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リナの冒険ノート2  作者: リナ


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20/93

リナ、文化祭前夜

**20xx年8月26日(月曜日) 高校1年生**

**朝**


明日が文化祭。


ついに、この日がやってきた。


「信じられない」


朝食を食べながら、実感が湧かない。


5月に脚本を書き始めてから、もう3ヶ月以上。


長いようで、あっという間だった。


お母さんが「緊張してる?」と聞いた。


「うん。でも、楽しみの方が大きい」


本当だった。


不安より期待の方が強い。


「明日、見に行くのを楽しみにしてるわ」


家族が来てくれることも、力になる。


「頑張るね」


今日は最後の準備の日。


気を抜かずに、でも力みすぎずに。


**午前**


学校に着くと、文化祭の準備で校内が賑やか。


各クラス、各部活が最後の仕上げをしている。


「いよいよだね」


咲希ちゃんも、いつもより興奮気味。


「照明のリハーサル、完璧だった?」


「うん。もう準備万端」


頼もしい返事だった。


部室に入ると、先輩たちが最終チェックをしていた。


「田中さん、おはよう」


山口先輩の表情も、落ち着いている。


みんな、準備を終えた安堵感がある。


「今日は軽いリハーサルだけ」


川田先生が言った。


「本番に向けて、体調管理を優先しましょう」


ありがたい配慮だった。


最後の通し稽古。


でも、緊張感は適度。


みんな、余裕を持って臨んでいる。


**昼**


最後の通し稽古が終わった。


「完璧でした」


川田先生が満足そうに頷いた。


「みなさん、本当によく頑張りました」


拍手が起きた。


私も、心から拍手した。


みんなの努力が、形になった瞬間。


「明日が楽しみです」


佐藤先輩が言った。


「お客さんに、見てもらいたい」


私も同じ気持ちだった。


お昼は、演劇部のみんなで食べた。


「田中さんの脚本に出会えて良かった」


田中先輩が言ってくれた。


「私こそ、みなさんのおかげです」


本心だった。


一人では、絶対に作れなかった。


みんながいてこその作品。


「明日、頑張りましょうね」


「はい」


**午後**


午後は、各係の最終確認。


私は脚本家として、全体を見回る役割。


照明、音響、舞台装置。


すべてが完成されている。


「咲希ちゃんの照明、本当に素晴らしい」


「ありがとう。リナの脚本があったから」


お互いを褒め合った。


でも、それは社交辞令じゃない。


本当に、みんなが素晴らしい仕事をした。


最後に、明日のスケジュール確認。


「開演は午後2時です」


「集合は12時半」


「みなさん、遅刻しないように」


山口先輩の言葉に、みんなが頷く。


「それでは、今日はここまで」


「お疲れ様でした」


解散の時、なんだか寂しい気持ちになった。


長い準備期間が、終わったんだと実感。


**夕方**


咲希ちゃんと一緒に帰った。


「リナ、どんな気持ち?」


「不思議な気持ち」


「どんな?」


「終わってしまう寂しさと、始まる楽しみと」


「分かる」


二人とも、複雑な心境だった。


駅で別れる前に、咲希ちゃんが言った。


「リナと一緒に頑張れて良かった」


「私も。咲希ちゃんがいなかったら、ここまでこれなかった」


「明日、最高の舞台にしようね」


「うん」


約束した。


電車の中で、これまでのことを振り返った。


脚本の失敗、書き直し、疲労困憊、休息の大切さ。


たくさんのことを学んだ3ヶ月だった。


**夜**


家に帰ると、家族が待っていた。


「お疲れ様」


「明日、楽しみね」


「リナの脚本、どんなお話?」


太一が興味深そうに聞いた。


「高校生が進路に悩む話」


「僕にも分かるかな」


「大丈夫。分かりやすく書いたから」


家族との会話が、緊張をほぐしてくれる。


夕食の時、お父さんが「何時に見に行けばいい?」と聞いた。


「午後2時開演だから、1時半頃に来てください」


「分かった。楽しみにしてる」


夜、お風呂にゆっくり浸かった。


「明日は、きっと大丈夫」


そんな確信があった。


みんなで作り上げた作品。


自信を持って、お客さんに見てもらえる。


部屋に戻って、台本を最後に読み返した。


でも、もう暗記している。


「頑張ったな、私」


素直に、自分を褒めてあげたい気持ち。


明日は、きっと素晴らしい日になる。


そう信じて、早めに就寝した。


本番に向けて、体調万全で臨みたい。


「おやすみ」


明日への期待を込めて。



## 後書き


**日記**


**20xx年8月26日(月曜日) 高校1年生 田中里奈**


ついに明日が文化祭。


3ヶ月間の準備が、ついに実を結ぶ日。


今日は最後のリハーサルと最終確認だった。


みんなの準備は完璧。


川田先生も「完璧でした」と満足そうだった。


不安より期待の方が大きい。


お客さんに見てもらうのが楽しみ。


家族も楽しみにしてくれている。


この3ヶ月間、本当にいろいろなことがあった。


脚本の書き直し、疲労困憊、休息の大切さ。


チームワークの重要性も学んだ。


一人では絶対に作れなかった作品。


みんながいてこその舞台。


咲希ちゃんが「一緒に頑張れて良かった」と言ってくれた。


私も同じ気持ち。


友達がいて、家族がいて、先輩たちがいて。


たくさんの人に支えられて、ここまでこれた。


明日は、その感謝の気持ちも込めて頑張りたい。


最高の舞台にして、みんなに喜んでもらいたい。


どんな時でも笑顔で。


明日は、心から笑顔でいられそう。


楽しみで仕方がない。


頑張ろう、明日!


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