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第1話③:世の中様は剣と魔法の異世界で冒険者になりに来た!

私が恥ずかしさでまだ顔が赤い中、受験者は次の会場に移動する。

許さんぞ、ヴァル――なんとか。

覚えておけよ――私はお前の名前を覚えてないが。


「それじゃあ、次の試験場に移動している間に次の試験の説明をする」

すると、ガルドはポケットの中をあさりだした。

「あれ?どこにやったけ?」

めっちゃ紙が出てくる。

ポッケの中、どうなっとるねん。少しでも、整理しようよ。

見つけたらしく、カンペを読み始める。

「え〜……次の試験は実戦試験だ。ギルドロビーの依頼掲示板に初心者用の依頼を貼っておいた。その中から1つ選んで、その依頼をこなせば試験合格だ!」

カンペ無くてもいいと思うけど……

だが、異世界らしい試験!これはめっちゃいい!

「依頼の時には、必ず試験官の監視下ですること!何か不正をしてないか確かめるためだからな!」

現実的だな〜不正対策もしっかりとしておらっしゃる。


「同行する試験官は面接試験の試験官を同行させる!それでは着いたら、それぞ――」

「キャァァァァァァ!」

!?

「この悲鳴――異世界初のイベントか!」

「マスター。反応がおかしいですよ」

別にいいだろ!

この悲鳴、ギルドロビーの方か!



「おい!俺に近づくな!俺の要求を聞け!もし、聞かないのなら、こいつの命が無いと思え!」

「キャー!」

男性が女性にナイフを突きつけている。

誰が見ても、人質事件である。

女性は服装から見るに、受付嬢かな?

いいな〜私もこんなかわいい服で冒険をしたい。


「おい、待て!分かった!要求は聞く!だが、なぜこんな事をする!」

いい対応……?なのかは知らないが、ガルドが対応をする。

私は人生で何度か人質をとられる事があった。

しかしだ。本当の対応の仕方が分からない。

なぜって?簡単だよ。

反応できない速度で相手を倒し、人質を助けていたからだよ。

こんな脳筋戦法で、今まで切り抜けてたからな……


「妻と娘が行方不明になった……俺はお前ら冒険者、騎士団に頼んだはずだ!それなのに、成果も無いまま、一時的に中断するだと!ふざけるな!」

あぁ〜……現実的だな……

日本でも、警察の捜索には時効があるからな……


「それに、ここ最近、行方不明者が増加してるじゃないか!お前らは事件を解決する気あるのか!」

「そんなに、失踪してるん?」

「最近、この王国では国民の1.5割が原因不明の失踪をしているらしく」

リゼリアが小声で答える。

1.5割!?異常な値じゃないか!

「明らかに、人為的なものと思われますが、詳細は不明ですね」

異世界アニメでよくある盗賊とかかな?


「要求は失踪した人たちを見つけるまでの捜索だ!早くしないと、こいつの命はないぞ!」

私が解決してもいいけど……これは学習という意味でしばらく、見てみるとしよう。

――けして、見ている方が面白いと思ったわけではない。思ったわけじゃないぞ!



すると、ギルドの入口の扉が開く。

そちらの方を見ると、ご老人が。

白髪の老人。師範のような服装に、腰には一本の剣。

「ひっ!」

お?どうしたどうした?

ご老人を見た瞬間、男は弱々しい声を上げる。顔が青ざめていらっしゃるな。


「おぉ、剣鬼様!」

剣鬼は二つ名かな?二つ名がつけられるほど、有名な強者なのか?

確かに、バトル系のご老人キャラは強い者たちが多い。

どれどれ、ステータスを見せてもらおう!《鑑定》!


名前:ロウゲン・トウレン

種族:人間 性別:男 年齢:84歳 職業:剣豪

レベル:24,870

体力:87,463 攻撃:114,382 防御:68,417 敏捷:92,631 技量:263,908

魔力:874 気力:4872

状態:老衰

スキル:剣技MAX、剣王技MAX、剣神技6、武術MAX、真気術4、弓術3、身体強化魔法

装備:剣導衣、剣導靴、サポーター(腰)、鉄の剣


万単位のステータス――アニメとかで中々見たことない。

昔に慣れているから、びっくりはしないけど……現実的だな……

サポーターがどうも現役老人を出してるな……

だが、強いことには変わりがない。ロウゲンも私みたいに脳筋でも解決できる。

ただ、相手は国民。説得で解決させるのか?

「……。」

沈黙が続く中、私の期待は高まる。さぁ、どうやって解決する!


「ふむ……」

ロウゲンがようやく、口を開く。これは説得で――

「今日も平和じゃのぉ。さて、次のところでも、巡回するかのぉ」

おじいちゃーん!どこ行くねーん!

ズコォー!

これには私を含め、みんなが喜劇のように大げさに転ぶ。

リゼリアだけ、無表情で突っ立っている。場に合わせて欲しい。



「今ですね」

リゼリアはみんなが転んだ瞬間を逃さなかった。

転んだのは犯人も例外ではなかった。

リゼリアはすぐさま走り、犯人を拘束する。

ぐぇ!と男が苦しい声を出した。

「ギルドマスター様。犯人を捕らえましたので、後は頼みます」

「え?え?あぁ、え?ありがとう……」

そりゃ、困惑するわ。みんなまだ転んでる中で、渡されてもな……

なんなんだ?この解決方法……


みんなが立ち上がり、ギルド職員が男を連行する。

「待ってくれ!本当にみんな困っているんだ!中断しないでくれ!俺らを()()()()()!」

男は必死に叫ぶ。

「いや、そうしたいのは山々だ――」

ドゴォ!

扉が私の横をすごいスピードで横切る。

なんだなんだ!今度はなんなんだ!

「悪人共め……そいつを離すんだ……」

いや、おじいちゃーん!何を四天王!?


声を重くして、ガルドに剣を突き立てる。

「え?え?俺?け、剣鬼様!?」

本日2度目の困惑!ガルド君、今日大変だな!

()()()()()!と聞こえたから、来てみれば、人さらいをしようとしてるじゃないか……」

助けてくれ!に関して地獄耳!


「そやつを離さぬのなら……この剣がお主の肉体を貫くことになるぞ……」

「おい!さすがに止めるぞ!みんなで頑張って押さえて、説明をするぞ!」

その場にいた全員で止めに入るが、全員まとめて吹き飛ばされた。

なんとか事情を説明し終えた頃には、1時間が経過していた。

「そうだったのか……すまんのぉ。早とちりが過ぎたのぉ。捜索についてはわしから話してみるぞぃ」

とのことで、解決した。

受験者たちは最終受験前にボロボロになった。



そんなこともあったが、最終試験の依頼を決める。

掲示板を見てみる。

ゴブリン退治、キノコ採取などがある。

う〜ん……悩むな……どれにしようか……

「さっきの実技試験でいい成績を出していたな!お嬢ちゃん!さて、何の依頼を受けるつもりだ?」

そう言えば、面接試験の試験官が同行することになってたな。


しかし、どうしよう……悩むな……

「マスター。早くしていただけませんか?10分も掲示板とにらめっこしてますよ」

「いや……もうちょっと待ってくれる」

「無理です。10秒以内に決めないと、後でマスターのアニメグッズを目の前で1つずつ燃やしますよ」

「いや、鬼畜ゥ゙!イカレポンチ過ぎるだろ!」

「――2、3、4――」

ちゃんとカウントしてるぅ!


そうとなれば、最終手段!

最近、見た異世界系アニメの最初に受けた依頼にしよう!

私は1つの依頼を慌てて、引き剥がす。

少し破けてしまったが、問題はない程だ。

「これで!これでお願いしますゥ!」

「いや、俺じゃなくて、受付に渡してくれ」

「――9、10。タイムアップです。後でご覚悟を」

「いや、決めたでしょ!」

「受付に見せるまでが、判定内です」

「今のはノーカン!こんなの認めん!」

「面倒ですから、そもそもしませんよ」



世界番号:FA-1024 惑星イリスティア 初心の平原


さて、私はここの世界に来た最初の場所。新緑の森へと向かっている。

私が受けた依頼。「新緑の森で薬草採取をする」とのことで、向かっている。

「うーむ……おかしいな……」

「?おかしい?何が?」

「いや、昨日、妙に魔物が多かったんだが……遠くに魔物は見えるが、昨日みたいに襲って来ないんだよな……」

え?なんで?異世界に来てからまだ、戦闘もしてないけど。

この世界には、戦闘をしたくて来たんだぞ。戦闘させて下さい。戦闘を。


すると、前方の茂みが揺れる。

現れたのは、ゴブリンの群れ。数は十三。

「ゴブリンの群れか。多いな。まぁ、お嬢ちゃんの実力なら、心配はないが」

楽勝だな!しかしだ。ようやくだ……

ここの世界に来た時は、気絶されてしまい、戦闘にならなかった。

たが、ついに異世界戦闘だ!


そう考えていると、ゴブリンが私たちを囲む。

よしよし!さぁ、暴れ――ありゃ?なんか1匹少ないな。

気になり、周りを見渡す。

いた。陣形の遠くに1匹ポツリと。なんだ?どうしたのだろうか?

「ギ、ギギ……」

ガタガタ震え、こちらを指差す。

――お漏らしをしている。

おい、見たことあるぞ。この光景。

もしかしなくともだが――あの時のゴブリン!?


お前かよ!二度目のまさかの遭遇!

周囲のゴブリンたちも異変に気づいたのか、お漏らしゴブリンの方を見る。

「ギ、ギギ……!」

震えながらこちらを指差すゴブリン。

それを見た他のゴブリンたちは陣形を崩し、心配そうに駆け寄っていった。

倒しづらいな……また、戦闘を見お――

「お嬢ちゃん!なんか知らんがチャンスだ!いけ!」

アカーン!今、試験中だわ!


えぇ……倒しづらいけど、やるしかないのか……

すまない!弱肉強食の世界の摂理だと思ってくれ!

覚悟を決める。拳を強く握り、ゴブリンを捉える。

あら?ゴブリンたちの顔が青ざめている。

全員がゆっくりとこちらを見る。


「……。」

「「「……。」」」

何?この沈黙……

すると、次の瞬間。

「「「ギャアアアアア!!」」」

武器を放り投げながら逆方向へ走り出した。

「……お嬢ちゃん、何したんだ?」

「いや、何もしてませんが……」

多分だが、ゴブリンが意思疎通して、教えたな。

ふぅ……無駄な殺生をせずに済んだ気がする……

魔物相手にまさか、このセリフ言うことになるとは……



世界番号:FA-1024 惑星イリスティア 新緑の森


ゴブリンの件から30分。

戻って来ました!このバカ広い森に!

草が生い茂りまくりの森から、依頼の薬草を見つけるのは困難。

しかし、私は《鑑定》を使えるのだ!こんなもん、ちょちょいのちょいよ!

うーんと、「エルナ草」か。どれどれ……


名前:ボサ草

説明:ここの世界で一番多い雑草。


名前:シナ草

説明:しなっとしている雑草。


名前:グルームマッシュ

説明:低級の毒を持つ毒キノコ。


名前:星霊花(アストラブルーム)

説明:通常はボサ草に擬態している伝説素材。高位鑑定でしか見抜けない。一度も踏まれず、雲一つない満天の夜にのみ星のように咲く。上級回復やステータス上昇の素材となる。


名前:エルナ草

説明:低級の回復を持つ薬草。


名前:モフ草

説明:枕素材としてよく使われる雑草。


あった!エルナそ――って、なんか紛れてるぅ!

え?こんな身近に伝説素材あるの?びっくりだわ!

誰もまだ踏んでない……なら条件はきついが花を見れる可能性はある……

まだ取らないでおこう。


さて、エルナ草を取って――よし!

「採りました!これを提出すれば、いいんですよね?」

「あぁ、帰って提出すれば終わりだ」

ガルドがそう言って、帰る方向に――

まずーい!ガルド君、足元ォ!

星霊草がァァァァァ!

「危なーい!」

同時に、体が勝手に動いた。

「え?え?何?何!?」

ドガァァァァァ!

私は全力でガルドの巨体を突き飛ばす。

吹き飛ばされたガルドは、そのまま近くの岩へ頭から激突した。

「いや〜……危ねぇ〜……ここで花の開花条件を終わらせるところだった……」

「マスター。今はギルドマスターの命の方が危うかったですよ」



「お嬢ちゃん。本当に気を付けてくれよ。俺だったから、頭から血を流す程度で済んだが……お嬢ちゃんは火力が高いもんだから、簡単に他の命を危険に晒せるからな。手加減ってものを覚えような」

「はい……本当にすみませんでした……」

まじで悪かった。伝説の花を守るためとはいえ、手加減をしなかったな……

昔より、力の制御ができない分、考えて行動しないといけなくなってしまった。

う〜む……難しい体だ……


「まぁ、とりあえず、お嬢ちゃんは大きな問題は――あるが」

うん。としか言えねぇ……

「この感じだったら合格は確実だから、しんぱ――」

その時。

ドガァァァァァ!

その轟音とともに、私達に影ができ、周りの空気がひんやりする。


この現象は――ヴァルディスか。

見せたがるにしても、低級の魔物しかいないこの森で派手なことをするか?

いくらなんでもやりすぎでは……

「ヴァルディスだろうが、おかしいな。低級の魔物しかいないここの森で、ここまでする必要がないはずだ」

本当に、その通りだ。なんか、おかしいんだよな。

「やり過ぎ――はないよな……すまない、冒険者ギルドよりもあっちに向かうぞ!」

「分かりました!」

本当にそう思っているかって?思っているわけねぇだろ!

あいつのことだ。正直、放っておいてもええわ!

しかしだな。イベントの匂いがする……あいつに手柄を取られるわけにはいかねぇ!

今度はこっちが活躍して、あいつを見返してやるわ!



―ヴァルディス side―


ドガァァァァァ!

俺の放った上級魔法の《グレイシア・アイスベルグ》が炸裂した。

なんなんだ!この化け物は!

化け物が俺たちの試験官を一撃で倒した。

さすがに命の危険を察知し、本気で放った。

これで、さすがにやったと……

「ヴァルディス様!まだ、生きています!」

な……!馬鹿な……!

氷山の中から3体全員無事で出てくる。

傷を見ると、どんどん繋がっていた。高度な再生持ちか……

マジかよ……見る限り、ダメージはあまり意味を成してなかった。


ここまで、通じないのか……

俺は周りのメンバーを見る。恐怖して、戦闘に参加は出来そうになかった。

クソ!

「おい!お前らはここから逃げろ!そして、遠征を呼べ!その間、俺が時間を稼ぐ!」

「で、でも……」

「早くしろ!」

そう大声で言うと、他のメンバーは後ろに走る。


ああ言ったものの……正直、まずい。

少しでも間違えれば――そんな事を考える暇はない。

俺は初級魔法の《アイス》を大量に展開する。

「かかってこい!化け物共!」

そう叫び、氷槍を連射する。

ドガガガガガガガ!

被弾する。傷を負わせ、足元を凍らせて拘束する。

すぐに《グレイシア・アイスベルク》を展開しようとした時だった。

すると、化け物が足元の氷を壊し、向かってくる。

初級魔法と言えど、立ち直るのが速い!

避けられな――


「どっせいやァァァァァ!」

ドゴォ!

何かが化け物をものすごいスピードで吹き飛ばす。

尋常ではなかった。そう。この女が。



―アレイア side―


おぉ……めっちゃ吹き飛んだな。

見る限り、合計3体。複数の生物を縫い合わせたような異形。キメラだ。

しかも、このキメラは自然的に作られたものじゃないな。自然的にしては、混ぜ方が綺麗すぎる。

これは、誰かが意図的に作っているな……

いいね!私が想像してる異世界って感じになってきたわ!


「おい!お前!」

なんだ、クソガキ!黙って引っ込んでらぁ!

「どけ!俺がこいつらを倒すんだ!手を出すな!」

嫌だね。誰がお前の言うことを――いや……

「分かった。手は出さんよ」

「ふん!」



そうして、ヴァルディスは初級魔法の《アイス》の準備をする。

キメラは、ドラゴンの顔の方はブレスの体制に入り、狼みたいな奴は素早く前に出る。

氷槍を連射するが、狼のキメラが全て壊す。

狼野郎がヴァルディスにゴリラのような拳を挙げる。


「もらったりィ!」

私は走り出す。

まず、狼野郎だ。そのガラ空きの胴に蹴りを入れる。吹き飛び、木々が何本も折れる。

ドラゴンのキメラにわざと当てないようにした。

そして、ジャスト!ドラゴンのキメラがブレスの準備を完了させている。

ドラゴンに向かって走り出し、ドラゴンの顎に蹴りを入れる。

ブレスを吐こうとしていた口が閉じる。無理やり蹴り上げて、圧縮されたブレスが暴発する。


「よっしゃぁ!討ち取ったりィ!」

決まりに決まりまくりました!カッケェ、私!

「いやいや、待て待て!」

なんだね。ヴァルディス君。

「手を出すなと言ったはずだ!話が違うだろ!」

「ちゃんと守って、手は出してませ〜ん!出したのは、足で〜す!」

ヴァルディス君がめっちゃ悔しそうに睨んでくる。


「とりあえず、さっさと構えろ!次、来るぞ!」

「構える?どうして?」

「あいつら、再生を持って――」

言葉が止まる。ヴァルディス君よ。ようやく分かったか。

最初の奴とドラゴンは頭が吹き飛んでいた。

狼野郎も下半身がどこかに飛んだ。

さすがに再生の反応は止まっていた。



世界番号:FA-1024 惑星イリスティア ノイエ・ヴァレッタ王国城下町


リゼリアとガルドが追いついて来てから、冒険者ギルドに私たちは帰った。

どうやら、ヴァルディスが報告をするらしい。

嘘ついて、自分の手柄にしないか……?


とも思ったが……

「え!ヤバいだろ!一人で全部倒したの!?」

「すげぇ……どうやってこの量を倒したの!?」

「しかも、このキメラたち、固いぞ!よく大きなダメージ入れたな……」

おぉ!みんなが集まってくる!

ヴァルディスは虚実を言って、自身の手柄にするほど悪い奴ではないようだ。


しかし、だな……

私はヴァルディスの方を見て、薄い笑みを浮かべる。

「いや〜あれくらいなら、私だったら簡単にできますな〜」

ヴァルディスの顔が少し歪んだ。


「よし!合格を発表する!集合してくれ!」

お!これもいいタイミングじゃないか?

よし!私はヴァルディスの方へ向かう。

ヴァルディスは相当、嫌な目でこっちを見る。

「いや〜、さっきの氷魔法、見事でしたな」

私は余裕の笑みを浮かべて、こう言う。

「実技試験の時、私の魔法を派手だと言ってたけど、私からしたら君の方が派手すぎると思ったけどね〜」


とうとう激怒が顔に出る。

杖を私に向ける。

「ちょちょちょ、ストップ」

しかし、仲間に止められる。

「離せ!僕にはあいつを氷漬けにする義務がある!」

「彼女どころか、ここの冒険者ギルドが持たないって!」

いや〜いい気分だ!



こんな事がありながら、冒険者試験は無事、受験者全員が合格したのだった。

まず、本当にここまでお読みいただきありがとうございます!③で第1話が終わりました!

前の後書きの通り、また長くなってしまったのですが……第1話②が6046文字。この第1話③は――7198文字!文字数がバケモンすぎました……第1話の合計文字数が――18454文字!第1話がボリューミーすぎでした……そんな長い第1話をここまでお読みになるのは大変なことです。ここまでお読みいただいた方に感謝!

これからも、ご愛読お願いたします!

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