17*防衛省特務割・緊急協議議事録
防衛省特務割・緊急協議議事録
日時: 2024年8月8日 16時00分~16時45分
場所: 防衛省内・特務割極秘会議室
出席者: 防衛省特務割統括官、逆枝八千代(逆枝神宮本家・対政府最高交渉役)
【発言要旨】
統括官(防衛省):
「……えー、逆枝さん。本日は御足労いただきありがとうございます。実は、西園玲が持ち出したデータがゼニス・ノヴァ社へ渡ってしまいました。あー、もちろん貴家にとっても、我々の管理外でサイキック兵器が増殖することは不本意なはずだと存じ上げております。つきましては、えぇ、我々としても、我々の管理内で再度実験を行いたく考えておりまして……」
逆枝八千代:
「別に不本意じゃないわよ。だってあの通告書見たけど、ゼニス・ノヴァって兵器開発のライセンスを破棄してるんでしょ?」
統括官
「……ええ、まあ、書類上はそうなっております」
逆枝八千代
「じゃあいいじゃない。何の不都合があるのよ。除霊は私達霊能力者に任せておけば問題ないでしょ?西園に頼んなくったって」
統括官:
「……今回の一件で、我々も反省いたしまして。あー、彼女を保護し、倫理的な基準に適合した形であるかをしっかり監督しながら、研究を再開させる。それが、これからの我々が取っていく道だと……」
逆枝八千代:
「でも貴方たち、人道的な実験の方法なんて見つけられて無いんでしょ?」
統括官:
「……それは、いずれ見つかるまでは実験は控えようと」
逆枝八千代:
「じゃあいいじゃない、別に今取り戻さなくても?それかゼニス・ノヴァに頭下げて人道的に共同研究させてもらえば?……あ、もしかしてサイキックの兵器利用に興味があるとか?だったら確かにゼニス・ノヴァとはやっていけないわね?」
統括官:
「……我々の立場も理解してほしい。国民の声と、国際社会の目があるのだ」
逆枝八千代:
「ああそう、大変ね。是非とも頑張って欲しいところでございますわ」
記録者: 特務割管理班 事務官




