短編小説

夏休みの宿題は終わりましたか。

　お婆ちゃんから、認知症の治療薬を取り上げた。このまま死んでくれればいい、……そう思った。

ごみは話さない。けれどごみには沢山のエピソードがある。それを妄想して一つの話にするのが、作家志望の僕の趣味だ。 さあ、妄想しよう。

『それ』が純粋であればあるほど、物語は残酷になる。 「いーけないんだ、いけないんだ。カーミサマに、言ってやろ」

職場にやってきた新人は、無口で無表情。誰からも相手にされない彼女には、とある秘密があった。

この国では、自殺を推奨しています。さあさあ皆さん、勇気を持って！ （※この小説は、自殺を推奨するものではありません）

君に作ってもらった雪だるま、それがぼくだ。

ゴミみたいな人間だったら、ゴミ捨て場がお似合いだ。

『くれぐれも、ご注意ください――』

あなたは、正しいですか？

こういうのもありかなって、そう思った。

電車に乗っている時、あなたはどこを見ていますか。変なものが見えたことはありませんか？

「この駅でこれから起こる出来事を、僕は知ってるんです」

そんなあなたに本日おすすめする商品は、こちら。

神社から姿を消した狛犬には、とある噂があった――

彼は何故、小説家になろうとしたのか。

とある日、とある人間は。

そのおじいさんは今日も、小説の中の女性に恋をしている。

冒険家のお父さんに、私は今日も手を振った。

コックリさん、コックリさん、おいでください。

あなたの命の価値、鑑定します。

長編小説として書こうとしていた物語ですが、詩（というか歌詞）のようにしてみました。内容は、タイトル通り。

ラブコメのような、そうでないような物語。

とある方からお題を頂き、三題噺というものに初めてチャレンジしてみました。お題は、あとがきに記載します。

いみぷめーなこの世の中で。

欠陥品のオルゴールと、彼と、私。

「いつになったら、――言ってくれるの？」

答えを教えてくれないか。

学生時代のノートを読み返していたら色々発見したので書いてみました。

姉はいつの間にか、自分のことを『僕』というようになっていた。

あくまでも私の話ですが。 （２０１６年５月２４日追記：作品ジャンルの再編成によって、この問題はなくなっています。ただし「純文学」という言葉が重い。そして「ヒューマンドラマ」が何気に難しい）

友人がそんなことを言っていたので、やってみた。

ゾンビだけどベジタリアン。さあ、どうする。

美しい庭に、矛盾している彼女。細かい描写は省いて書いていますので、そこら辺は想像しながら読んで頂けたらと思います。

私は薄い掛け布団にくるまって、身体を丸めていた。 まるで、かたつむりみたいに。

その猫は、とても寒い場所で生まれました。

彼女が落としたものは、

「失敗作」のクローン人間と、ひきこもりの少女の物語。連載小説「人を殺すために生まれたノラネコ」のスピンオフです。（短編小説としてお読みいただけます）

悲しいことを背負って死んだ人のお話。

よくある話だよ。きっと。

今朝、外でボーっとしていたら「朝から捕まり十七年」という言葉（話声）が聞こえてきました。 『何それなんの話！？』と思い聞き耳をたてましたが、どうも私の聞き間違いだったみたいです（何をどう聞き間違えたの//

どちらを選んでも、どちらかが後悔する。死ぬまで、永遠に。

彼に電話すらできない彼女の話。

ぶっ飛びたかっただけなんだ。

「今日も失敗。また明日」 （念のため残酷描写のタグをつけていますが、そういったものが苦手な方でもお読み頂ける内容かと思います）

彼女の世界には、白か黒しかなかった。

とある科学者と、殺人鬼として生まれたクローン人間のお話。

どうしてなのかな。教えてよ。 （※本作はフィクションです）

少し特殊な能力を持った男女の物語。

化け物の私と、人間の彼の物語。「誰かにとっては最高のハッピーエンド。誰かにとっては最悪のバッドエンド」 （※物語終盤で、いきなりの急展開、急降下があります。また、描写不足の部分もありますが、これ以上//

歪ないびつな物語。解釈は読者の方にお任せします。

ある日突然、「運命の赤い糸」が見えるようになった女の子のお話。

冷たい涙を流すロボットの話。

「あなたが死んだら、私が泣きます。それが、なみだ屋です」

俺は彼女の顔を知らない。名前も知らない。知ってるのはユーザ名と、小説と、メッセージでやり取りする彼女だけ。 それでも俺は、彼女のことを。

地下にある研究所で生まれた彼の仕事は、「兵器を作る事」でした。

彼氏が死んでから半年後、小学生の頃に埋めたタイムカプセルを掘りおこした。そこから出てきたものは…。

私はジャングルジムの上で歌った。毎日、毎日。

人殺しとして生きる、女の話。

私は走る。ゾンビも走る。

もう一人の自分に会ったら、死ぬ。それは本当の話。だけど、嘘。

私は子供のころから、「はないちもんめ」という遊びが嫌いだった。

「ねえねえ、遺書ごっこやろう！」彼女に言われて、俺はしぶしぶ書き始めた…。ジャスト８００文字。

神様、私たちを見ていますか。

抽象画を描く年上の彼氏とのお話。

抽象画ばかり描く彼と、指輪がほしい彼女のお話。

みんな、牙を持っている。

皆さんはこれ、やったことありますか？

男の子の、朝のお仕事。

皆さん、今日の遠足は楽しかったですか？天気予報では今日は大雨が降ると言っていたので、校長先生はとっても期待していました。

空を飛びたいと願うアヒルと、それを手伝おうとするオオカミの話。

そこは、さっきまで自分がプレイしていたゲームの世界だった。そして、俺は、

ある男の人の呟き。答えはないなう。５００文字。

ブラックコーヒーを飲もうかカフェオレを飲もうかで真剣に悩んでいる男の人のお話。

人の命は、平等か。答えは人それぞれです。

俺は、本音を言っただけだ。

「どうでもいいことを、教えてやろう」

俺が動いても動かなくても、どちらかが、死ぬ。

「はじめました、ご主人さまさま」 　俺の家に来たメイドロボは、へっぽこメイドロボだった。

ヒトカラに行って通された部屋には、女の子の幽霊がいました。

僕を可愛がってくれてたお婆ちゃんが死んだ。 「ふん！わしは長生きするんだからな！」 ネコの僕と、ヘンクツなお爺ちゃんが長生きしたい理由は。

もしかしたら、シンデレラは引きこもりだったんじゃないだろうか。魔法の解ける12時に城から逃げ出したのは、そして彼女の落とした靴が小さかったのは、もしかしたら。

私はずっと、そばにいてほしいから。

「これは、変な手紙です。これと同じ文章の手紙を３人に出さなかった場合、あなたには必ず変なことが起こります。」

妙な男に付きまとわれている彼女。俺が、守るから。

私の家にやってきた彼は、異世界の人でした。

知ってた？人はね、飛べないんだよ。

死ぬ前に、残しておく。

いじめが原因で、パジャマしか着なくなったヨルの話。 ※この作品は、読者様に『ハッピーエンド』『バッドエンド』『トゥルーエンド』をお選びいただけます。第一話『パジャマ姿のヨル』をご覧になった後、お好き//

彼女が彼女でなくなるのは、いつなのか。

実践するのはやめておきましょう。

異世界で散々苦しい目に遭い、ようやく自宅に帰って来たら、夫が不倫していました。

とある患者の記録より。

とある人間のTwitterより。

――彼女の部屋に、色とりどりの花が飾られていることを私は知っている。 『おとぎ話は未来をくれない』のサイドストーリーです。本編未読の方はまず分からない内容かつ盛大なネタバレ要素がありますのでご注意く//

冬に羽化したその蝉は、夜の十時に十秒だけ鳴く。

私は間違えていますか？　あなたは正しいですか。

あなたは、好かれたいですか？

おきのどくですが　あなたのじんせいは

この文章は作品ではなく、手紙のようなものだ。

男女で、幼馴染で、仲がいいからといって、「そう」なるとは限らない。

アレの時の、アレの角度について。

「切り傷ができました」 　正確に言うのなら「切り傷を作りました」であることを、僕は重々知っていた。

あなたは本当に、鍵をしめましたか？

それは、責任も罪悪も感じさせない、お祭り騒ぎの悪意。

彼女のブログがなんだか独特だったんだが。

欲しかったもの、渡したかったもの。

【あなたが母親の手料理を食べられる回数は、残り3647回です】 　十歳の誕生日、視界の下にそんなメッセージが見えるようになった。 ※一迅社様の新レーベル「メゾン文庫」より書籍化いたしました。 　//

川辺に棲む妖【ホタル飛ばし】の、淡い物語。

「素敵な夢を見たの。あなたがここから消えちゃう夢」 　私の姉は変わっている。 　その最たる例は、青空の下でも開かれる、透明のビニール傘だろう。

『――あなた。そんなに死にたいなら、わたしの保存食にならない？』