表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
リナの冒険ノート2  作者: リナ


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
22/93

リナ、新しい物語

**20xx年9月9日(月曜日) 高校1年生**

**朝**


2学期が始まって1週間。


日常のリズムに戻りつつある。


でも、心の奥で何かがうずいている。


「新しい話を書きたい」


朝食を食べながら、その想いが強くなる。


お母さんが「今度は何を書くの?」と聞いた。


「まだ決めてないけど、友情の話かな」


「リナらしいテーマね」


文化祭の成功で、自信がついた。


また挑戦したい。


今度は、どんな物語にしようか。


「いってきます」


頭の中で、アイデアが渦巻いている。


**午前**


学校で咲希ちゃんと会った。


「リナ、なんだか楽しそうだね」


「そう?」


「うん。文化祭の時と同じ顔してる」


鋭い観察力だった。


「実は、新しい脚本のこと考えてる」


「もう!?」


「アイデアが浮かんできて」


授業中も、頭の片隅で物語を考えていた。


主人公は高校1年生の女の子。


転校生で、なかなか友達ができない。


でも、一人の子との出会いで変わっていく。


「ベタかな?」


でも、ベタだからこそ、心に響くものがある。


等身大の想いを描きたい。


**昼**


お昼休み、図書室で物語の構想を練った。


ノートに、キャラクター設定を書き出す。


主人公:真面目で人見知り、でも心は優しい


親友役:明るくて積極的、でも実は寂しがり屋


対照的な二人が、だんだん分かり合っていく。


「これなら、書けそう」


プロット(あらすじ)も、頭の中でまとまってきた。


でも、まだ演劇部に提案するのは早い。


もう少し、一人で育ててみたい。


咲希ちゃんが図書室に来た。


「リナ、ここにいたんだ」


「構想練ってた」


「どんな話?」


概要を説明すると、咲希ちゃんが目を輝かせた。


「いいじゃない!」


「本当に?」


「うん。私たちみたいな友情の話でしょ?」


確かに、咲希ちゃんとの出会いがヒントにある。


**午後**


放課後、演劇部。


まだ新作のことは話さずに、日常の活動。


でも、山口先輩が声をかけてきた。


「田中さん、新しいアイデアある?」


「え?」


「なんとなく、そんな雰囲気が」


バレてた。


「まだ構想段階ですが...」


「聞かせて」


概要を話すと、先輩たちも興味を示してくれた。


「友情の話、いいですね」


「今度は、もっと身近なテーマで」


「でも、まだ書き始めてないんです」


「そうですか。でも、期待してます」


プレッシャーを感じた。


でも、悪いプレッシャーじゃない。


期待されているという、いいプレッシャー。


**夕方**


帰り道、咲希ちゃんと話した。


「リナ、もう次の脚本考えてるなんて」


「文化祭が終わったら、急に書きたくなった」


「創作の虫がついたのね」


そうかもしれない。


一度味わった感動は、忘れられない。


「でも、今度はもっといい話にしたい」


「前の話も、十分良かったよ」


「ありがとう。でも、成長したい」


駅で別れる時、咲希ちゃんが言った。


「私、リナの新作の一番最初の読者になりたい」


「もちろん。咲希ちゃんに読んでもらいたい」


嬉しい約束だった。


電車の中で、物語の最初の場面を考えた。


転校初日の教室。


緊張している主人公。


そこに現れる、明るい女の子。


「よろしくね」


その一言から、友情が始まる。


**夜**


家に帰って、すぐに机に向かった。


新しいノートを開いて、タイトルを書く。


「二人の季節」


友情が育まれる一年間の物語。


春の出会いから、冬の深い絆まで。


第一場から書き始めた。


でも、今回は焦らない。


じっくりと、丁寧に。


キャラクターの心情を、丁寧に描写する。


セリフも、自然に聞こえるように。


1時間ほど書いて、手を止めた。


「いい感じ」


文化祭の経験が、確実に活きている。


夕食の時、家族に新作のことを話した。


「今度は友情の話」


「またリナらしいテーマね」


お母さんが微笑んだ。


「頑張ってるな」


お父さんも応援してくれた。


部屋に戻って、今日書いた部分を読み返した。


まだ始まったばかり。


でも、手応えを感じる。


今度も、きっといい作品になる。


そんな確信があった。


「明日も、続きを書こう」


物語を紡ぐ喜び。


それを、改めて実感した夜だった。


## 後書き


**日記**


**20xx年9月9日(月曜日) 高校1年生 田中里奈**


新しい脚本を書き始めた。


タイトルは「二人の季節」


友情をテーマにした話。


転校生の女の子と、明るい女の子の出会いから始まる物語。


咲希ちゃんとの友情がヒントになっている。


今日、図書室で構想を練って、夜に書き始めた。


まだ第一場の途中だけど、手応えを感じる。


文化祭の経験が、確実に活きている。


キャラクターの心情描写、自然なセリフ。


前より成長できていると思う。


山口先輩たちも期待してくれている。


咲希ちゃんは「一番最初の読者になりたい」と言ってくれた。


今回は焦らず、じっくりと書きたい。


丁寧に、心を込めて。


読む人の心に届くような物語を。


まだ始まったばかりだけど、楽しくて仕方がない。


物語を紡ぐ喜び。


それを改めて実感している。


文化祭は終わったけど、これは新しい始まり。


創作者としての、次のステップ。


頑張ろう。


どんな時でも笑顔で。


今日も、創作の喜びで笑顔だった。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ