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〜Lucky〜  作者: 毒林檎
16/24

夢じゃなかった?

あの人はいつも通り、同じ場所に座って

そして、私はお茶を出す。




「ありがとうございます。」




いつもと同じ。





神崎葵は見向きもしない、この間はきゃるるん全開だったのに、どうしたんだろう…





社長と談笑。





ああ、あの人、ちゃんと笑えるんだ。

ちょっと安心した。






大丈夫だね、あんなに優しい笑顔ができるんだもの、、






何、心配してるんだろう、私。

私の心配をしなくちゃ…






あ、なんだろう、勝手に涙が…

思わず、給湯室に駆け込んだ。






すかさず、神崎葵がやってきた。





「椎葉さん…やっぱり、正木さんが好きなんだー」





神崎葵がクスクスと笑いながら言ってきた。





こんな時に!

嫌な子っ






「今どき、年下男もいーんじゃないですかぁ?今日の椎葉さん、ちょっぴりイケてるし、食事に誘ってみたら?」




「え…?神崎さん、正木さんが良かったんじゃないの?」





「まさか!ちょっと、気を揉ませたかっただけですよ!私が狙ってるのは…しゃ・ちょ・う♥」





う、うそーん!



ほんとに!?

ま、まじで!!






「あー、また面白い顔したー、もう、社長の男前さを知らないから!かなりの掘り出し物ですよ!私の男だから手、出さないでくださいね〜」






あ、あなたのパパにもなれる年なのよ、







そうなのよね…




生きてきた強さや、今まで見てきたもの全て、年が多い分だけある。






良いことも悪いことも全部含めて経験は宝よ…





当たって砕けたら…

もう、再生するのは難しいかもだけど、、

別にどうってことないわよ、

会社なんて、辞めちゃえばいい!

時代はフリーランスよ!




今は、AIもあるんだし…

どこかの国では、小さい子がAIに仕事をさせて起業した、とか言ってるくらいだし、

何とかなるわよ、





そうよ…頑張れ私!

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