↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
84/204

第82話 森に突入①

今日から森を探索する。

昨日までの荒地では結局何も無かったし、何も出てこなかった。

そのためスムーズに進み、昨日の昼過ぎぐらいには森についた。

そのまま入るのは危険かなと思って魔物などの気配を調べたり、周囲を見て回ったりしていると日が暮れてきたので今日に持ち越したのだ。


セリによると“気配感知”では魔物が居るようなのでちょっと期待している。“気配感知”があれば奇襲されることもないだろうし、大丈夫かな・・・多分。


そして調べて分かったというか、周辺を歩いて気づいたんだけど、森に入る手前で重力が元に戻っていた。ある場所を境に重力が変わる。見た目では分からないがまたいでみると明かに体への負荷が変わるのだ。


つまり重力が強いのは一部の地域だけという事がわかった。慣れてきたとはいえ、ずっと同じ重力だときつかったので正直助かった。


「でも何であそこだけ重力が強いのかしら?」

「さあ?、よく分からない。そもそも土地によって重力が変わる事が理解できない」


地球では計る場所によって重量が変わると前に何かで読んだ事があるけどそれは重力が変わったんじゃなくて、地球の遠心力の影響を受けているためだとか言っていたし、ここでは関係ないだろう。


理由を解明する気はもとよりない。

それよりもさっさと森に入って探検だ。あの土地は今後誰かが解明してるだろう。


「いいの?、それで」

「いいんだ。別に不思議を解明したくて旅をしてる訳じゃないから」


それにいちいち解明しながら進んでいると、世界を回る前に寿命がつきそうだ。こういうのは「へぇ、こんな土地があるんだ〜」的な感じで流しておく。

セリもすでに興味は無さそうだ。というより、戦闘がしたいのか森をジッと見ている。


「セリ?、森に何かあるのか?」

『なんか知らんけど、魔物が一か所に集まっとるみたいや。丁度このまままっすぐ山に向かったら直撃する場所におるで』

「なんだよそれ・・・」


何でわざわざ道を塞ぐように集まるんだ?。

しかし、どうしようか。どんな魔物が居るか見たいけど、未知の魔物が集まってるところに乗り込むのは危険だし・・・。

とりあえず2人の意見を聞いてみよう。


「どうする?」

「今の話聞いてどうするも何も、迂回して回避するべきでしょ!」

『勿論突っ込むで!』


それぞれが意見を言う。勿論予想通りだった。危険を回避したいチョコと、暴れたいセリの意見は合わない。

・・・やっぱり俺が決めないと行けないのか。


「ススムはどっちなの?」

『ススムやったらそのまま行くやろ?』


そのまま行きたいところだけど、危険を考えるとそう言えない。

さてどうしようか・・・。


・・・

・・・・

・・・・・


「そのまま行こうか」

『よっしゃ!、さすがススムや、そう言うと思っとったで!』

「ちょ!?、何で!?」


チョコには悪いけど、危険より魔物を見たい気持ちが勝ってしまった。危険はセリがいれば大丈夫だと思うし“気配感知”もある。よほどのことでもない限り大丈夫だろう。


「じゃあ行こうか。セリ案内頼む」

『よっしゃ、任せとき!』


方位磁石で方角を確認してから森に入る。山は森の真南なので分かりやすい。


「ちょ、ちょっと!。本当に行くの!?」

「危険だと思うのなら家でまってるか?」


危険が少なくなるのでこっちとしてもそのほうがありがたい。


「い・・・、行くわよ!」


残念。

森に入ろうとする俺たちをチョコは慌てて追いかけてきた。

結局三人で森の中を進む。



◇ ◇ ◇ ◇ ◇ 


森に入ってのんびりと進む。

やはり魔物は一箇所に固まっているのか、全く出てこない。

お陰で今のところ快適だ。


日光が木々である程度遮られているせいか、気温が若干低く感じる。

風もあり涼しいくらいだ。


「意外と快適ね」

「ん?、森ってこんなもんだろ?」

「そうなの?、蛇神の森ってものすごく暑いじゃない。ここもそうだと思ってたわ」


蛇神の森は熱帯雨林だから特殊だ。この森はそもそも生えている植物の種類が蛇神の森と全然違う。

熱帯雨林というより日本の山に生えているような木に似ている。


・・・・名前は知らないけど。


「俺としては森って言ったら、この森のようなイメージだけどな。蛇神の森のような熱帯雨林はちょっと違う」


日本に熱帯雨林は無かったし、熱帯雨林のイメージは本やテレビからのイメージしかない。体感したこともないからどれ位暑いかなども蛇神の森に行くまで知らなかった。


というかいい加減、蛇神の森っていうの嫌だな。

セリ=蛇神なのは違和感があるし。


『なんやて!?、ウチ程蛇神の名前がふさわしい奴居らんやろ!』

「そう言うのは自分の体を見てから言えよ。白いけどツチノコボディじゃ神々しさなんて0じゃないか」


ツチノコボディの蛇神なんて聞いたことない。どっちかっていうと妖怪よりだな。


『好きでこんな姿になった覚えは無いで!。全部フレイのせいや!』

「フレイってこの前ススムが話してた人?」

『せや、無害なウチを封印した張本人で極悪人やで。なぁ?』

「はぁ・・・、そうなの?」


同意を求めるな。その時のことを俺は知らないしよく分からない。会ってみた感じは悪い人ではなさそうだけど、めんどくさい人ではある。

後、彼女が関わると必ずナギに怒られる。


と説明してもチョコには伝わらないだろう。

彼女の話をするにはセリの説明からしないと。ただ、チョコにはセリのことどこまで話したっけ?。

ちゃんと説明してなかった気がする、というより何も説明してない気がする。


セリが言う魔物が集まっている場所までまだあるし、歩きながら説明しておこうか。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。