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第10話:買い物にLet’s go

シリアスからコメディーに戻ります。笑えるかどうかはわからないけど。 そう言えば、愛想笑いや作り笑いを俺に惚れてるって思う勘違いやろう−っていますよね。俺も作り笑いとかしょっちゅうするから本当に笑ってるかどうかわかるんですよ



「ある晴れた昼下がり

子牛を連れていく

かわいい子牛売られていくよ

悲しそうな瞳で見ているよ

ドナドナド−ナド−ナ 子牛を乗せて

ドナドナド−ナド−ナ

荷馬車がゆ−く」

なぜか、俺はドナドナを歌っていた

憂鬱ゆううつになりたい時はこの歌を歌うとすぐなれるよ

って、だれが好き好んで憂鬱になりたいねん

一人でノリツッコミをしていた

端から見れば、かなり痛い人間である

もちろん、外ではなく、家でやってるいるので、大丈夫だと思っていたら、

「達也、何やってんの」

振り向くと、俺の妹がいた

「何もやってないよ

みゆちゃん」


「イヤイヤ、ドナドナ歌ってたでしょ

それにみゆちゃんやめてキモいから」

あはは、妹好きな皆さん

現実の妹なんてこんなもんです


「ってか、ノックしないで入るなって言ったでしょ?」


「何女の子みたいな事言ってんの?

キモいんだけど」

数十秒でキモい2回言われました

まぁ、いつもの事だけど


「馬鹿、男だって何やってるかわからないでしょ


「キモい

しかも、さっきからちょっとお姉言葉になってるのが余計にキモい」

う−ん、今日はキモいの回数が少ないな


「で、俺に何の用?」


「達也に電話

女の子から

達也って、キモいくせにモテるよね?」


「モテてはないよ

女の子って誰?」


「それぐらい自分で確かめろ

じゃあね」


「相変わらず口が悪いなぁ」

なんで、俺の周りには口の悪い奴しかいないのかなぁ

類は友を呼ぶって奴か?

じゃあ、俺も口が悪いのか


「ま、いいや」

そう思って、俺は居間に行って受話器をとった


「はい、達也ですけど」


「あ、達也?

私、私」


「俺は詐欺には引っかかりません」


「何言ってんの?」


「え?

私私詐欺じゃないの?」


「何それ?

それを言うなら、俺俺詐欺じゃない?」


「知らないの?

今や俺俺詐欺も進化してるんだよ

グループで警察や弁護士の真似をするんだよ

夫に電話しても、そのグループが電話しているから、繋がらないんだよ」


「何で夫なの?

別に孫とかでもいいじゃん」


「ツッコむとこそこ−?

って、いい加減疲れたからやめよう、小夜ちゃん」


「私ってわかってたんだ

それに達也から始めたんじゃん」


「うん、声でね

俺さ−、聞いた瞬間に飽きるんだよね−」


「それすごい最低じゃん」


「そんな事より、何の用?」


「うん、お姉ちゃんと私と買い物に行くから、達也も来い」


「なぜ命令形?

行くの決定なの?」


「当たり前だよ

だって、私チョコあげたじゃん

そのお返しだよ」


「ああ、そうか

って、俺チョコ貰ってねぇ−−−」


「まぁまぁ、細かい事は気にしない

細かい事気にしてると、女の子にモテないぞ?」


「別にモテなくてもいいけど

いいよ、別に

暇だから」


「じゃあ、1時に○○駅前の銀時計に集合ね」


「わかった、じゃあな」


電話を切った後に思ったんだが、なぜ小夜ちゃんは家の電話番号を知ってるんだ

亜紀にすら、携番もメルアドも教えてないのに

なぜ、教えてないかと言うと、家まであいつに侵略されたくないからだ

と言いながら、二人と買い物に行く俺って?

甘いのかなぁ


「達也、ご飯」

みゆちゃんが呼んでいる

今日は母親がばあちゃん家に行ったので、妹と二人だけだ

それに、妹は料理を作れない


「わかった、チャ−ハンでいいな」


「うん、いいよ」


さぁ、料理の開始です

ご飯は炊いてるあるので、鶏肉を食べやすい大きさに切る

卵を二個割って、ボウルの中で溶く

そして、卵をフライパンに入れる

すぐに、鶏肉とご飯を入れる

しばらく炒めたら、醤油と料理酒と塩・こしょうをまぜたのを、ご飯の上にかける

それでかきまぜて終わり


「いつも通りのまあまあの味ね」


「ありがとう」

みゆちゃんが俺を褒めるのは料理だけだ


昼飯を食べ終えて、服を着替えて、

「知らない人は家にいれちゃダメだよ」


「子供じゃないから、わかってるよ」

口の悪い妹でも、家族だ

心配なのは当たり前だ


「じゃあ、行ってきま−す」

そう行って、俺は家を出た

1時5分前

俺は銀時計前に着いた

ここは、わかりやすいので、友達やカップルの待ち合わせ場所になるから、人が多い

俺は見渡して見て

「まだあいつら来てないのかぁ」

20分ぐらい待ってようやく二人が来た


「待った−」

小夜ちゃんが聞いてきた


「うん、結構待ったよ」


「そこは、全然待ってないよって言うのが、常識だよ」


「どんな常識だよ

ドラマの見すぎじゃね」


「好きな子にはそう言う心遣いが必要ですよ」

亜紀が悟ったように言ってきた


「だって、二人とも好きじゃないから」

俺も結構平気でひどい事言うな


「もお−、照れちゃって

達也さんの気持ちはわかってますから」

全然わかってね−


「買い物って何買うの?

野菜とか買いに行くの?」


「何言ってんの?

女の子は買い物と言ったら、服を買いに行くだよ」

何で小夜ちゃんの頭の中では女の子の買い物=服を買いに行くになってんだろ?

もっと色々あると思うけど


「それは言いんだけど、どこの服屋に行くの?」


「服屋と言ったら、駅中にある○○○ですよ」


「あそこか

確かに品揃えは豊富だな

じゃあ、行くか」


「「お−」」

二人は掛け声を上げた

遠足気分なのか?


歩いて10分ぐらいで○○○に着いた


「わぁ−、ここやっぱ俺苦手だわ」

ここは今時の流行のファッションがたくさんあるので、10代と20前半が多い

こうゆう所はあんまり好きじゃない


「そんなん事じゃ、彼女なんてできないよ」


「このまんまでいいんですよ

そうしたら、私だけの物になりますから」


「俺は別に彼女は欲しくはないし、お前の物でもない」


「それより早く服探しましょう」


「お前はパスをだいたいスル−するな

サッカー選手に向いてないよ」


「なるつもりはないから大丈夫ですよ」

正論なので、反論はできなかった

「ねぇねぇ、早く服を見に行こう」

小夜ちゃん飽き飽きしてるようだった


「ごめんごめん

じゃあ、行こうか」


そう言って、中に入って行って服を見ていると、

小夜ちゃんは気に入ったのがあったようで、走って行って、服を取って戻ってきた

その服は胸がかなりあいていた

「小夜ちゃん、それは胸が大きい人が着るのであって、Aカップ

いたっ」

小夜ちゃんは真っ赤になって、殴ってきた


「Aじゃないもん

ぎりぎりBあるもん」


「そうだとしても、もっと他にあるんじゃないか

人にはそれぞれ似合う服があって、似合わない服を着ても意味がないよ」


「そっか−

わかった」

小夜ちゃんは肩を落としながら、戻しに行った


「達也さんは、これはどうですか?」


亜紀はワンピースっぽいのだった

俺はファッションに興味はないのでよくわからないが


「いいんじゃないか

亜紀によく似合ってるよ」

こいつは可愛いし、胸もけっこうあるから、何でも似合いそうだ


「えへへ、そうですか?

じゃあ、これは一着目ですね」


「そんな簡単に決めていいの?」

女の子はもっと服を決めるのに時間がかかると思ったんだけど


「好きな人がいいって言ってくれたのだから、いいんです」


「そうなんだ

それならいいんだけど」

どうしたんだ、俺

いつもなら好きとか言われても、あ、そうとしか思わないのに、今はちょっと嬉しいと思った

亜紀を好きになったら、苦労するのは目に見えてるぞ

俺よ、正気に戻れ


「どうしたんですか?

深刻そうな顔して」


「何でもないよ

それより、まだ服選ぶんだろ?

選んで来いよ」


「わかりました

じゃあ、ここで待ってて下さいね」


それから、亜紀と小夜ちゃんは8着ずつ持ってきて、その中の3、4着を買った

小夜ちゃんは似合わなさそうな大人っぽい服ばかり持ってきた

そんなに大人っぽくなりたいのか?

外見だけ大人になっても意味ないと思うぞ


「そう言えば、お母さん一人だけが働いてるんだったら、服買うお金あるの?」


「うん、父さんが慰謝料と養育費が送ってくれるから大丈夫だよ

でも、学校のお金を払うには足りないから働いてるんだ」


「そうなんだ−」

やっぱ慰謝料とか払うんだ

相場ってどのくらいなんだろう

でも、これを聞くとなんか金にがめついと思われるわから聞ないとこう


「私達もバイトしてるんですよ

自分の分は自分で働こうって事で」

「はぁ−、二人とも意外に母親思いなんだね」


「意外にって何よ

私は人に優しいよ」


「そうですよ

地球にも優しいですよ」


「ええ−、自分で優しいって言う奴に優しい奴はいないと思う。

それに地球に優しいは関係ないと思う」


「確かに自分で私は優しいって言うのって、なんか押し付けがましいですよね」


「そうだね

自分の評価を上げたいなら、人から言ってもらった方が上がるよ

逆もそうだけどね」

人から、それも大勢からあいつって嫌な奴なんだよって言われると、そいつは嫌な人じゃないのに嫌な奴だと思ってしまうんだよ

そう思わない人もいるけどね


「人間の心理をついてるね−

達也は

それなのにモテないのはなんでだろうね−」

小夜ちゃんはニヤニヤにしがら言った


「それとモテるのは関係ないと思うんだけど

だって、イケメンと不細工が同じ事やっても、女子は違う反応をすると思うぞ」


「確かにそうですよね

でも、山口先輩『モテるための心理学』って言うのを読んでましたよ」

太一〜〜〜

お前はどんだけモテたいんだよ

そんなに彼女が欲しいのか


「あいつはそんなの読んでも無駄だと思うぞ

それ以前に女の子とまともにしゃべれないからな」


「え、そうなの?

そいつダメじゃん」


「そっか、小夜ちゃんは太一の事知らないか

そうなんだよ

それにあいつは妹好きだからな

小夜ちゃん見たら嬉しがるだろうなぁ」


「え?

そいつすごいキモいんだけと」

小夜ちゃんはかなり引いたようだった


「そうね

それに山口先輩顔もパッとしませんしね」


「ダメダメじゃん」

やっぱりこの二人は鬼だ

当事者がいない所で、悪口は言うのはどうかと思うぞ

しかも、この二人にかかれば、どんな奴でもこけにされるな


そうしゃべりながら、歩いていると、亜紀の家に着いた


「じゃあ、俺はこれで帰っていい?」


「え−、もう帰るの?

まだいいじゃん」

小夜ちゃんは不満そうだった


「買い物に付き合うだけだったよね?」


「可愛い女の子二人ともっとしゃべりたくないんですか?」

亜紀は意外そうだった


「はは、もっとしゃべりたいけど、俺用事があるからさ」

嘘だ

本当は鬼二人から早く離れたいのだ


「それじゃあ、しょうがないですね」


「じゃあ、またね」


「ああ、またな」

そう言いながら亜紀の家を去った


歩いていて

「まぁ今日は亜紀と小夜ちゃんの違う一面が知れてよかったかな」

最初は口悪いし、性格きついし、嫌な奴だと思ってたけど、生い立ちや母思いなのを聞くと結構良い奴じゃんと思うようになってきた

まぁ、惚れてはないけどね


家に帰って

「みゆちゃん、ただいま」


「達也、ご飯」


「帰って来てそうそう、それ?

ただいまとかないの?」


「早くご飯作れ−」


「はいはいわかりましたよ」

俺つくづく妹に甘いよなぁ

友達にはよくシスコンって言われるんだよね


「みゆちゃんは何が食べたい?」


「キャビア1キロ」


「そんなのはないし、それに買うお金もないから」


「じゃあ、豚丼が食べたい」


「わかった、今から作るから待っててね」

豚丼は作るの簡単だから、よかった

ご飯は出かける前に時間予約してたから、ちゃんと炊けてるしな


「達也、みゆ達也の事大好きだから目玉焼きも作って」


「わかった」


「ふ、ちょろいもんだぜ」

聞こえちゃいましたよ

しょうがないなあ

嘘でも、みゆちゃんに好きって言われると嬉しいからなぁ

あ、妹に惚れてるわけではないよ

家族として嬉しいって事だよ

あ、そう言えば

「僕は妹に恋をする」って言う少女漫画あったよね?


そして、みゆちゃんと一緒に夕飯を食べて、風呂に入って、布団に入って一日が終わった


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