アイコン三国志 人物名鑑 19(一〇七~一一〇)
魏の御意見番。長年にわたり貢献してきた彼の諫言は、皇帝の曹叡といえども無下にできなかった。
筆者曰く――
魏のじいや。歯が数本しか残っていないためフガフガしゃべるが、なんだか可愛くなった。
彼が馬鈞の水力エレベーターに反対するのは、馬鈞の発明品を「そんなもの造れるはずがない」と批判したことと、曹叡の宮殿増築に諫言したこと、2つの逸話を組み合わせている。
いずれもっと登場を早め出番を増やすかも。
遼東の大勢力。燕王を自称し魏から独立したが、あっという間に司馬懿に討伐され殺された。
筆者曰く――
ワ●ミ。セリフは「ワ●ミ 名言集」で検索しアレンジした。
精神論でどうにかなるのは遼東の支配だけで、魏帝国を前にワ●ミ理論で立ち向かうのは無謀。
したたかだった父や祖父の下でぬくぬくと育ち、部下をこき使うことしか覚えなかった報いだろう。
公孫淵の叔父。独立に際し公孫淵は邪魔な彼を幽閉した。
反乱が鎮圧されると、これまで魏に貢献してきたため一族で彼だけが許された。
筆者曰く――
お人好しの叔父さん。本編ではカットしたがイ●ポで子孫を残せないから許されたという背景がある。
一族を失い、遼東の若者を根こそぎ殺され、夜の楽しみも奪われた彼はとことんかわいそうである。
魏の猛将。数々の戦で手柄を立てたが、友人が謀叛の罪で殺されると、自分の立場も危ういと思い文欽とともに反乱した。
だが文欽との連携に難があるところを突かれ、あっけなく反乱は鎮圧され、自身も討たれた。
筆者曰く――
エコーの利いた声でしゃべるたびに司馬懿をビビらせる。
金棒を振るい群がる敵を蹴散らす様はまさに鬼。しかし典型的な猪武者で、策略には片っ端から引っ掛かる。
使われてなんぼの彼が自ら兵を率いて反乱しても、あっさり鎮圧されたのは当然の結果である。
夏侯淵の子。一族の夏侯玄が謀叛に失敗し殺されると、劉禅の妻(星彩)の母が従姉にあたる縁を頼り蜀に亡命した。
姜維とともに魏と戦うが、数年後に没した。「演義」では戦死が描かれる。
筆者曰く――
父譲りの射撃の腕とせっかちさを誇る。
マイペースな姜維や感激屋の廖化、暗黒アモスの張翼と絡める蜀のほうが個性が輝きそう。
公孫淵の配下たち。魏と戦う無謀さを諌めため殺された。
筆者曰く――
彼らのおかげでワ●ミ名言集を色々使えて楽しかった。
公孫淵の子。父とともに殺された。
筆者曰く――
無能な三代目の子。四代目になる前に殺された。
再三言うがいてもいなくても全く問題ない彼が存在するのがアイコン三国志の面目躍如である。
公孫淵の将。司馬懿の討伐軍に敗れた。
筆者曰く――
「演義」では夏侯覇に殺されたためそれに準じた。
遼東を代表する名将(笑)の彼が秒殺されるあたり、いかに無謀な反乱だったかよくわかる。
公孫淵の将。司馬懿の討伐軍に敗れた。
筆者曰く――
「正史」では衛演が受けた司馬懿の説教を代わりに受けた。
本作の司馬懿はそんな気の利いたことを言えないので孫資に代わりに言ってもらった。
その後、消息不明になるのは「演義」も「正史」も同様である。
曹真の子。曹叡が死去にあたり後事を託した一人。
政敵の司馬懿を政治的に抹殺し専横を振るったが、隙をつかれてクーデターを起こされ一網打尽に。
降伏すれば身分は保証するという甘言につられてあっさり降るも当然のごとく殺された。
筆者曰く――
彼のパートはほぼ史実に即した。
そのため無能っぷりが存分に発揮されており、なぜあの聡明な曹叡が後事を託したのか理由不明だが、それは「正史」でも「演義」でも同様であり、身内に意外と弱いのは曹操からの伝統な気もする。
呉の佞臣。孫権の寵愛をかさに着て重臣を片っ端から獄に下し、国を大混乱させた。
陸遜と潘濬が鎮圧に乗り出すとようやく孫権は目を覚まし彼を処刑させた。
しかし彼を抜擢した孫権に重臣は不信感を抱き、呉の斜陽が始まるのだった。
筆者曰く――
ポッポ。セリフが全てポッポの名言集からで、その気になればまだまだいくらでもセリフが作れるあたりやはりポッポはすげえなという思いを新たにした。
顧雍が取り調べを担当したのは史実通りだが、このポッポから聴取できる顧雍はすごすぎる。
魏の臣。智囊(知恵袋)のあだ名で知られる策謀家で、曹爽を補佐した。
曹爽一派が司馬懿に捕らえられると揃って処刑された。
筆者曰く――
智囊というかおばあちゃんの知恵袋感覚で独自のアドバイスを送る。その内容がきわめてありきたりなのは、「正史」を見る限りあまり有能に思えないからである。
曹爽が甘言に乗って降伏しようとした時に反対したり「この牛どもが」と罵ったのも「正史」から。
イマイチ曹爽のイマイチ軍師という役どころだろう。
関羽の娘。父譲りの武勇で女だてらに活躍したが、彼氏と出会うとあっさり引退というよくわからない説話が残っている。
筆者曰く――
絵師ははじめ「青龍偃月刀を体全体で振り回す幼女」と言っていたが蓋を開けたらオバハンが出てきた。なぜだ。
関索がドモンになったため必然的にシュバルツ役に。花鬘はアレンビーなのか。格闘キャラなのは合っている。
彼女の覆面姿と、デビル蚩尤を誰かが描いてくれればアイコン三国志外伝・機動武闘伝G花関索が書けるが、別に描かなくていい。
陳羣の子。文官の父とは逆に武官として名を馳せ、人格者でも知られる。
筆者曰く――
普段は飄々としており、隙あらば昼寝するが、内には仁義と熱い心を秘めている。
しかし外にそれらを発揮するときにもやはり飄々としているので、外面からはわかりづらい。
ザ・文官な父から彼のようなザ・武人が生まれたのは不思議である。
魏の名将。吃音のハンデを乗り越え蜀征伐の立役者となった。
しかし鍾会の陰謀に巻き込まれて命を落とした。
地図を作るのが趣味で、任地や戦場の地図を役立てたという。
筆者曰く――
ラッパーという概念がまだ存在しなかったため吃音と誤解されている。出世に苦労するのは結果的に同じである。
セリフ一つ書くのもめんどくさくなったが、彼がラッパーなのはかなり前から決まっていたのでしかたない。
筆者はラップに造詣が深くないので拙いリリックで申し訳ないと思っている。
蜀の将。姜維が敗れ孤立無援となり魏に降った。
筆者曰く――
ブルース・リー。名言を登場と同時に放った時点でお役御免のようなもの。
魏将としてもう数回の出番はあるだろうか。
蜀の将で傅彤の子。父と同じく国に殉じ、司馬炎に敵ながらあっぱれと讃えられた。
「演義」では姜維の秘蔵っ子として鉄扇で戦う特徴が付けられた。
筆者曰く――
「演義」と同じく鉄扇を武器にしたため必然的に美しく戦うオネエになった。何人目だ。
使いやすいのでこれから出番は多々あるだろう。
羌族の戦士。姜維に従い魏と戦うも戦死した。
筆者曰く――
ビッグバン・ベイダー。セリフはベイダーの名セリフから。
他に言うべきことはない。
羌族の戦士。姜維に従い魏と戦うも敗北し蜀に亡命した。
筆者曰く――
ボクサー。亡命したためまだまだ出番はあるだろう。
今後どうなるのか全く予定はないが。
羌族の戦士。姜維に従い魏と戦うも戦死した。
筆者曰く――
エメリヤーエンコ・ヒョードル。
他に言うべきことはない。