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【Skill&Level ONLINE】  作者: 柊 紗那
第六章 機械仕掛けの虹の女神
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特殊フィールドと特殊クエスト

「くっ」


ここは、何処だ?あのまま落ちて、俺はどうなった。HPは減ってないし、あるのはズキズキとした痛みだけ。どうやら無事みたいだ。


『特殊フィールド『緑龍の守り湖』へ入りました。特殊クエスト『緑龍を倒せ』を開始します。なお、このクエストでHPが0になった場合、現実世界での死を意味します。緑龍のレベルは、このクエストの対象者の実力と合わせて設定されます』


成る程な。でもまあ、罠に引っかかったのが俺で良かった。エミリアだったら、あまりにもシャレにならん。今でも十分なってないが。


「まさか、あの下がこうなってるとは思わなかった」


いや、誰でも思わないか。ボロボロの通路の下は、緑色の柱型した水晶が、鍾乳洞のようになっていて、幻想的な雰囲気を作り出している。そして、その中央には、エメラルドグリーンの湖がありました。なんて、直接見た俺でも信じられない。


「クエストの達成条件、緑龍エルドランドの討伐、か。その緑龍が何処から出て来るなんて、馬鹿でもわかるだろ」


湖の向こうには、かなり巨大な洞窟がある。洞窟の中に洞窟があるなんて、かなり不思議な話だが。


「グルルルルル」


洞窟の中から、唸り声が響き、緑龍が姿を現す。四足歩行の、緑色の鱗に身を包んだ緑龍が、ゆっくりとこちらへ向かって来る。緑龍エルドランド。LV50………って、は?…………あり得んだろ。待て待て待て、いやいや無理無理。HPゲージは五本?なんの冗談だよ。……つっても、やらないわけには行かないんだよな、これが。仕方ない、やるか。


「さて、こちとらてめえに負けたら死ぬんだ。全力全開で行かせてもらうぜ」


まずは【獣化】して、【大太刀:血吸いの禍太刀】を抜き放ちながら【抜刀術・飛燕】を放つ。


「ウゥウ」


エルドランドのHPがわずかニミリ削れたくらいで、対したダメージになっていない。

仕方が無い。直接切るか!


「【ダッシュ】おぉあぁ!【納刀術・六連斬】!」


「ウガァ!」


【獣化】での【納刀術・六連斬】で、やっと一割といったとこか。やばいな。


「グルアァッ!【緑龍の息吹】」


「くおっ!【ダッシュ】【ジャンプ】!」


エルドランドは息を吸い込み、【緑龍の息吹】、緑色の炎のブレスを吐く。俺は【ダッシュ】で駆け、、斜め前に【ジャンプ】をすることで、ギリギリよけることが出来た。【緑龍の息吹】は、勢いをとどまることを知らず、水晶を溶かし、地面や壁を破壊しながらも、勢いは衰えない。


「まあ、これが好機だ!」


あれだけのブレスを自分で食らえば、さぞかし痛いだろう。

【獣化】している今の【ウルフショック】でも、顎を閉ざすことは出来ない。だが、多少は速度は落ちるが、一つ手がある。それは【紅獣化】での【ベアーズバニッシュ】。【紅獣化】で上昇するステータスは、STRとVITとAGIを少しだ。【ベアーズバニッシュ】は、少し溜めが必要になるが、その分【ウルフショック】とは比べほどにもならないダメージを相手に与える。


「そうと決まれば、実行する!【紅獣化】!グォォォォォォォォオッ!」


ワーウルフの姿から、紅黒い毛皮に身を包んだブラッティベアのような姿に変わる。全体的に肥大化し、筋肉が隆起している。黒い太い爪が五本指から生えていた。


「これはこれでいいなぁ!【ダッシュ】!【ジャンプ】!」


未だにブレスを吐き続けているエルドランドの顎下に潜り込み、【ジャンプ】で顎に向かって跳躍する。多少速度は落ちてるな。


「オォォォォォォォォッ!【ベアーズバニッシュ】!!」


どでかい顎を、ぶん殴る。ドゴッ!っと鈍い音がして、顎が勢いよく閉まる。そして、エルドランドの口の中で、大爆発を引き起こした。【ベアーズバニッシュ】は、【ウルフショック】とあまり大差ない。VIT無効というところも一緒だ。だが、相手に炎属性ダメージを与える、というとこは違う。エルドランドは、俺が【ベアーズバニッシュ】で殴ったところと、口の中とで同時に大爆発をし、かなりのダメージを受けた。


「オオオオオオオオ」


エルドランドは、口の中から黒い煙を出しながら、痛みに悶えている。炎属性が弱点だったらしく、一本目のHPゲージが0になり、二本目のHPゲージに突入した。炎属性が弱点なら、アクセサリーの炎属性ダメージ+【ベアーズバニッシュ】の炎属性ダメージ+【緑龍の息吹】による大爆発はきつかっただろう。


「まだまだぁ!【獣化】!【ウルフショック】!」


「グルァァァァァア!!」


【獣化】し、エルドランドの無防備な喉元に【ウルフショック】を叩き込む。再び炎属性ダメージがエルドランドを襲い、HPを三割削り取った。


「ちっ、【ジャンプ】。めしめしっと」


満腹度を五十消費するスキルを二つ使ったため、満腹度が0になり、かなり危ういところにきていたため、すぐさま満腹度を回復させた。あれだけ畳み掛けても一本と三割しか削れてないのかよ。普通ならもうすでに終わっててもおかしくないぜ。


「本当にめんどくせえ!」


【大太刀:血吸いの禍太刀】を抜き放ち、再度、エルドランドに向かっていった。

長期戦になりそうだ!














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