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リナの冒険ノート2  作者: リナ


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66/93

リナ、「“からだカード”」を書き足す

**20xx年6月16日(火曜日) 高校1年生**

**朝**


アラームよりちょっと前に、

外を走るトラックの音で目が覚めた。


(今日は……“元気多めのなんとかデー”かな)


・ふくらはぎ → 土曜ほど重くない。階段ダッシュはギリやめときたい。

・下腹部 → 「ほぼいません〜」って感じだけど、たまに存在アピールしてくる。

・頭 → 起きてるけど、二度寝ボタンに指かけてる感じ。


(日曜“おやすみデー”、

 月曜“なんとかデー”だったから、

 今日はその中間ちょい上くらい)


ベッド横の壁を見る。


『6/13 元気少なめの元気デー(土曜授業+だらだら候補)』

『6/14 おやすみデー(ほぼ家から出ず+昼寝長め)』

『6/15 なんとかデー(月曜スタート+眠)』


(ちゃんと“おやすみデー”挟んだおかげで、

 今日はだいぶマシ)


ペンを取って、今日の欄に書く。


『6/16 元気多めなんとかデー(体育+からだ意識モード)』


(括弧の“からだ意識モード”が、

 なんかちょっとこわい)


枕元の棚に、

折りたたんだルーズリーフが挟まっている。


『リナの“今カード”(6/13版)』


(そういえば、土曜日書いたんだった)


ちらっと開いてみる。


『いま頑張れてること』のところに、

「サーモンとか鮭とか鶏むね肉とか、たんぱく質多めのご飯」と

自分で書いた字がある。


(せっかく“今カード”書いたんだから、

 からだ系も、ちょっとは味方してあげたいよね)


布団から出て、洗面所へ。


顔を洗って、タオルで押さえるように拭く。

化粧水→乳液→日焼け止め。


(はい、3秒自分チェック+“まあアリポイント”一個探しタイム)


鏡の前で、自分の顔をまっすぐ見る。


一、二、三。


(クマ、前よりちょいマシ。

 肌のザラザラも、「めちゃ気になる」レベルではない。

 昨日サバだったし、ちょっとは効いてる?)


前髪をアイロンで軽く通す。

今日は、いつもよりほんの少しだけサイドを流してみる。


(今日の“まあまあ好きポイント”は、

 “寝不足のわりに、顔がそこそこ生きてる”で)


小さく宣言してから、制服に着替える。


---


**午前**


一時間目は英語、二時間目は現代文。

三時間目の体育で、

女子だけ集められて先生からお知らせがあった。


「来週からプール始まります。

 体調が悪い人は無理しないように、

 でも“なんとなくイヤだから”だけで休まないように」


(“なんとなくイヤだから”の人、

 多分ここに何人もいる)


先生が欠席のルールを説明している間、

周りから小声がぽつぽつ洩れてくる。


「やだ〜、まじでムリ」

「ダイエット間に合わないんだが」

「昨日から夜ごはん抜いてる」


(それはちょっと、こわくない?)


里奈の後ろの席の子が、

小さい声で耳打ちしてきた。


「リナさ〜、

 最近“からだメモ”とかやってるんでしょ?」


「やってるけど、名前ダサくない?」


「だってほら、壁に“元気デー”とか書いてるって前に言ってたじゃん」


(体調メモ、じわじわ浸透してきてるの笑う)


「プール始まるしさ、

 なんか“これはやめとこう”って意識してることある?」


急に真面目な質問が飛んできた。


(うわ、なんか大人っぽい相談きた)


一瞬だけ迷ってから、

手の甲を見る。

何も書いてないけど、

“グレーな一言ルール”を思い出す。


「うーん……」


と前置きしてから、

ゆっくり言葉を選ぶ。


「“一生やめる”とかは無理だけど、

 “平日の変な時間の甘いおやつは、

 とりあえず様子見する”くらいかな」


「様子見」


「なんかさ、

 コンビニのお菓子コーナー見ると、

 とりあえず買いたくなるんだけど」


(本当はアイスコーナーもセットで思い出してるけど、

 そこは心の中だけで)


「値段とカロリーと、

 “今それ食べたら夜ごはん前に絶対だるくなるやつだな〜”っての考えたら、

 “今日じゃなくてよくない?”って

 ちょっと正気に返る感じ」


「それめっちゃ分かる」


後ろの子が、少し笑いながら言う。


「てか、“正気に返る”って表現やばい」


「でも、たまには食べるけどね?」


(“一生禁止”は、逆に続かないやつ)


「その代わり、

 家で焼き芋とかフルーツとか食べるほうが、

 なんか“自分のことちゃんと扱ってる感”あって好きかも」


「焼き芋女子」


「焼き芋女子はやめて」


二人で小さく笑う。


(“ちゃんと痩せなきゃ”じゃなくて、

 “ちゃんと生きてたい”に寄せたいんだよな)


チャイムが鳴って、

話は一旦終わる。


---


**昼**


お昼休み。

いつものメンバーで机をくっつける。


「プールさ〜、

 インナー買うかどうか問題あるよね」


「体型隠したいっていうか、

 なんか安心したい」


「でもガチガチに隠すと、

 逆に目立つ気もするんだよね」


(“見られたくない”と“隠しすぎたくない”の攻防戦)


里奈はお弁当箱を開けながら、

話を聞いていた。


今日のお弁当は、

鶏むね肉のソテーとブロッコリー、

卵焼きとミニトマト。


(たんぱく質+野菜、安定)


向かいの子が、

デザートのかわいいカップゼリーを取り出す。


「これ、昨日スーパーで安かったから買っちゃった」


「おいしそう」


「でもプール前にこういうの食べてるとさ、

 罪悪感半分、幸せ半分って感じにならない?」


(うん、それは分かる)


「リナは最近、おやつどうしてんの?」


「私はね〜」


と、少しだけ得意げに箸を止める。


「“おやつ日記”つけ始めた」


「なにそれ」


「焼き芋とか、ブルーベリー+ヨーグルトとか、

 食べたやつの簡単なレシピと、

 “どんな味だったかメモ”するやつ」


「意識高い」


隣の子が笑う。


「いや、そんな大したことしてないよ。

 さつまいも洗って、アルミホイルで包んで、

 トースターに突っ込むだけだし」


「語彙よ」


向かいの子が、

ゼリーをスプーンですくいながら言う。


「でもなんか、

 “食べたものを残しておく”って、ちょっといいね。

 SNSに載せるんじゃなくて、自分用ってのが」


(その言い方、好き)


「そもそもさ」


と、里奈は自分でもびっくりするくらい素直に続ける。


「なんか、“若く健康に生きてたほうが良くない?”って

 最近ちょっと思い始めてて」


「急に人生スケールの話」


「いや、だってさ。

 今から超無理なダイエットして、

 体調崩したら意味なくない?」


「それはそう」


「だからとりあえず、

 “将来の自分に怒られなさそうな食べ方”を

 ちょっとずつ試してる感じ」


(“完璧にヘルシー!”じゃなくて、

 “これなら20代の私も苦笑いで許してくれそう”くらい)


向かいの子が、

ゼリーのカップを見つめながらぽつりと言う。


「私も今度、焼き芋やってみよっかな。

 なんか“ちゃんと大事にしてる感”欲しい」


「一緒に“焼き芋女子”になろう」


「そのネーミングは考え直して」


また笑い声が広がる。


---


**午後**


放課後。


今日はまっすぐ帰る日。

駅から家までの道を歩きながら、

ふと将来のことを考える。


(25歳とか30歳とかの自分がさ、

 夜遅くまで仕事して、

 コンビニごはんばっかりで、

 肌ボロボロで、

 “あのときもうちょっと大事にしとけば良かった〜”って

 言ってるイメージは……正直、あんまり見たくない)


代わりに、

別の映像を頭の中に再生してみる。


(例えば、

 仕事帰りにスーパーでサーモンと野菜買って、

 “今日もよく頑張ったから、焼き芋とヨーグルト食べよ”って

 楽しみにしながら帰る25歳の自分のほうがいい)


(ちょっと地味だけど、

 なんか、そういうのが一番“生きてる”って感じする気がする)


その映像と、

今の自分とのギャップを考える。


(今の私は、

 まだ“たまにだらだらしすぎて自己嫌悪”とか

 普通にやってるし、

 お菓子コーナー見てフラッとなるし)


(でも今日これから、

 スーパーでさつまいもとブルーベリー買って帰るくらいなら、

 今すぐできる)


ちょうどそのタイミングで、

前から自転車で帰ってきたお母さんと鉢合わせになった。


「お、リナ。ちょうど良かった」


「おかえり〜」


「これからスーパー行くけど、一緒に行く?」


(ナイスタイミング)


「行く。

 さつまいも買いたい」


「急に渋いリクエスト」


二人で笑いながら、

そのままスーパーへ向かう。


---


スーパーの野菜売り場。


「さつまいも、どれがいいかな〜」


かごを持ちながら、

山積みになっている中から一本選ぶ。


(細いのより、

 ちょっと太めのほうがおいしいらしいって

 前にネットで見た気がする)


手に持って、ずっしり感を確かめる。


「これ」


「いいね。

 今日はこれで焼き芋にしよっか」


その横で、

お母さんがブルーベリーのパックを取る。


「これ、この前安くなってたから買ってみたらさ、

 ヨーグルトに入れるとおいしかったよ」


「勝ち確やつじゃん」


「あと、ハチミツちょっと垂らすと優勝」


(優勝って言い方、

 お母さんから出てくると面白い)


カゴの中を見る。


・さつまいも

・ブルーベリー

・プレーンヨーグルト(たんぱく質高めのやつ)


(これで何回か“おやつ日記”更新できるな)


お菓子コーナーの前は、

今日はあえて通らない。


(今そっち見たら、

 多分余計な戦いが始まるから)


代わりに、

頭の中でざっくり計算する。


(このさつまいも一本とブルーベリー一パックで、

 コンビニスイーツ二個分くらいの値段か。

 でも回数で言ったら、

 おやつ三〜四回分にはなる)


(“一瞬でなくなる甘さ”より、

 “何回かに分けて自分の機嫌取れる甘さ”のほうが、

 今の私は嬉しいかも)


レジを済ませて、

エコバッグを肩にかける。


(今日の“将来の自分に怒られなさそうな買い物”、

 一応達成)


---


**夕方〜夜**


家に帰って、

制服から部屋着に着替える。


キッチンで、

さつまいもを軽く洗って水気を拭き、

アルミホイルで包む。


「お母さーん、

 トースター何分くらい?」


「その太さなら、

 20〜25分くらいかな。

 途中で一回ひっくり返してね」


「了解」


(こういうときだけテキパキ動けるの笑う)


トースターに入れて、

タイマーを回す。


(“焼き芋進行中”ってだけで、

 部屋の空気がちょっと幸せになるの何)


待っている間に、

英語の宿題を半分進める。


タイマーが「チン」と鳴って、

部屋中に甘い匂いが広がる。


(うわ、絶対もうおいしい)


ミトンをつけて、

さつまいもを取り出す。

アルミホイルを少し開けると、

湯気と一緒に甘い香りがぶわっと出てくる。


(やば)


お皿に乗せて、

端っこをちょっと割ってみる。


中はほくほくで、

ところどころ蜜っぽくなっている。


(見た目の時点で優勝なんだけど)


別の小さな器に、

ギリシャヨーグルトを入れる。

冷蔵庫からブルーベリーを乗せて、

ハチミツを小さじ一杯だけ垂らす。


(ハチミツ入れすぎると、

 ただの甘いものになっちゃうから、

 あくまで“ちょい足し”)


リビングに二つ持っていくと、

さくらがソファから身を乗り出してきた。


「なにそれ! 絶対おいしいやつじゃん」


「今日の“おやつ日記”用メニューです」


「名前つけて」


「“焼き芋と、

 ブルーベリーヨーグルトの、

 ちょっとだけごほうびプレート”」


「名前長い」


笑いながら、

さつまいもを一口。


(あっま……)


外はほくほく、

中はねっとりしていて、

自然な甘さが口に広がる。


(砂糖の甘さと違って、

 “ちゃんと時間かけて育ちました”って感じの甘さ)


ヨーグルトのほうも一口。


ひんやりしたヨーグルトの酸味と、

ブルーベリーのちょい甘い酸っぱさと、

ハチミツのやわらかい甘さが混ざる。


(こっちは、“ちゃんと自分の機嫌取ってます”って感じの味)


さくらが、

横からつまんで感想を言う。


「このヨーグルトのやつ、

 普通にカフェで出してほしい」


「さつまいもと組み合わせたら、

 普通にお腹も満足するしね」


(“お腹いっぱい”じゃなくて、

 “ちゃんと満たされた”って感じ)


心の中で、

さっき浮かんだ言葉をもう一度噛みしめる。


(やっぱり、

 “若く健康に生きられたほうがよくない?”って

 こういう瞬間のためにある気がする)


---


お風呂に入って、

ちゃんと湯船にほどほど浸かる。


体を拭いたあと、

保湿クリームを足と腕に塗る。


鏡の前で今日二回目の3秒自分チェック。


一、二、三。


(夕方になっても、

 肌の赤みそこまで悪化してない。

 目の下も「死んでます」ってほどじゃない)


「今日の“まあまあ好きポイント”は、

 “体育あったのに顔が生きてる”で」


ぼそっと言ってから、

部屋に戻る。


---


机の前に座って、

壁の紙を見る。


『元気デー:35分×3セット

 なんとかデー:30分×2〜3セット

 おやすみデー:日記+ストレッチだけ』


(今日は“元気多めなんとかデー”だから、

 30分×2セットコース)


一セット目は『二人の季節』。


さっきの焼き芋とヨーグルトのことを

そのまま書くのは照れるので、

すこし変えて登場させる。


> 「“これを食べたら、

>  明日の自分にちょっとだけ優しくなれそう”っていうものを、

>  今日は選びたい。」


>  そう言って、

>  彼女はスーパーの果物コーナーで立ち止まった。


(自分が主人公に言わせてるのか、

 主人公が私に言ってるのか、

 だんだん分かんなくなってくる)


二セット目は英語。


“若く健康に〜”のことを思い出しながら、

今日はこのフレーズにする。


ノートに書く。


『今日の英語:take care of myself

 → 「自分のことをちゃんと大事にする」。

   “I want to take care of myself, not punish myself.”

   → 「自分を罰するんじゃなくて、大事にしたい。」』


(ダイエットとかプールとか、

 全部“自分を罰するため”じゃなくて、

 “ちゃんと生きたいからやる”ほうに寄せたい)


タイマーが鳴ったので、

ペンを置いてベッドに移動する。


枕元に、ノートと付箋。


“今カード”のページを

少しだけ開いて、

ペンで一行付け足す。


『いま頑張れてること

 → おやつを“からだカード寄り”に選ぶ練習を始めた。』


(まだ二日目だけど、

 とりあえず書いてから頑張る方式)


新しい付箋に、

明日の自分へのメッセージを書く。


『明日のリナへ:

 “からだにいいもの食べた日は、それだけで合格でいい”ってこと、忘れないで。』


付箋を枕元の壁に貼る。


(将来のことも、

 テストも、

 全部大事だけど——)


(right now と take care of myself も、

 ちゃんとカウントしてあげたい)


目を閉じながら、

今日食べた焼き芋の甘さをもう一回思い出す。


“今日の自分カード”に、

あの甘さもちゃんと入っている気がして——


今日はこれで、よし。


## 後書き


**日記**


**20xx年6月16日(火曜日) 高校1年生 田中里奈**


今日は、

「“将来カード”じゃなくて、“からだカード寄りの選択”をちょっとだけした日」だった。


---


### 今日できたこと


1. **“コンビニおやつモード”の前に、一回正気に返るクセを言葉にできた。**

体育のあとにプールの話になったとき、

「お菓子コーナー見ると買いたくなるけど、

値段とカロリーと“今食べたらだるくなる未来”を一瞬で考えて、

“今日じゃなくてよくない?”って正気に返る」って話を、

友達にちゃんと説明できた。

“一生食べない”じゃなくて、

“今日は様子見る”くらいのグレーな言い方にできたのが、

自分らしくて良かったと思う。


2. **焼き芋+ブルーベリーヨーグルトの“おやつ日記第一号”が成功した。**

スーパーでさつまいもとブルーベリーと

たんぱく質高めのヨーグルトを買ってきて、

・さつまいも:洗って、アルミホイルで包んで、トースターで25分。

・ヨーグルト:ギリシャヨーグルトにブルーベリー乗せて、ハチミツ小さじ1。

っていう超シンプルレシピで“ごほうびプレート”を作った。

味は、

焼き芋 → 「時間かけて育った甘さ」

ヨーグルト → 「自分の機嫌をちゃんと取ってる味」

って感じだった。

これを日記にレシピ+感想で残せたのが、

ちょっとした“からだカード”の一歩目になった気がする。


3. **“若く健康に生きたほうがよくない?”って気持ちを、ちゃんと自分の言葉で口にできた。**

お昼休みのとき、

「プール前だしダイエットしなきゃ〜」って流れの中で、

「でもさ、今から無理して体調崩したら意味なくない?

若く健康に生きてたほうが良くない?」って言葉が

思ったより自然に出てきた。

友達も「それはそう」って言ってくれて、

“痩せなきゃ”一択じゃない空気を

ちょっとだけ混ぜられた気がする。


---


### 今日できなかったこと


1. **プールの話で、他の子との体型比較を完全には止められなかった。**

顔では「プールの前のそわそわ感も嫌いじゃない」とか言いつつ、

心のどこかでは

「あの子は脚細いな」「あの子のウエストきれいだな」って

こっそり比べていた。

“比べる自分”は、やっぱり一瞬では消えない。


2. **“今カード”の中身を家族とシェアするところまでいけなかった。**

夜ご飯のとき、

お父さんに「今のリナカードも見てみたい」と言われたけど、

結局「やだよ〜」で逃げた。

今日はせめて

「“英語の一行メモ続けてる”って書いた」くらいは

共有しても良かったかな、と思う。


3. **だらだらタイムにスマホを触る前の“ワンクッション”を入れられなかった。**

焼き芋が焼けるのを待ってる間、

宿題をしてた時間もあったけど、

一部は普通にショート動画をだらだら見てしまった。

「今なにしてるんだろ」って自己嫌悪になるほどではなかったけど、

“ストレッチしてから”とか

“白湯飲んでから”とかのワンクッションを挟めたら

もっと良かったかもしれない。


---


### 障害ハードルとその分析


1. **“細い=正義”みたいな空気の中で、自分だけ違う方向を見るのがまだ怖い。**

SNSにも、

「ウエスト細すぎでは?」みたいな写真がいっぱい流れてくるし、

プール前はどうしても“痩せなきゃ”が

空気のデフォルトになる。

その中で、

「若く健康に生きてたほうがよくない?」って

自分の感覚を信じ続けるのは、

まだちょっと勇気がいる。


2. **“コンビニの誘惑”を完全に断ち切るのは現実的じゃない。**

今日みたいにスーパーで買い物できる日はいいけど、

塾の帰りとか、

部活のあととか、

コンビニしか開いてない時間帯も絶対にある。

そのときに「一生買わない」は無理だから、

“正気に返るワンクッション”をどう作るかが課題。


3. **“からだカード”を真面目にやりすぎると、逆にしんどくなる危険。**

焼き芋やヨーグルトを“ご褒美”にしすぎると、

それすら義務みたいになってしまいそうで怖い。

「たまにポテチ食べて笑ってる自分」も

本当は嫌いじゃないから、

バランスを間違えると

“健康でいなきゃ”が新しいプレッシャーになりそう。


---


### 明日以降の具体的な対策(小さな実験)


#### 1. 「おやつ日記」に“レシピ+気持ちの変化”をセットで書く


* 今日の焼き芋+ブルーベリーヨーグルトみたいに、

食べたおやつを

・ざっくりレシピ

・味の感想

・食べたあとの気持ち

までセットでメモする。


→ 「おいしかった」で終わらせないで、

 「これ食べたあと、ちゃんと元気だったかどうか」も

 後から見返せるようにしておく。


#### 2. 平日は「おやつは家のものだけルール」をゆるく採用してみる


* とりあえず今週は、

平日の間だけ

「おやつは家にあるもの(果物・焼き芋・ヨーグルト系)から選ぶ」

ってルールを試す。


→ “一生コンビニ禁止”じゃなくて、

 “今週だけ”+“平日だけ”の小さい実験にする。


#### 3. “プール比較モード”に入ったら、「まあアリポイント」も一個セットにする


* 鏡を見て他の子と比べそうになったら、

自分の体の「まあアリポイント」を一箇所は探す。


例)

 「脚の形はあの子みたいじゃないな」→

 「でも最近、脚の肌のザラつき減ったな」とか。


→ 比較そのものをゼロにするのは無理だから、

 “比べ+自分の味方”のセットを習慣にしていく。


---


### 中期目標のメモ(継続)


① 理科・国語・英語を「土台科目」として、

 週のうち三日はどれか一つに必ず触れる。


② 進路や将来の話題が出たとき、

 「翻訳した一言」+「自分の本音一言」を返す。


今日は、


* ① → 英語で“take care of myself”をノートに書いた。

   『二人の季節』で“今カード”とからだの話を書き足したので、

   ことば成分もちゃんと補給できた。


* ② → 「“安定してるから”=“あなたが困らないようにと思ってる”」の翻訳を

   友達との進路トークのときに思い出せたし、

   プールやダイエットの話でも

   「若く健康に生きてたほうがよくない?」って

   自分の本音一言をちゃんと出せた。


---


### 繰り返しの意識


サバや鮭や鶏むね肉を食べて、

野菜と発酵食品をお皿に乗せて、

お風呂で湯船に浸かって、

保湿して、

日焼け止めを塗って、

3秒自分チェックで“まあアリポイント”を一個探して、

体調メモに「元気多めなんとかデー」って書いて、

本やエッセイから一行メモをもらって、

『二人の季節』の子たちにも

“今カード”と“からだカード寄りの選択”をこっそり渡して。


それから、

焼き芋とブルーベリーヨーグルトみたいな、

“自分を罰するんじゃなくて、大事にするおやつ”を

少しずつ増やしていく。


そういう積み重ねが、

将来カードの字にも、

プールサイドでの立ち方にも、

鏡の中の顔つきにも、

じわじわにじんでいくのかもしれない。


自己採点は、

“元気多めなんとかデー”。


(“体育でちょっと疲れつつも、

 焼き芋とヨーグルトでからだをごきげんにして、

 “若く健康に生きてたほうがよくない?”って

 自分にちゃんと言えた日”)


まだ、

水着のことを考えると他の子と比べてしまうし、

コンビニのお菓子コーナー前を通ったら

絶対フラッとする自信がある。


でも、


take care of myself, not punish myself.

(自分を罰するんじゃなくて、大事にしたい)


って今日ノートに書いた言葉を、

これからも何回も思い出せたら——


焼き芋とブルーベリーとはちみつヨーグルトの味を、

“今日の自分カード”にちゃんと残しながら、


今日はこれで、よし。


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