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姫勇者ラーニャ  作者: 松宮星
嵐の前の平穏な日々
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ケルベゾールドってMだと思う! 十二歳の秋!

 この話は『女勇者セレス』の続編です。


 しかし、幾通りかある未来のうちの一つ……セレスがジライを大事な人に選んでいたらの話です。


『女勇者セレス』の『旅のはじまり * カルヴェル *』

『女勇者セレス――千人斬り事始め編』のジライ編

『女勇者セレス――ジライ十八番勝負』の十五番勝負セレス

『姫勇者ラーニャ』の流れです。


(『女勇者セレス――千人斬り事始め編』と『女勇者セレス――ジライ十八番勝負』はムーンライトノベルズ作品です。すみません)


『女勇者セレス』の『終わらない伝説』は、セレスが別の選択をしていた場合の未来なので、無かった事になっています。ご了承ください。

(2013年2月6日 前書き 改稿)

 大魔王ケルベゾールドって、Mなんじゃないかしら。



 神の光に満ちた世界を乗っ取り、世界を闇に満たそうとしているとか……

 今世を滅ぼし、人を根絶やしにして、魔の世界を創ろうとしているとか……



 お題目なんじゃない?



 本気だったら、勇者に十三回も負けるはずない。

 魔界の王の大魔王なんだもの。

 神様と同じくらい強い大魔王が連敗なんて、ありえない。



 この世界に十三回も召喚され、十三回も勇者に討ち取られてるなんて……

 勇者に殺されたくって、殺されてたくって、しょうがないのよ。



 つまり、あれね。

 片思い。

 勇者に会いたい一心で今世に現われて、Mだから勇者に殺してもらってるのよ。



 完璧な答えでしょ? と、思って答えたのに、家庭教師のリオネルが、やれやれって感じに首を左右に振った。

「ご冗談がお上手ですねえ、ラーニャ様」

 冗談じゃないんだけどなあ。この答え、気にくわないのね。

 あ、そっか、わかった。

 お相手は『勇者』じゃないんだ、人間なんて何十年かで死んじゃうものね。十三人の勇者はぜぇ〜んぶ違う人間だけど、持ってる武器はずっと一緒。

 大魔王の片思いの相手は、ずばり『勇者の剣』! 愛する『勇者の剣』に殺されたいのよ、ドMの大魔王は!

 リオネルは、フーッと溜息をついた。

「……ラーニャ様、魔族学、もう一度、最初からやり直されます? 家庭教師となってからはや半年……何度も繰り返しお教えしてきましたが……」

「魔族学ぐらい、バッチリ覚えてるわよ。あなたに教わる前から、習ってたもの」

「では、質問します。魔族は今世にどうやって現われます?」

「この世に存在する何かに憑依して現われる」

「正解です。では宿主からどのような影響を魔族は被るでしょうか? 木に憑依した場合で説明してください」

「木と同じ性質となるわ。魔族が魔法障壁も張れないクズレベルだったりすると、倒すのは簡単よ。火が弱点になるから、燃やしちゃえばいいんだもん。すぐ殺せるわ」

「正確には、『炎で簡単に宿主を憑依不可能状態の炭レベルまで破壊できる』です」

「同じことじゃない」

「では、次の質問です。宿主が憑依不可能状態となったら、中身の魔族はどうなります?」

「魔界に戻る」

「何故?」

「何故って……宿主が死んじゃったから」

「そうです。魔族は宿主と縁を結ぶ事によって、今世に現われます。その縁を失えば、今世に存在できず、魔界に強制送還されるのです。今世に出現する魔族にとって、宿主のもたらす影響は多大なのです」

「知ってるわよ」

「ご存じならば」

 リオネルが鼻眼鏡をかけ直しながら、ジロリと睨んでくる。

「おふざけになるのはやめてください。魔界では絶大な力を誇るケルベゾールドも、今世に出現する場合、宿主の能力に合わせて能力が制限され、その上、宿主の思考パターンに基づく行動をとってしまうのです。魔界では神に匹敵する力を有するケルベゾールドも今世では、そうではない。だから、手を抜いてわざと勇者様に負けているわけではないのです。わかりますね?」

「それって、つまり、憑代がバカでカスで無能なら、大魔王もバカでカスで無能になるってわけよね?」

「そうですね」

「わかったわ。さっきの質問の答え! 何で勇者が大魔王に十三回も勝ってこられたのか! 今まで大魔王の憑代となってきた十三人が馬鹿でどーしようもなく弱っちかったからなんだわ!」

 リオネルはにっこりと笑みを浮かべ、右手に握る長い木の定規でバチ――――――ンッ! と、テーブルをぶっ叩いた。

「先程の『大魔王がMだから』だなんて、ふざけた答えよりはマシですが……歴代十三人の大魔王はそれは、もう、凄まじく強かったって……お教えしてきたはずですけれど? 大魔王の憑代が『馬鹿で弱っちかった』だなんて……ご先祖様の偉業を地に堕としめる発言です」

 あ……リオネル、かなり本気で怒ってる。

 勇者一族の家庭教師となる学者一族(これも、またこれですごい歴史よね)の出で、私のいとこの現勇者のグスタフ兄さまの教育係を務めたことを自慢にしている職務に忠実な超マジメ人間で、学問一筋できちゃったもんだから三十過ぎなのに独身……まあ、この手のタイプって、頭かたいわよね。

「答えをお教えします、決してお忘れなきよう、しっかり暗記してください」

 バンバン! と、リオネルが木の定規でテーブルを鳴らす。あ〜あ、そんな事してると、又、折るわよ。今月だけで五本も折ってるくせに……

「歴代十三人の勇者様達が高潔な魂をもって『勇者の剣』と心を通わせ合い、剣より無限の力を借りたから……正解はこれです!」

 リオネルが荒い鼻息で私を見る。

「わかったわ、勇者が『勇者の剣』と心を通わせ合ったから、勝ててこれたのね」

 そう答えなきゃ、このくそマジメな学者が延々と講義してくるのはわかりきってたから、とりあえず、そう答えておいた。

『勇者の剣』ねえ……

 不死身の大魔王を葬れる唯一の武器。

 正しくは、大魔王が憑依した事によって不死身となってしまった憑代に唯一ダメージを与えられる武器。

 しゃべる事こそできないけれど、剣には思考力があり、たいへん気難しい性格をしているそうだ。自分を所持するにふさわしくない者が触れると、怒って雷を落してくるような。

 信仰心に篤い初代勇者ラグヴェイ様がエウロペ神より賜ったその両手剣は、ラグヴェイ様の血筋の者しか振るえない。

 剣は、十三代目勇者であった私のお母様から、お母様のお姉様の子供、いとこのグスタフ兄さまに渡っている。

 十三年前、お母様は、『勇者』の資格を捨てる事によってケルベゾールドを葬った。しかし、剣は不浄となったお母様の手を拒み、持とうとすると大岩のような重量となって床にめりこんでしまったのだそうだ。

 それで、八年以上もの間、『勇者の剣』の振るい手が実はこの世にいなかったのだけれども……五年前、グスタフ兄さまがその剣技をもって、剣に持ち手として認められたので、『勇者の剣』は正式にお母様からグスタフ兄さまに譲られていた。

「ラーニャ様は先代勇者様であらせられるセレス様のご長女、たいへん貴いお方です。グスタフ様しかエウロペの侯爵家にラグヴェイ様直系の剣士がおられない現在……考えたくない事ですが、もしも……です、もしも、グスタフ様の身に何かがあった時には、セレス様の血をひかれる唯一の子供となっているラーニャ様が『勇者』となって、この地上を救わねばならないのです! どうぞ、『勇者の剣』に認められるような、高潔な人物とおなりください! 正義を愛し悪を憎む、心清らかな人物に!」

『道徳』の教科書を左手に、リオネルがまっすぐに私を見つめてくる。

 この離宮でのリオネルとの授業も、もう半年。

 座学でも魔族関連の知識とか『勇者の歴史』とかならまだいいんだけど、倫理や道徳の授業は勘弁してほしい。ぜんぜん、おもしろく無いんだもの。

 私なんて、勇者のスペアなんだし、そんな本格的に教えてくれなくてもいいのに……

 しかし……

『お母様の血を引く唯一の子供』……ねえ。

 面倒くさいことになっちゃったなあ、もう……

 エウロペのおじい様もいろいろ心配して、このマジメ馬鹿を私の家庭教師として派遣してくださったんだろうけど……

 もしもの時に、私が『勇者』やんなくたって別にいいのに……

 ああ、だけど、世間的には内緒だしなあ……難しいところよねえ。

『もしも』の時がこないように、グスタフ兄さまがずっと健康で元気な『今世の勇者』でおられるように、毎日、神様にお願いしておこう。

 それでもって、早く跡継ぎつくってくれないかしら。グスタフ兄さまが子作りで成果をあげてくれないと、私、いつまでも勇者のスペアなのよね。

『勇者の剣』は非処女が嫌いらしいから、結婚する事もできない。

 まあ、お嫁になんか行きたくないから、それはそれでも構わないんだけど……

 でも、やっぱり、乙女としては……

「ラーニャ様はお母上様そっくりで、生まれながらにして高貴なる女人じゃ。きさまが心配せずとも、この世にお二人ほど高潔な存在はない」

 あ……うるさいのが来た……

 肩越しに顔だけ振り返ると、思った通り背後をとるように、覆面に黒装束の忍者がたたずんでいた。覆面から、にっこりと微笑む目を見せながら。忍者の体術で、扉を使わずに現われたのだ。

「ラーニャ様! おひさしぶりにございます!」

 抱きつこうとしてきたので、ふりむきざまに右のエルボーをいれてやった。

 ぐっ! と、うめいて、身を二つに折り、忍者が床に沈む。

「お久しぶりにございます、ジライ様」

 リオネルが慌てて椅子から立ち上がり、私の背後にうずくまる忍者に頭を下げる。王宮でどれほど重要な役に就いていようが、忍者は賎業。上下関係などの礼節にも厳しいリオネルが、本来、頭を下げるべき相手ではないのだけれど……

 勇者一族と関わりの深いリオネルは知っているのだ。十二代目勇者の従者として勇者と共に大魔王を倒したこの忍者……今は王宮付き忍者軍団の忍者頭なんかをしているこの男が、お母様にとってどういう相手で、私とどういう関係にあるのかを……

「ラーニャ様は冷たい……ペリシャとの国境でのいさかいを鎮め、ラーニャ様にお会いしたい一心で急いで戻って参りましたのに……」

 床に蹲る忍者。もう、うっとーしいなあ。

「嘘ばっかり。お母様にお会いしたい一心でしょ」

「確かに、いつもはセレス様とラーニャ様のお二人にお会いしたい一心で仕事を片付けております。が、しかし! 今日は、ほんにラーニャ様のお顔をはよう見たくて必死に戻ってきたのにございますよ!」

 拗ねたように言って、忍者が床から私を見上げる。

 黒の瞳は、ただ、ひたすら、まっすぐに、私を熱っぽく見つめている。

 ああああ、もう! べたべたべたべた、暑っ苦しいんだから!

「勉強の邪魔よ、どっか行っちゃって!」

 私の言葉に、リオネルが青ざめる。よくわかんないけど、リオネルはジライが苦手らしい。『あの方は、残忍苛烈な白き狂い獅子と東国で鳴らした一流の忍です。不用意な発言は控えられるべきです』と、前、言ってたから、多分、来てすぐの頃にでも『不用意な発言』をしてジライにお仕置きされたのだろう。ジライがMなのはお母様と私に対してだけとは知らずに、尊大にふるまうかなんかしたんじゃないかなあ。

「ほほう、お勉強にございますか」

 ジライがリオネルをチラリと見る。

 ギン! と、睨むように。

 リオネルの手から、ポロッと定規が落ちた。

「……三十分、休憩としましょう、ラーニャ様。根をつめすぎては集中力に欠け、暗記できるものもできなくなりましょうから」

 根性ないなあ、もう。

 そっかぁ、リオネル、暴力に弱いのかぁ、て気づいた時には、鬼教師ぶりがひどくなったらぶん殴って黙らせてやろうかと思ったんだけど、その手は使えない。

 お母様がにっこり笑って言ったのだ。

『ラーニャ、あなたが召使や民をいじめたら、お母様が愛を込めてお仕置きしてあげますからね』と。

 でも、ジライなんてドSで、しょっちゅう部下をいじめて無理やり言う事聞かせてるじゃないって、反論したんだけど……

『いいのよ、ジライは忍者だから、人道に則った行動をとらなくても。人心掌握に必要なら、暴力をふるったって構わない職業よ。それに、肉体の限界を心得てるから、やり過ぎて部下を再起不能にするなんて馬鹿な真似はしないしね』

 ずるい! じゃ、お母様はどうなの? 人徳あふれるもと女勇者で売ってるくせに、しょっちゅうみんなに鞭ふるってるじゃないって、反論も……

『私のは愛を込めたプレイだからいいの。あなたのはわがまま娘の暴力だからダメ。その違いがわかるまで、他人に暴力を振るうのは一切、禁止ですからね』

 て、わけのわからない精神論みたいので話を打ち切られてしまった。

 私だって、愛と暴力の違いぐらいわかるのに〜〜〜〜

 リオネルが部屋から出て行くと、ジライが覆面を外した。親しい人間の前では、ジライは素顔となる。白髪、白い肌。せんてんせいはくひしょー(先天性白皮症)って病気で、生まれつき、白髪で肌が白いのだ。

 病気持ちのくせに、ジライの素顔は美形らしい。十人の侍女が十人ともそう言うから、そうなのだろう。でも、世間で言うところの『美』なんて私にはわかんないし、どーでもいい。満面の笑顔で迫られるのは、うっとーしいだけだ。

「で? 何で私に会いたかったの?」

 予想はついていたが、あえて聞いてみた。絶対、あの事を言いにきたのだ、ジライは。

 ジライは片膝をついてかしこまりながら、首にかけていた風呂敷を外し、それを両手に捧げるように持って私に差し出してきた。

「ラーニャ様にこれをお届けしたく……」

「なに、それ?」

「祝いの品にございます」

 やっぱり……

 ツーンとそっぽを向いてやった。

「いらない」

「そんな、ラーニャ様!」

 ジライが泣きそうな顔になる。

「遠き地でアーメットよりラーニャ様のお話を伺い、このジライ、はようお祝いをしたい一心で、敵陣に切り込み敵の頭の首級をあげてまいりましたのに……バレぬようにしかも迅速にやる為に、私めは、まず左翼に陣取る敵諜報部隊の」

 むぅ……苦労話をさせると、こいつ、長いのよね。具体的な暗殺方法まで語ってくるから。それは、それで、うっとーしい。

「わかった! 見るだけは見てあげる! よこしなさい!」

「は! かたじけのうございます、ラーニャ様!」

 受け取った風呂敷はそれなりに重量があった。テーブルの上に置いて、風呂敷を広げて中身を見てみる。笹の皮の包みが入ってた。その中には、黒いお豆の混じった、ちょっと黒っぽいような薄いピンクのご飯がどっさり入っていた。黒ゴマがまぶしてある。

「なに、これ?」

「赤飯にございます」

 ジライが嬉しそうに私を見上げる。

「十一日前に、おなごとなられた由、まっこと、おめでとうございます! 東国では娘が初潮を迎えた事を、この赤飯をもって家族で祝う習慣がございます。ラーニャ様が子供を生める大人の女性となられたかと思うと、このジライ、少々、寂しゅうございますが、心よりラーニャ様のご成人をお祝いしたく自ら赤飯を炊いてまいりました」

「………」

 とりあえず、笹の皮を閉じて、紐を結び直して……

「しっかし! これで、ラーニャ様も第二成長期に! あああああ、お胸がふくらみ、お尻が豊かとなり、おなごの大事なところに茂みが生まれ……そう遠くない未来に、ラーニャ様もナイスバディのプリンプリンの女王様に……」

 よし! 風呂敷も結べた!

 赤飯入りの風呂敷は、ジライの顔面めがけて投げつけてやった。



 ほぉぉぉんと、嫌になるぐらいデリカシーが無いんだから!

 ジライなんか、大嫌い!



『食べ物を粗末にしてはいけません』と、お母様からきつ〜〜〜く言われているから、中身が汚れないようにちゃんと風呂敷に包んであげたわ、感謝しなさい。その変なご飯は、あんたが一人で食べるのよと言って、背中を向けてやった。

 ジライ、鼻血出してたみたいだけど、私の知ったこっちゃないわ!



「あら、あら、やっぱり、ラーニャの所に直行してたのね。まったく、もう、親バカなんだから」

 お母様だ。ニコニコ笑って扉の前に立っていらっしゃる。

「ジライ……一応、あなた、私の部下なのですから、王宮に戻ったら、まずは報告に来てくださいよ」

 お父様だ! 今日はもうお仕事、終えられたのかしら?

 あら? ウシャス様やガジュルシン達まで……

 勢ぞろいだわ。



 ジライが二十日ぶりに王宮に戻ったんで、これから家族団らんの時間になだれ込みそう。

 まあ、それぐらいの役には立ってくれなきゃね、変態忍者も。





 私はラーニャ。

 勇者のスペアとして日々学問にいそしむ、ラジャラ王朝第一王女。

 インディラ国王ともと女勇者との間に生まれた、たいへん高貴な王女……と、いう事になってるけれど、私の本当の父親はデリカシーのかけらもない変態忍者だ。

 それは、後宮の公然の秘密だった。

 母親はもと女勇者セレス、本当の父親は忍者ジライ、戸籍上の父親はもと僧侶のあの方……

 何でこうなってしまったのかは、次回『ずいぶん前の話! まだ赤ちゃんなの!』で。

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