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仕合

 草原の中を五体の巨人に護られるように進む、魔導車の一団があった。

 ローセンダールの首都に最も近いジャミル砦に残されたこの魔装機甲兵《飛翼脚タラリア》は、《三叉槍トリアイナ》と同時期に配備された老朽機ゆえに遙か西の前線へ送られずに済んだ機体だ。

 だが、《三叉槍トリアイナ》が後方支援として火力を重視した設計であったのに比べ、この《飛翼脚タラリア》は軽快な機動力を持ち味とする魔装機甲兵であり、多少ガタがきて全力疾走は無理としても、その機動性はこの調査任務の護衛としてはまずまずの使用に耐えうるものとされていた。

 例え、ザミーンの魔装機甲兵が、再び瞬間移動の技術で奇襲するとしても、単体相手ならば数で圧倒できるとの判断もある。

 本来は首都の危機に駆けつけるべく、砦の工兵や魔道士が大急ぎで整備した機体なのだが、結局間に合わず、このような任務に駆り出された事に、搭乗者を始めとしてジャミル砦から派遣された面々としては内心忸怩たるものがあったようだ。

 もっとも、あの場に駆けつける事が可能であったところで、数でも性能でも上回るシルフィードの餌食になっていただろう事は明白であり、それがいっそう彼らの心情を複雑にしていた。

 だが、そんな彼らを忖度するなど、毛筋ほども思わぬ人々がいた。


「やはり、老朽機だな。歩みに遅滞は無いが、今ひとつ力強さに欠ける」


 魔導車の上で、周囲を護る機体を見ながら、ズケズケとそんな事を言ってのける魔導技術管理庁の長官だった。


「それに、魔導車と言う物も乗り心地は今ひとつだわい」

「ま、馬車に比べれば早いことは早いがな」


 長官に倣うように好き勝手な事を口にするのは、魔導技術管理庁の長老職と呼ばれる魔道士達だった。

 その魔導車を操っているジャミル砦勤めの従士は、表に出さぬようにしていたが、内心では怒鳴りつけるのを堪えていた。


(魔道士のくせに、馬車だの魔導車だのにちゃっかりと乗っていやがって。文句があるなら、それらしく法器でもって飛んで見せたらどうだ)


 魔導器や魔導機関の発達により、魔道士より僅かな魔力しか持たない常人の方が大きな魔力を操るようになって、いわゆる「魔法使い」の数は年々減ってきている。

 魔法の行使には魔力の大きさもそうだが、制御に割く集中力や技能が必要とされている。

 しかし、魔導技術の発達により、それらは魔導器が代替するようになってきて久しく、自身で魔力を操る技術は衰退する一方だ。

 九之池慎吾のいた世界で例えれば、コンピュータの発達によって、トータルで見たときの暗算や筆記の能力が衰えるようなものだろう。

 従って、近年では魔導士とは、生来の魔力が一定レベルより大きく、それ故に魔導の仕組みが理解できる人々と言う意味になってきつつある。

 もっとも、自身で研鑽を積み、魔法を駆使する魔導士も未だに残っており、例えば、宮廷魔導士の系譜は数少ない本物の「魔法使い」である。

 さすがに魔導技術管理庁の長老職以上の者ともなれば、単独で火球などの瞬間的な攻性魔法を行使する術は身につけているが、持続的かつ精密な制御を要する飛行魔法などを駆使するには、その技術の研鑽不足、ないしは衰えが目立ってきているのが現状だ。

 従って、そんな一団をはるか上空から見下ろす人物に気づかなかったのも、無理は無い話だった。


「いやいや、魔導士の質が落ちてきているのは、ザミーン(うち)だけでもなかったようじゃなぁ」


 法器や魔導器を使わず、自身の魔力制御だけで宙に浮いているのは、《クワボリガ》の艦橋で「分析官」と呼ばれていた魔導士だった。


「もっとも、ザミーンにしたところで、常人と運命を共にするしか無い未熟者ばかりであったわけじゃったが、ローセンダールも大差無いともなれば、これは魔導士と言う存在は遠からず滅びるのぉ。ま、儂にとってはどうでもいいことだが」


 口調は老人そのものだが、フードから覘く顔は意外に若々しい。

 正確には年齢不詳と言うべきであっただろうか。


「魔導士はともかく、魔装機甲兵が居るのは興味深い。随分前に現役を退いた老朽機のようだが、五機もあればそれなりの戦力にはなる。『あれ』と対峙した時、いかなる結果になるか。これは見ものじゃな」


 彼の眼は、足下の一団が向かう方向の、その遥か先から接近する人型をしたモノを捉えていた。



         ◇



 ミルヴァ宮殿の中を王家専属の侍女に案内されて、五人の娘が歩いていた。

 そのうちの二人、ヘレーネとソニアにとっては馴染みの場所でもあるので案内は不要であったが、とにかく、揃って事情を聴きたいと言う話だったので、他の三人と歩調を合わせている次第だった。

 ヘレーネは、その三人に興味津々と言った様子でソニアに耳打ちした。


「あの三人、どう思う。物珍しそうにはしているが、委縮しているようには見えないな」

「そうね。様式はともかく、この程度は見慣れてるって感じね」


 宮殿は王家、引いてはローセンダールの威厳を象徴する建築物であり、内装もそれなりに豪華に作られている。

 国柄のせいで、華美に走るものではないが、かなり高い天井を始めとして、実際よりも大きく空間を感じさせる設計は、見慣れない者にとっては圧倒されるに十分な雰囲気を持っている筈だった。

 だが、プラチナブロンドの娘や、その知り合い……と言うより、彼女の従者とも思える二人は、さほどのプレッシャーを感じていない様子だ。

 ちなみに、五人とも寝間着から宮殿内における略式の装いに着替えているのだが、この三人は更衣室の中で少し揉めたようだった。


「ひめさ……いえ、テレーゼ様、また、お付けにならないのですか」

「すまんな。どうにも窮屈な感じなのだ。いや、まずいと言うのは身に染みているのだが、今しばらくはこのままで」


 などどいう会話が衝立越しに聞こえて来た。

 ヘレーネの戦士としての眼は、その衣服のシルエットから、テレーゼと言う娘が、どうも下着をつけていない様子であると見てとっていた。

 もっとも、彼女の傍らを歩く友人も、その技能の事情から付けておらず、彼女の知るもう一人の人物も同様であった。


(あたしが言うのもなんだけど、最近の若い娘は慎みってのが無いのかねぇ。まぁ、あの方なんかは制約だからしょうがないけど)


 ヘレーネが常日頃に着用する際どいアーマーは『対価の装備』と呼ばれる魔装の一種だ。

 見た目通りに露出部分が多いので、防具としては意味が無いように見えるが、あれを身につけていれば敵の刃が届くよりも早く動ける。

 つまり、回避に特化した装備なのだ。

 男子より膂力が劣る彼女が、戦士としての道を進む時に選択したのが、敵を凌駕するスピードである。

 例え甲冑を両断する剛剣と言えども、そもそも当たらなくては威力を発揮しえない道理で、その選択は間違いではなかった筈だ。

 その代わりに肌を晒すと言う『対価』を支払う事になるわけで、微妙に悩んだのは事実であるが、現在は慣れてしまっている。

 魔紋によって魔法を行使する友人の存在も大きい。

 何しろ、この友人が最大級の魔法を放つ時は、全身の魔紋を露わにする必要がある。

 むろん、魔紋の輝きによって肝心な部分は見えないのだが、だからと言って若い娘が纏った衣装を脱ぎ捨てるのに抵抗を覚えない筈も無い。

 それでも、友人は威力を重視したトロンヘイム派を選択したのだ。

 ヘレーネも負けてはいられない。

 もっとも、トロンヘイム派の魔導士でいられるのも、『対価の装備』を身につけられるのも、若いうちだからこそできる事で、三十も半ばを過ぎれば魔紋の発動もできなくなるし、『対価の装備』もその力を発揮しなくなる。

 その時までには代わりの技能を得るか、あるいは、その役目を次の世代に譲る事になるだろう。


 そんなことを考えているうちに、目的の部屋に辿り着いたようである。

 フランチェスカ王女が、ささやかなお茶会を催す場所で、ソニアやヘレーネは何度も訪れた部屋だ。

 案内の侍女がノックと共に、五人の娘を連れて来た旨を告げると、中から応えがあった。



         ◇



 シンゴは憔悴しきっていた。


『いや、ですから、指一本触れていませんて。信じて下さいよ、刑事さん』

「刑事、とは何の事でしょう。おかしな話で誤魔化そうなどとは考えぬことですな」


 シンゴのノリに付き合える筈も無く、近衛騎士の長は素っ気なく言った。


「まぁ、五人とも純潔は守られているのは確かですが、だからと言って、それ以外は何をしても良いと言う事にはなりませんぞ」


 その言葉に、二人の将軍も大きく頷いた。


『いや、だって、見たんじゃなくて見せられ……いやいや、そうじゃなくてですね』


 ああいう恰好の娘と共にいた不埒者に対する父親の執拗な追及に、シンゴは音をあげそうな様子だった。

 さすがに、残念な人工知能も状況を把握しているのか、その翻訳機能はまともに働いているようだ。

 適切にして絶妙の言葉を選択し、シンゴの口パクに合わせて音声化する技能はアテレコを当てる吹き替えの声優さながらである。

 だが、唇の動きを読む術に長けた三人の武人は、シンゴのそれと、自分たちの耳にする声が微妙に一致しないのを感じ取っていた。


(つまり、この青年の話す言葉は本来のものでは無く、魔導の業か何かで翻訳されたもの、と言う事か)


 ラハトは心の中でそう呟き、厄介な話だと考えた。

 表情は豊かだし、その態度は率直にも見えるが、少なくともその声や物言いは、彼と言う人物を測るには当てにならないと言う事になる。

 じつのところ、王女に場所を提供してもらった上に、決して暇では無いラハトや二人の将軍が本題に入る前に、私事のような話で時間を費やしているのは、半分は本音もあるが、それだけの理由ではない。

 ローセンダール首脳の代表たる彼らは、このシンゴと名乗る青年が信頼に足る人物かを見極めようとしているところであった。

 むろん、彼の素性や、あの途方も無い機体にも興味はあり、実を言えば、色々と尋ねたい事、尋ねるべき事は山ほどある。

 だが、彼の言に信頼を置くことが出来ねば、それらの情報を引き出したところで全く無意味だ。

 これは、シンゴと言う青年に対する恩義、彼が取った行動に対する感謝の念とは別の問題である。

 俗に目を見れば、その人物が分かるなどと言うが、彼らはそこまで自惚れてはいない。

 剣の仕合いなどでは、目線でフェイントをかける駆け引きは日常茶飯事だ。

 そんな事情で、娘や宮廷魔道士には悪いが、彼女らの事を口実に、男として本音が出やすい話題でもって質問を重ねていたのである。

 それも、そろそろ潮時であっただろう。

 ラハトは、サイラス将軍やヴァルマー将軍に目を向けた。

 老将軍は少し考え込む感じではあったが、かすかにうなずいた。

 若い将軍は、それほど逡巡せずに、あっさりと首を縦に振った。

 つまり、彼ら二人は、シンゴと言う青年が見た目通りの、裏表の無い人物であると判断したようだった。

 ラハトも九分九厘、二人と同様の結論を出していた。

 だが、あと一つ、最後の後押しというか、決め手になる何かが欲しい。

 そう思っていると、扉をノックする音が聞こえた。


「失礼致します。ヘレーネ様達をお連れ申し上げました」


 ヘレーネやソニアを含む、保護された娘達が連れてこられたようだった。


「かまわん、入ってくれ」


 ラハトは即座に返答した。

 彼女らと対面した時のシンゴの反応が、自分が求める最後の後押しであってくれれば、と言う思いと共に。


 ヘレーネはシンゴを見かけると、「よっ」と言うふうに手を上げた。

 ソニアは軽く会釈をする。

 だが、それ以外の娘達の反応は違った。

 大人しそうな赤毛の娘はシンゴの変わった服装をきょとんとして見るだけであったし、冷ややかな印象のプラチナブロンドの娘は、残るもう一人の娘に何やら耳打ちしているようであった。


「たしかに、まさしく銀狐の……」


 耳打ちされた、金髪を短く刈り込んだ娘は、うろんな目つきでシンゴを見ている。

 赤毛の娘はどう見てもシンゴを見るのが初めてであるようだし、他の二人も面識がそれほどあるようには見えない。

 自分の娘と宮廷魔道士はさておいて、残りの三人と、この青年はどういう関係なのか。

 そう思ってシンゴを見ると、彼は目を丸くして、プラチナブロンドの娘を見ていた。


「あ、お前……」


 シンゴが思わず立ち上がり、その娘に向かって何事かを言いかけるのへ、短髪の娘が割り込むように前に出て、唐突に発言した。


「お主に手合わせを申し込む」



         ◇



「なんで、こうなるかなぁ」


 感触を確かめるように、手渡された木剣を軽く振りながら、シンゴはブツブツとぼやいていた。

 あの娘とは、人気の無い場所に下着姿……この世界の衣服をよく知らないので、多分、下着だろうと思えるきわどい格好で、どいうわけか行き倒れていたところを、同じく気を失っていたメイドっぽい服を着た赤毛の娘共々《ガリア・フット》に乗せてこの街まで運んでやったと言う、それだけの関係でしか無い。

 それが宮殿で再会した途端に、いきなり決闘を申し込んで来た。

 わけがわからないし、ぼやきたくもなる。

 どうも、牢屋で一戦交えた娘の知り合いのようだが、あの娘にしてからが、何故か自分を仇と狙っているような感じだ。

 この異世界で、彼を仇とするのは、あのザミーンと言う国の連中しか思いつかない。

 しかし、ザミーンはこの街に攻め込んだ、つまりは敵国の筈だ。


「敵国の人間が、この国の宮殿で、しかも雌犬……じゃなくて、ヘレーネやソニアと連れだって現れる道理があるはずも無いしなぁ」


 事情を知らない為、ひたすら首を傾げるシンゴだった。


 もっとも、事情を知らないのはローセンダールの人々も同じである。

 現在の経緯に一番詳しいのはテレーゼだけであろうが、彼女がわざわざ事情を開かす道理も無い。

 だが、短髪の娘……魔導器で男に姿を変え、武官を勤めていた彼女の侍従がシンゴに決闘を申し込んだ時、ローセンダールの近衛騎士の長は即座にそれを認め、二人の将軍も同意し、早速にあの部屋に面していた中庭に場所を移したのだった。


「考えてみれば、我々にはこれが一番手っ取り早い方法でしたな」

「うむ。太刀筋には使い手の性格が現れるものだ。装ったところで、装った事が分かるだけの話だからな。それに何者かは知らぬが、あの娘、足の運び方といい、物腰といい、かなりの使い手と見える。手加減する気もなさそうだし、仮初めの剣では身を危うくするだろう」

「確かに。あの青年の件が落ち着きましたら、次はあの娘達の素性ですな」


 ラハト団長とサイラス将軍はそのような会話を交わしていた。

 片や、ヴァルマー将軍とヘレーネの師弟は少し残念そうだった。


「骨が折れていなきゃ、俺が仕合うところなんだがなぁ」

「それはこっちの台詞ですよ。親父の目がなきゃ、あの女ぶん殴って気絶させてでも代わってやるのに」

「親父呼ばわりは、さすがに団長殿が気の毒だぞ。それに、あの娘をぶん殴るのはお前でも難しいかもしれん。ま、良い勝負になりそうだが。しかし、意外だな。お前があの男と仕合いたいとは」

「武人としての興味ってやつですよ。あたしの剣が速さを身上としているのはご存知でしょう。あいつは、その上をいくかもしれない」

「ほう? お前にそこまで言わせるとはたいしたもんだな。それほどすばしっこそうに見えないが」

「あいつ、サラマンダーの火球をあっさり躱しましたからね。それに、シルフィードの指揮官とも互角に打ち合ってましたし」


 それを聞くと、ヴァルマーは今までとは異なる鋭い眼差しでシンゴを見つめた。


「……ってことは、あいつを倒せば雪辱になる、か」


 己の剣の師匠が本気になった眼を見て、ヘレーネは余計な事を言ったかもしれない、と、少し後悔した。


 宮廷魔道士のソニアは万が一の事を考え、立ち会いを強く望んだフランチェスカ王女の傍らにいた。


「姫様、決して私の結界から出ないで下さいませ。折れた木剣が飛んでくるやもしれませぬゆえ」

「わかっているわ。でも、お兄ちゃん、やりにくそう」

「何ですか、そのお兄ちゃんと言うのは」


 呆れたように言うソニアに、王女は、その呼称の経緯を説明した。

 それを聞いて、黒髪の宮廷魔道士は考え込むようであった。


「ふむ。どうもあの方に合わぬ物言いですね。いえ、そのような嗜好はあるやもしれませんが、面と向かって口にできるような甲斐性があるとは……」


 なにやら、色々と見透かされているシンゴだった。


 そうこうしているうちに、仕事にひと区切りついたのか、宰相以下の文官達もやってきた。

 だんだん増えていくギャラリーに、シンゴは深いため息をついた。


「困ったなぁ。こんな大勢の前で、女の子とやり合うなんて。勝っても負けてもあんまり良いことなさそうだ」

『ユーザの現在の兵装選択には問題があると判断します。あまりに原始的かつ不合理です。遠隔操作による《ガリア・フット》の重機関砲なら、即座に相手を無力化可能と……』

「人間相手にあんなもん使ったら、無力化どころか原型も残らねぇよ。却下だ、却下」


 人工知能の物騒な、戦術と言う観点では妥当な提案を一蹴するシンゴだった。

 そして、恨みがましい視線で相手の娘を見る。

 略式のドレスから、動きやすい上着とズボンのような服装――ローセンダールにおける女性用の運動着に着替えた短髪の娘は、シンゴと同じ木剣を手に静かに佇んでおり、その知り合いらしい二人の娘は落ち着いた様子で他の人々とは離れた場所に立っている。

 頃合いは良し、と見たラハト団長が進み出てきた。


「双方とも、準備はよろしいか」

「いつでも」


 ラハトの言葉に、短髪の娘は淡々と応えた。

 ここに至っては、仕方が無い。

 今更やめましょうと言える雰囲気でも無くなってきた。

 シンゴも(半分、やけくそで)うなずいた。


「では……始め!」


 ろくにルールの説明も無く、近衛騎士の長による開始の宣告が、その中庭に響き渡った。

 そして、次の瞬間。

 大きな衝撃と共に、シンゴの身体は弾き飛ばされていた。

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