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1600  作者: 火村虎太郎
売れないお笑い芸人大谷編
2/25

言わせておっぱっぴー

寒気が止まらない・・

いや・・恥ずかしくてたまらない・・


「いいかぁ~ワシがやるぞ~」

「あはは、やれやれ~」


行き成り大ブームになる俺のギャグ・・


「そんなの関係ねぇ~・・はいっ!!!」

「あははは!最後の『はいっ』が最高だな」


もう吐きそうだ・・

ゲボ出そう・・。


「ス・・」


「・・・あっ!殿っ!」

「あっ!失礼しました」


(あ・・さっきの殿様か・・・)大谷


牢にやってくる殿様・・

もしかして・・


(・・この殿の声だったか?オッパッピーは?)


後ろを振り向くのが恐くて確認出来なかった・・

あのオッパッピーで凍り付いたまま。


誰だ・・・


この現代人しか知らぬ言葉を確実に知ってて発したのは・・


「・・・お主は未来から来たのならば・・」

「は・・はい・・なんでしょう?」


この俺に話しかける殿様


「・・・もうすぐ起こる天下分け目のっ・・・」秀秋

「秀秋殿っ・・未来人に先の事など・・」


きっと未来を知りたかった質問だったんだろうが、


大谷(んっ!?秀秋!?)


この殿様の事を家臣は秀秋と呼んだ・・

そしてオイラは戦国オタク・・


大谷 「まさかっ!小早川秀秋!?」

家臣 「無礼だぞ!殿に対して!」

秀秋 「よいよい。」


マジか!?小早川秀秋じゃねーか!



あの・・世界三大裏切り者・・


ユダ・・・ブルータス・・・


秀秋「未来にはワシ小早川秀秋の名も残っておるか!?」

大谷「・・・・・クソほど。」


日本史上最高の裏切り者として・・



簡単に関ケ原を説明するなら・・


戦力・配置も圧倒的有利な石田三成率いる豊臣恩顧の西軍が、

徳川家康率いる東軍にまさかの敗北。

後に大阪冬の陣・夏の陣と続き豊臣家は滅亡。

その関ケ原の敗北の原因を作ったのが・・


「戦も近いので秀秋殿にはお気をつけてもらわねば」

「ええ。殿は無き秀吉公の為に次の関白を・・」

「うむ・・もう一度豊臣の世を西軍と共に。」


この秀秋の世紀の裏切りだ。

(戦が始まってからの德川方への寝返り)



「スっ・・」


ん?あ・・秀秋さん、それ俺のスマホっす・・


秀秋が俺の持ち物の中のスマホに興味


「あの・・電池無くなったら終わりなんで・・その・・」


いじるなや!唯一の楽しみだろうが!

あああ・・どうしてソーラー充電器持ってなかったんだろ・・

ま、どうせ電源も入れられないだろ。


「向こうを向け!」

「殿に飛び掛かられては困るっ!」

「あ・・はい・・」


後ろを向かされ後ろ手に縛られる事に。


「ウィン・・」

「えっ!!!!」


なっ!長押ししやがった!

きっとスマホの電源が入った音!


いや・・長押しくらいなら可能性があるか・・

サルでも出来るだろ。


「お主は、その未来の日本のどこから来たのじゃ」

「あ・・はい・・」


えっと・・・決して東方ではないのですが・・


「秋葉原です・・あ・・家はもっと郊外ですが」

「アキハバラ?どこじゃそれは?」


最後に居た現代の地は秋葉原だ。

そうこうしてたら・・


「スっ・・カチャ!」

「なっ!!!」大谷


やりやがった!

かっ完全にスワイプしやがった!

後悔する・・後悔する・・・

ここで振り返らなければ!


「バッ!」

「ちょっ!俺のスマっ!」大谷



えっ!?・・

振り返ったその先に・・


このひび割れた時の中に・・


大谷「あ・・・あっ・・・・」


なんだ?このコントラストは・・・・


そこには・・


戦国と・・・


セーラー服っ!!



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