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1600  作者: 火村虎太郎
決死真剣勝負編
17/25

動き出した針・・歴史は変わらないっ


「くそっ!どうして急に!」大谷

「考えられる事は・・」真田


現代人である猿飛を殺したこと?

それとも大きく歴史が崩れ出したから?


「だけど現代人を殺したからだと説明するには・・」真田


過去に一度例がある・・

私が父親を殺した時だ。

だがその時は穴も開かず針も動き出さなかった・・


それが父の最初から決まった運命だったのかな?


考えても動き出した針は止まらない・・

残りのガソリンで狙うべきは・・


「関ケ原始まったけど、徳川捕まえられそう?」真田

「う~ん・・」大谷


普通に考えたらこの規模の戦なら、

誰もが数か月は長引くと考えてるものだ。

だから関ケ原が始まったというのに、

まだバカ息子が上田に居るいくらいだ。

それほど長期化が予想された戦だが、

実際の関ケ原は僅か半日で終了だ。


秀秋の裏切りで・・


秀秋が裏切り、

そしてまず大谷が崩れた事で流れが変わったのだ。

次に頼みの左近隊も壊滅し、石田三成は撤退を決めた。


「・・・ということは・・」大谷


真田ちゃんは関ケ原には来ないのが史実。

そして俺も行かなければいいんじゃ?

いや、あっという間に負けるのか?

ウチの隊はもう出陣してるのか?


中山道で考え中の大谷と真田。

しばらく無言が続いて・・


「・・・ドラッグしてみない?」真田

「・・・・・・・・・・・・・」大谷


可能性・・いや・・言ってはいけない言葉で言うなら・・

やれるかも・・バレずに・・

飛びまくった真田ちゃんになら・・


「・・・・冗談だよ」真田

「・・・マジ後悔・・」大谷


判断が遅れた事を・・

でも真剣に考えねば・・

生きる道を・・


「ふぅ・・」大谷


まず俺が関ケ原で死ぬってのを阻止せねば・・

簡単なのは行かなければいいが西軍が勝てるだろうか?

負ければ歴史通りにズルズル負け戦を重ねるだけ・・

秀秋さえ裏切らなければ五分・・

だが史実通りなら裏切るはず・・


よく考えろ・・よく史実を照らし合わせ・・


(ん?)大谷


ええっと・・

俺が行かない=俺死なない。

真田ちゃん行かせる=超強い。西軍有利。

これなら秀秋裏切ってもいい勝負。


えええ・・・降りるのぉ?ここでぇ?

真田ちゃん一人行かせるの?減っていくガソリンで?


「とりあえず行こうっ!状況見よう」真田

「・・・・・・・嫌っす。」大谷


はぁ?


「・・・何言ってんの?」真田

「死にたくない。」大谷


いや・・そりゃ史実では関ケ原で死ぬんだろうけど・・


「もう結構歴史変わってるだろうが!」真田


関ケ原に真田も行くんだぞ!


「ガチャッ!」

「えっ・・・」真田


マジで?マジなの!?


大谷がプリウスのドアを開け・・


「真田ちゃんは大丈夫だから・・・」大谷


史実には大阪冬の陣・夏の陣と登場して、

敗北後にも生存説が残る・・


「・・14年後(夏の陣)にまた会えたら・・」大谷


いや・・会おう・・絶対に


「・・・・っぇ。」真田


言葉にならなかった声・・


そんな・・

ちょっと待ってよ・・

ねぇ・・それって諦めたよね・・德川に勝つ、捕まえるのを。


この戦国で生きるの?ここで別れるの!?

でも負ければ大谷も大名じゃなくなるよっ

農民にでもなるの!?いいのそれで!?


「大谷ぃ!帰ろうよっ現代に一緒に!!」真田


いやっ一緒に居てよ・・


なんで急に諦めるんだよ!

降りないでっ!降りないでよ!


「スッ・・」

「いい夢見たわ・・・」大谷


短かった大名生活・・


「バタンッ!」

「大谷ぃい!!」真田


激烈ダセえ・・・

分かってる。でも・・


生きたい・・・


たった半分のガソリンで関ケ原を勝ち、

德川家康を捕縛するなど、ほぼ不可能・・


唯一可能性があるなら・・


(夏の陣・・)大谷


関ケ原の後、冬の陣・夏の陣と激烈に輝いた真田。

最後の戦いの夏の陣は負けはしたが、


(德川家康が切腹を覚悟したほどだ・・)大谷


突撃・突撃で家康まであと一歩まで迫った真田に、

もう諦めて切腹をしようとした家康。


ここなら可能性がある・・

あと一押しで家康に届く。


だがそれには後14年待たなければ・・


そして史実で気になるのは・・


「大谷吉治・・」大谷


史実に残る大谷吉治

冬の陣・夏の陣と真田と共に戦った大谷の子・・

嫡男と言われてるが、弟だという説もある。


大谷は関ケ原で死ぬが、息子の吉治は生存する。


だが今俺に息子も弟など居ない。


「くく・・きっとこれが俺。」大谷


ここでエスケープすれば弟として生き残れるはず。

やはり歴史は・・


「変わらない・・」大谷


きっと真田ちゃんも関ケ原には、

何か知らの理由でたどり着けないはず。

左近は関ケ原で死亡した事にして生き残るはず。


左近死亡。

関ケ原で憤死も首は見つからず、その後、京で目撃情報。

(落ち延びる為の嘘の憤死情報)


大谷死亡。

関ケ原で切腹も首は見つからず。(不参加で弟になり替わる)


真田不参加。

上田でバカ息子を退ける。

(大谷と別れ上田に帰還)


石田三成処刑。

敗戦後伊吹山に落ち延びるも捕縛される


これが正解なはず。

そして1614年、

先に開戦する冬の陣の有名な真田丸の戦いでは、

プリウスが躍動したっぽいから・・


「ここではまだプリウスが残ってるって事だが・・」大谷


1615年に開戦する夏の陣では、

真田丸のような陣(平地)を作ったような史実はない事から・・


「冬の陣でガソリンが切れたはず。」大谷


という事はやはりこの関ケ原ではプリウスは活躍してない。

ガソリン温存されてるって事だ。


やはり行ってない・・関ケ原には。

真田ちゃんは上田に戻るはず。


そして俺は参戦してたって事にしよう。

どうせ分かんないだろ。居たのかなんて。


大谷吉治は関ケ原敗戦後、敦賀に落ち延びたというから。


「帰ろう敦賀に。落ち延びた事にして。」大谷


ピッタリハマる。歴史に。

そして再会しよう・・

14年後の冬の陣、大阪で・・


いい女になってるのかな・・


あ・・左近は京に落ち延びるも、

冬の陣に参加した話も聞かない事から・・


「怪我が理由で亡くなるのかな?寿命なのかな?」大谷


数年後には亡くなるはず・・


俺は・・


「一刻も早く敦賀へ!」大谷


奪われる前に、失う前に・・

城にある秀秋から借りた金の残り900貫(9000万)を・・


14年潜伏する為に・・


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