星麗石職人（フィヴェル・ディーナ）の恋結晶

『星麗石職人（フィヴェル・ディーナ）』……。
それは、精霊の宿る原石と『対話』し、自身が考案した『デザイン画』を用いて、
至高の一品を創り上げる者達の事を指し示す。
今ではもう、異世界フェルクローリアの民には稀な力となっている、
『精霊をその瞳に映す力』を宿す資質の持ち主……。
その可能性を秘めた者が次代の流れと共に激減し、
『星麗石職人（フィヴェル・ディーナ）』の立場を担う者達は、
日々、後継者不足に悩んでいた。

しかし、異世界フェルクローリアの地に舞い降りてきた一人の女性……。
地球から、義弟と祖母、そして愛犬の二頭と共に異世界への引っ越しをしてきた、
桃咲　柚乃（２２）の出現により、
『星麗石職人（フィヴェル・ディーナ）』にも、
そして、『星麗石（フィヴェル）』と呼ばれる原石に宿る精霊やこの世界にも……希望の光が差し始める。

『星麗石職人（フィヴェル・ディーナ）見習い』として歩み出した柚乃の人生は、
やがて、色々な物を巻き込んで（巻き込まれて？）大嵐を引き起こす事になるのだが……、
基本的には可愛い精霊さん達や綺麗な『星麗石（フィヴェル）』と、
義弟の仲間である面倒なイケメンさん達との恋愛も絡んで、慌ただしく日々は過ぎ去っていく。

柚乃
「な、何はともあれ……可愛い精霊さん達と一生懸命頑張るわ！！」

そんな、一生懸命で意外に神経の図太い柚乃の、『星麗石（フィヴェル）・ストーリー』。

※基本的に、一話2000～3000ほどの文字数で進めます。ご了承ください。