10〜12歳クラスの最年長であるペプラーだ。
彼は、全属性混成魔術という唯一無二の技を持ち、魔術の練度としては、まだまだだったが、伸び代を感じさせるものだった。
4人目は、アシュリーだ。彼女はどうやらモニカのルームメイトらしいが、彼女は魔法はめっきりダメで、全ての属性で、魔芽級しか使えないらしい。だが彼女は、身体能力テストではダントツの一位を取り、モニカ曰く彼女は、剣術を主体として戦うそうだ。
試験後、ペプラーが話しかけてきた。
「やぁ、僕はペプラー、君の魔術はなかなか興味深いものだったよ!」
「ありがとう!僕はカイロス、カイって呼んでね!」
異世界転生ものでは、こういった、珍しい力を持つものが周りにつっかかるのが、お決まりかと思っていたが、どうやらみんなノーツの教えを守っているようだ。
試験も終わり、へとへとになっていると、ペプラーが治癒魔術を使ってくれた。
「ありがとう〜ペプラー、助かったよぉ〜」
そういって僕たちは、自室へと戻った。
ーーーーーー3日目 ーーーー ーーーー
今日はなかなか起きないことがわかっていたので、昨日より早く起きてペプラーの寝起きと格闘した。
昨日より早く起きた甲斐あってか、今回は遅刻ギリギリということにはならなかった。
「3日目の時程を説明する!!」
今日のノーツは元気そうだ。
「3日目は4人パーティーで行動し、このギルド専用の森にいるボス魔物10匹を一番多く倒せたチームが、優勝だ!」
「もちろんここでの行動は、俺がしっかり見てるから、いい行動をしたら高ランクスタートかも知れないぞ!」
『『はい!!』』
「じゃあみんな!各々パーティーを組んでくれ!」
「マーゼン、僕と組まない?」
「いいよぉ〜」
マーゼンとパーティーの約束を交わし、残り2人を探していると…
「カイ〜一緒に組みましょ〜!」
モニカとそのルームメイトである、アシュリーが声をかけてくれた。
これで僕たちは晴れて4人パーティーが完成した。
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「みんな準備はできたな?」
『『はい!!』』
「それじゃあスタート!!!!」
ノーツの合図を聞き、僕たちは一斉に森の中へ、走り出した。
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