↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
35/78

第34話:悪魔的【エロさ】と水着の紐。★


 どうにもこうにもやりづらい。

 あれからもう三日が経とうとしているいるけれど奈那は以前のように私に絡んでこなくなってしまった。


 それを見て一番やきもきしているのが私でも奈那でもなくルキヤってあたりが終わってる。



「あの態度はキスして絵菜ちゃんの事を意識しちゃったから自分でどうしていいか分からなくて戸惑ってるんだよ尊い! 尊い!!」


「うるせぇなぁ……」


「でも奈那ちゃんと絵菜ちゃんがイチャイチャしてるのが見られないのは辛いよ……! このすれ違いムーブの時期っていうのはとっても大事な期間だって分ってるんだけどボクはもう見ててソワソワしちゃってダメ!」


「うるせぇって」


「だからここは絵菜ちゃんが動くべきところでしょ!? いつまでもこんな状態を続けるべきじゃないって分ってるよね!? これが長く続いたら自然と疎遠になっちゃう事だってあるんだよ!? ちゃんと危機感持ってよ!」



「あーもううっせぇうっせぇ!!」


 私の部屋で女物の服に着替えながらする会話がそれか? もう少し何かあるんじゃねぇの?



 ……でもルキヤの言う事にも一理あるんだよなぁ。


 だからと言って、いったい私にどうしろって言うんだ。


「ちょっと絵菜ちゃん聞いてるの!?」


 ルキヤが着替えてるから後ろ向いてたっていうのに、突然肩を掴まれて無理矢理振り向かされる。


「うわっ、何すんだ……って近い近い! 顔近いって!」


 まだメイクもしていないというのにこいつのこの艶っぽい目はなんなんだ反則だろぶん殴るぞ!?


「……ねぇ、本当にこのままでいいの?」


 上目遣いすんな! こいつ意外と力強いんだな……こんなんでもやっぱり男の子って事……?


「……聞いてる?」


「ひ、ひゃいっ!!」


 変な声出た恥ずかしい……!!


「わ、私だってこのままじゃいけない事くらい分かってるよ。何とかするから、だから……ちょっと、離れて……」


「何恥ずかしがってるのさ。女の子に迫られてる訳でもあるまいし」


 ちょっと何言ってるか分からないです。

 お前はそういう奴だったよ。知ってる。知ってた。はいはい。


「分かったから離れろっ! ……奈那の事は近いうちにどうにかする。だってホテルのプール行くって約束があるんだからな!」


「そう! その意気だよ♪ 期待してていいんだよね?」


「勿論。私はプールでのお前の水着に期待してるよ」


「……あぅ」


 あぅって何だよ可愛すぎか畜生。

 急に赤面して顔を両手で覆いやがって乙女か貴様は!


 こいつが水着を着て人前でプールにっていう展開はいろんな意味で美味しい。

 恥ずかしがってるのもきっと楽しいだろうし苦しんでくれればなおの事良し。

 それにきっと水着を着たところで可愛いのは変わらないんだろうなっていう期待感と諦めもある。


 私はいったい何に対して期待しているんだろう。


 いや、余計な事を考えちゃダメだ。とにかくそれもこれも今のままじゃ到底無理だし、何より私は奈那と楽しくプールへ行きたい!


「やっぱり……ボクも水着にならなきゃダメ?」


「当たり前だ。何の為に買ったと思ってやがる。なんなら今ここで試しに着てみるか?」


「え、やだよ!」


「お前さ、ぶっつけ本番で人前で着れるか? 無理だろう? だから練習はしておいた方がいいんだよ」


 ルキヤはしばらく無言で視線だけキョロキョロとあちこちに動かしてから、「そう、だね」と呟いた。勝った。


「よし、じゃあとりあえずまたあっち向いてるから着てみろよ」


「う、うん……笑わないでよ?」


 笑わねぇよ。てかどうせ笑いたくても笑えないクオリティになっちまうんだろ?


 思ったより時間がかかって、十分くらいした頃「で、できた」というか細い声が聞こえてくる。


「まったくいつまで待たせんぶほっ!!」


「笑わないでって言ったのに!!」


「待て、これは笑ったんじゃない! あまりに驚いてだな……」


 ルキヤは自分で背中の紐を縛る事が出来なかったのか、水着の上半身部分を胸元で押さえた状態だったのだ。


 こんなの私に死ねと言っているようなものである。


 えっっっっろ!!


 到底男には見えない。それどころかえろ過ぎる!


「ルキヤ、とりあえずこっち来て背中向け。私が縛ってやるから。あと少し詰め物もしよう。専用のパッドがあるから」


「普段からパッドを愛用してるの?」


「ぶっ殺すぞ」


「すぐ怒るんだから……カルシウム取ってる? 取ってないから小さいの?」


「ぶっ殺されたくなかったらさっさとこっちきて背中向けろ」


 私はルキヤの言葉にイライラした振りをしながらニヤケそうな顔を必死に堪えていた。


 この顔を見られたくないから早く背を向けてほしかったのになかなかあっち向いてくれないから辛かった……。


 私はルキヤの背中で紐を結びながら、早く落ち着け、と自分に言い聞かせていたのだが、背中越しに見える胸元あたりに目が行ってしまってもう正気ではいられなかった。


 そうか、男が女性の胸にチラチラ視線が行ってしまうのはこういう気持ちなのか。


 そりゃ仕方ねぇや。


 やっとの思いで紐を縛り、こちらに向き直らせると……。


「お前もう男なんかやめちまえよ……」


「絵菜ちゃんこそ早く奈那ちゃんと結婚しなよ」


 ああ言えばこう言う。




 ……この場合この表現で合ってるのか?



挿絵(By みてみん)



絵菜には早くこの状況を何とかしてもらいたいものです。

読者様はどのくらいルキヤの発言を受け入れて下さっているのでしょう?(笑)

こんな奴ですが今後も宜しくお願いしますw


応援してやんよ! という方は是非した方にある☆を★に変えて下さいませ♪

応援してやんよ

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
作者代表作 完結済み!
↓クリックで作品へ↓
sample
300万PV突破のTSファンタジー☆
全600話以上、130万字超え☆

ツギクルバナー cont_access.php?citi_cont_id=835350990&s
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。